ハスちゃんが6年生になって、8時半に登校している。普通の家庭からしたら毎日遅刻かい!という状況だけど、昨年度、9時半だったり、10時半だったり、11時半だったり、休んだり、だったから、私にとっては、めっちゃ早い登校!すごい!という感じ。担任不在で、学校がぐちゃぐちゃしている、そこがいいのかも。面白いね。
ハスちゃんが仲良くしているお友達が不登校の子で、給食だけ食べにくる日がある。その子はいつも髪に色のついた髪留めをしている。それを見て、ある女の子Mちゃんが「色がついてる髪留めしたらダメなんだよ!」と言った。周りの子に、ねぇ、ダメだよね?と言ったけれども、いいんだよ、と同意を得られずキレてたみたい。ハスちゃんが「私が仲良くしている子達にね、「Sちゃんが学校来ない事、色がついてる髪留めつけてること、それはSちゃんがきめることだから、いいんだよ」って話してるからね、教えこんでるから、みんなダメだって言わなかったんだよ」と。
頼もしい。そうそう、多様性を学ぼうみんなで。いろんな子がいる、それでいい。学校はそう言いながら、そうなってない。そこが変だもんね。
「でもMちゃんが色がついてる髪留めは学校でしてはいけないっていうのは、現時点では正しいよね、Mちゃんは学校の先生や親にそう言われているから、Sちゃんにもそういっただけ。そのルールが必要かどうかは別にして、今は存在しているからねぇ。Mちゃんも自由に好きな髪留めつけたいと思って、Sちゃんずるい!という気持ちになるんだよね。そんなルールない方がいいけどね。」と話して、
せっかく6年生、最上級生になったんだから、学級会?児童会とか機会があれば、不要なルールをなくしたい、って提案してみたら?とハスちゃんに言ったら、目を輝かせて急にメモし始めた。
好きな色の髪留めをつけないと学校に来れない子がいるとしたら、学校では黒か茶のゴムや髪留めしか使ってはいけないというルールは、その子が学校にくる権利を奪うことになる。そんなルールはいらない。先生に、黒や茶のゴムでないといけない理由を問うてみて、納得できる答が返ってこなかったらそのルールは必要ないということよ、と焚きつけてみた。笑
そもそも学校が好きではないハスちゃん、いつ完全不登校になるかと様子をうかがう前年度でした。ルールをなくす提案をしてうまくいかないとしても失うものが何もない。よくなる可能性しかない。担任不在で、校長先生が授業をしてくれることが多いから、校長先生に直談判できるチャンスでもある!
学校は、子どもたちの為の場所。子どもたちが考え、楽しい学校をつくる機会を大人が与えてくれますように。ハスちゃんにチャンスを!新月の日に強く願います。