困った子、ではない

カメちゃんは、今その状況下を単純に楽しむことができる子。ハスちゃんは単純ではない。綺麗な海を前にして、家で漫画書いてたかった~なんてブスっとしたりする。カメちゃんは、本当は近所の友達と遊んでたかったけど、海に来たら来たで海を楽しむ。与えられた状況、今の状況を楽しくする方が人生楽しめると思う。

その一瞬を楽しもう

夏休み、とても楽しみにしていた広島への帰省。ハスちゃんはカメちゃんと些細なもめごとで、遊びの輪に加わらず、一人でブスっとソファーに座っていることが何度かあった。 「あんなに楽しみにしていたのに、そんな小さなケンカを引きずってそんな態度とってたら損するよ、気持ち切り替えて遊んだら? 」と何度か話した。カメちゃんは切り替えが早い。泣いたと思ったら笑っている。ケンカしてもすぐに仲直り、というか、また輪の中に入っていく。ハスちゃんはそうはいかない。男女の違いもあるし、性格の違いもある。一つ気に入らない事があったらそれを全てに波及させる。もうごはんもいらない、お出かけもしない!とか。そんなハスちゃんを見ていて、困った子、と思っていた。しんどいなぁと。

心ブスは損するよ

そんな時、何気なく読んだ新聞の1面に、”困った子はいない、困っている子なんだ”、と書いてあって。ハッとした。そうだな、困った子とレッテルを貼られる子って各クラスに何名かいるけど、困っている子だよなぁと。そしてハスちゃんに対して困った子だと感じた時、”この子は今困っているんだ”と思ったらいいなぁと思った。そしたらとっても楽になった。

学校には困った子はいない、困っている子がたくさんいる。先生がそう思ってくれたらいいなぁと思った。