作文

学校って作文を書かせるのが好きだなぁ。今通っている超小規模校では、毎学期のはじめと終わりに反省と目標を作文して、始業式、終業式にみんなの前で全員が読み上げるという儀式?がある。こういうところは超小規模校の面倒くさいところだと思う。

小学生に作文を書かせること自体、私は否定的なんだけれども、3か月に一回目標を書かせるのには辟易する。どう考えても毎回同じ。毎年同じ目標。先生たちも同じ内容の目標を聞いて、良い目標です、頑張りましょう!って毎回言うのかな。思考停止してるよね。。。

文字を書くことが得意ではない、好きではないうちのカメちゃん、終業式で読む作文を書く時期がやってきて、「作文いやだ、学校休む」と。今無理やり彼に作文をかかせることは、文書を書くことを嫌いにするだけだと思う。工藤勇一先生も、小学生の時は文字を書くのが苦手だった。ノートをとれなかった。でも昔の先生は何も言わずに放っておいてくれた。あの時ノートを書くことを強要されていたら僕は落ちこぼれて教員にはなっていなかっただろう」と仰っていた。あの公立中学校で革命を起こした工藤先生もそうだったんだ。。。

カメちゃんの字を書く能力がまだ育っていないのかもしれない、もしくは文字を書くことは大人になっても育たない、ディスグラフィアかもしれない、どっちかまだわからない。だから今私にできるのは、彼が嫌がることを大人に無理強いされない環境を整えること。

作文、日記、長文を書くことを強要しないでくださいと、今年度のはじめに担任の先生に連絡帳でお願いしてからも色々あり、何度作文がいや、日記がいや、とカメちゃんは学校を休んだだろう。その都度連絡帳にカメちゃんに長文を書かせないでください、とお願いしてきた。

今までの担任の先生は、年度初めに連絡帳でお願いしただけで、すんなりこちらの要望を理解してくださったけれども、今年の担任の先生は「カメちゃんに日記を書きたくない理由を聞きます」とか言うタイプの先生で、手ごわい。

おそらく、作文や日記を書くことが子どもにとって良いことだと思っていて、その理想を子どもに押し付けるタイプの先生。いくら正しいことも、受け取る相手の状態、気持ち次第では、大きなお世話、煩い先生、となる。

昨日はカメちゃん、学校を休んで、最近買い始めたコロコロについていたハガキを一生懸命書いていた。住所、名前をほぼ全部ひらがなで書き、切手を貼って、うきうきポストへ投函。私が藍染工房に行く日だったから、必要な荷物をコロコロの付録のバッグに入れて、うれしそうに持ち歩いている様子。初めてぼく自分のバッグを自分で手に入れたんだよー好きなキャラクターのバッグだったんだ、と誇らしそうな様子。私はそれを見て、ほっこり、幸せだなぁ。と感じたんだー

作文なんて、かかなくていいよ