イエナプラン教育

ハスちゃんの「楽しくないのに笑うのは苦しいよ」という発言を受け、このままではいけない、と感じて、また色々とリサーチした。

広島県の福山市に公立のイエナプラン教育校が 22年度開校予定で、現在は移行期間であるということを知った。移行期間であっても、普通の公立小学校よりはずいぶんマシなのでは?と思って、ちょうど1週間後に開催予定だったオープンスクールに参加することにした。公立小学校だから、学区内に住んでいたら必ず通える学校。賃貸物件が少ない地域で、借りられる部屋が1つしかなかったから、見学に行く前に入居申し込みもして準備万端。もう年末には奄美を離れて福山市に引っ越すんだという気合いで福山市へ。

公立小学校がイエナプラン教育に取り組もうとしている、全国発の試みで、もうそれだけで素晴らしい、うまくいっていないとしても、その試みの一部でいたい、保護者としてうまくいくように協力したい、とも思った。

オープンスクールで授業参観してみて、一体何が行われているのかわからないカオスのような状況ではあったけど、活気はあった。子どもたちよりも指導者である先生、大人たちがイエナプラン教育を理解して、実践する必要がある、そのための移行期なんだとも感じた。カオスではあるけど、今までとは違うことをしようとしている、それだけで眩しかった。高学年の教室は、将来なりたいものというテーマで自由に活動をしていたけど、あまり活気を感じなかった。急に自由を与えられてもどうしたらよいかわからない。。。ような感じ。一人、うどん屋になりたいとうどんを手打ちで作っていた子がいて、それはいいなぁ。と思った。高学年だと、自分を持っている子、自分で考え行動できる子じゃないと急に新しいスタイルを受け入れることは難しそうだなと感じました。

課題や疑問点はあるけれども、でもいい、素晴らしいと感じた。ただ、この小学校がある地域が造船の町で、造船に伴い発せられる匂い、おそらく油の匂い?がとても臭くて、娘も頭が痛くなりそう。。。と。入居申し込みをしていた物件も外から見てみて、奄美で今住んでいる家と比べて、住みたくない。。。と。学校とは別の理由で引っ越しは無しとなりました。

ただ、奄美から福山市までお金をかけて、見学に来たこと、に関して、ハスちゃんがとっても私に感謝してくれているのがわかった。たくさんお金使ったね、とか、ありがとうとは言われてないけど、言われた感じがした。

お世話になっている元教育大学の先生に、福山市へ行ったあと、ハスちゃんの顔つきが変わったと言われた。イキイキしていると。お母さんが今回大きく行動したことで、何かあってもお母さんは私の見方をしてくれる、と感じたのでは?と言っていただいて、とっても嬉しかった。