ギリギリ間に合わない

ハスちゃん、朝の支度ができない。学校に行きたくないもんだから、全然身支度ができない。

登校時間の8時15分、5分前くらいにもう私服に着替えて、掃除手伝ってと声をかけると、「学校行く!家の掃除はしない!」と急に着替え始める。

「え?行くの?もう間に合わないじゃん、行くならもっと早く着替えなよ、もう休んだら?」と声をかける私。「行く!」とハスちゃん。

私としたら、行くなら遅刻ギリギリでも間に合うように行ったらいいのに、と思う。あと5分早く動けばそれが可能。要は、私は学校に「ハスちゃん遅刻します」と連絡したくない、するのがめんどうくさいからそう思う。

先日、不登校の権威の先生と話す機会があり、他の親御さんが高校受験の話を相談していた。いついつまでに受験を決めて動かなければ、この子は今年高校に行けなくなる、高校浪人になってします、と心配する親。「不登校、引きこもりのお子さんは、だいたい、ギリギリアウト!というタイミングにならないと結論を出しません。もうアウト!となって結論を出すんです」と先生はおっしゃった。

ハスちゃんも、ギリギリアウト!のタイミングでやっと着替え始める。そういうもんなんだろうね。ギリギリのところでの決断なのか。今日、これに気づけて良かった。もうあと5分早く着替えろ、とかあとちょっと早く動け、とか言うのはやめよう。