家族の幸せ

昨日は私にとっては本当に充実した大好きな場所をはしごした休日でした。

近所のレストランに友人が団体で来る、他にも団体予約が入っているみたいと聞いて、夫婦お二人で(私の奄美での恩人)切り盛りされているから、お手伝いに行った。夫婦の人柄ゆえ、あの場所には気持ちの良い方たちが集い、行く度に素敵な方と知り合えるので、手伝いというのは口実で、本当はいつも行きたい。友人が連れてきたメンバーがまた素敵な方たちで、つながれてうれしかった。大した事は出来ないけど、配膳手伝いやお皿洗いなどでご夫婦を少し助けられた気もして、自己満足。

午後は嘉徳浜へ。ここは特別な場所。自然豊かな奄美でも唯一護岸のない集落で、見渡す限り人工物がない。分厚い浜に生き物のような川が行く度に形をかえて存在している。瀬戸内町は、ここに護岸を作ろうとしている。反対、賛成、色んな人の意見が渦巻き、悲しい状況になっているけど、シンプルにこの場所は守りたい、残したい、未来のこどもたちに見せたい、と思う場所。カメちゃんはだしになって砂浜で飛んだり跳ねたり。 ハスちゃんもはだしになって砂浜を歩く。友達と遊びたかった―なんてブーブー文句いいながら連れてきたけど、やっぱり圧倒的な自然の中に解き放つと子どもも大人も癒され、楽しいんだ。

嘉徳を後にして、草ラボで週1伺っている節子へ。鹿児島大学の教授で自然遊びの達人と共に遊んだ。芝生に寝転んで、音を聞き、雲を見て、木に登って。しばらくしたら子供たちはバラけて思い思いに楽しみ始める。私が子どもに求める”あそび”だった。現代の子どもは遊ぶのが下手。遊びの達人先生や大学生たちのナビゲーション、どう遊ぶかの見本を見せると、子供たちはそれをマネする。こういうのいいなぁ、と感じた。奄美には素晴らしい自然があるけれど、自然で遊び楽しんでいる人が少ないんだぁ。

家にかえり、スーパーで買ってきたお寿司とエビフライを食べる時、ハスちゃんが「あぁ、やっぱり家族でこうやってごはん食べてるときが一番幸せだぁ、ずっとこの時間が続けばいいのに」と言った。いろいろ楽しいことしたけど、家族団らんが一番幸せ、と思ってくれるハスちゃん。どんぐり式子育てで得られる最大のメリットだと感じる。

ごちそうさま、と勢いよく立ち上がって一歩踏み出したカメちゃんが、「あ、何か嫌な予感がする。。。」と足を上げる。お寿司とエビフライを買い物袋から出して、卵を出し忘れ、カメちゃんの椅子のすぐ横に置いていた私。卵を踏んづけられて、2つ割れてしまった。ハスちゃんにも、そこに置いておくのがちょっとねぇ、と言われながらもふくれっ面の私。そんな私に「嫌な予感あたったねぇ」と笑うカメちゃん。

幸せだ。