“草まつり”のこと

奄美大島に移住して、あたりまえだけれども、いいことも悪いことも色々ある。ここは都会の方がいいなぁなんて感じることもあるけれども、でもやっぱり奄美はすごい!奄美の大自然は、そんな小さなあれこれ、難を一掃してくれるほどで、何事にも勝る。

水たまりにオタマジャクシ!

初めに住んだ地域で、苦しい体験をしたけれども、そんな時、奄美の生命力あふれる草で楽しむ集まり”草ラボ”に出会った。そこで、自然を愛し、自分に正直で、自分軸をしっかり持っている、本音で付き合える素晴らしい仲間に会った。”草ラボ”は、奄美に来てよかった~と分かりやすく思わせてくれる場になった。

2月24日、草ラボ主宰の”草まつり”を開催。奄美に移住して11ヵ月の私が、奄美の自然「草」をテーマにした”草まつり”のスタッフとして関わっている。もうそれだけで、私は胸が一杯なのでした。私は、奄美に住んでいる他の多くの人が気づいていない素晴らしさに気づけてるんだ!そんな思いもありました。

“草まつり”を開催するのは、初めてのこと。言いだしっぺの草ラボ主宰のモコさんが、なかええみさんという東京在住の身体表現アーティスト、山北のりひこさんというのジャンベ奏者をキャスティングし、あとは草ラボに深く関わりのある音楽ユニットふやよみがいる。私は会場である廃校になった小学校の掃除や、カレー作りに使うお野菜の下ごしらえを。

おまつり前日、準備中にハスちゃんが作ったディスプレイ!

役者はそろった感はあるけど、このアーティストたちがどのように絡んでいくのか。 「草」がテーマのお祭りに、お客様は来てくれるのか?なんて、スタッフでさえもどうなるか分からないお祭り。結果、参加者全員大満足の大大大成功で終わったのだけど、やはりスタッフがわかっていないのだから、参加されるお客様はもっと???だった様で。

えみさんによる創作ワークショップ

“よくわからないけど、行ってみよう”と思ってくださった方は、日頃から自分のライフスタイルをしっかり持って、自分を表現することに長けている方が多くて。とても短い時間の中で、アーティストのえみさんが驚くほどクオリティーの高い創作作品が出来上がったり。えみさんが編集してくれた動画を見て、本当にびっくりした。無我夢中で作り上げたその作品は、素晴らしく、美しい。きらきら輝いている。大人も子供も。

今までも大切だった方たちと、もっと深くつながれたし、いつか会いたいな~と思っていた人に出会えて繋がれたり、最近は本当に魂が喜ぶ出会いに恵まれている。うれしい。しあわせ。

草まつり最高でーす!

“草まつり”で、なによりも子どもたちが自由に自然と戯れ遊んでいたこと。自然の中に放たれた子供達は、いきいきとかがやいていて、笑顔に溢れていて。それが見れたことが嬉しかった。自然には勝てない。自然万歳!

草で秘密基地を作ったよ

奄美風お正月飾り

廃校になった節子小学校で毎週木曜日に行われる”草ラボ”で、お正月飾りを作った。

モコさんが集めてくれた奄美の植物を使って、奄美ならではの飾りを作る。まずはコースターを編むためにヤシの葉を半分に切る。

ヤシの葉を切る
奄美の豊かな草たち

コースターを編むのは、単純な手順なんだけれども、なかなか覚えられない。年を感じたけど、とても楽しい。

ヤシの葉を編む
ソテツの茎を金色に塗る

参加者がそれぞれ、デザインをあれこれ考える。熱中してしまった。

デザインを考える

同じ素材を使っても、全然違う作品ができあがりました。

草ラボメンバー

持ち寄りランチは芭蕉の葉のランチョンマットにのせて。体と心が喜ぶごはん。

豊かな持ち寄りランチ

帰宅して、玄関に飾ってみた。まだクリスマスだからサンタと共演。奄美で身近な自然のものを使って作れたお飾り。良い年迎えられそう。

クリスマスだからサンタと共演