草まつり~草カリー編

終わってから、写真や動画を見ていたら、涙でウルウルしてくる。そんなイベントはそうそうない。別に厳しい訓練を日々積んできたわけでもなく、ただ参加して、自由に正直に思いっきり表現した。それだけなのに。それはそれは、なんとも不思議な感覚で、参加してない人にはどうにも説明するのが難しい。

朝10時。ドレスコードは草。思い思いに草を纏った参加者が自己紹介をして、草カリーづくり。草取り班、野菜切り班、バナナの葉っぱでお皿づくり班に分かれる。

食べられる草、たくさんあるよ
立派な浜大根

必死で野菜切りしていたら、カメちゃんが立派な大根を持って帰ってきた。なかなか抜けなくて、”うんとこしょ、どっこいしょ”したらしい。絵本みたいだね。

たくさん野菜切りました

みんなで作ったカレーに、えみさんが切って、カメちゃんが塩をふった浜大根の浅漬けや、waoaiのこずえさんが作ったアチャールを添えて。草ラボ的には、食べられる花もトッピング。

草部族キッチン作「草カリー」

アフリカで現地の方から、手で食べる技術を絶賛された山北さん曰く、このカレーは手で食べるにはちょっと緩いとのことでしたが、何とかみなさん食べました。「今日は手で食べます」というモコさんの言葉に、一番えー!!!!と反応したのは子供達。いつもはお母さんに、手で食べるのは行儀が悪いと叱られてきているからねぇ。ちょっと申し訳ない気もちになりました。

手で食べる

ある参加者の子が言っていたけど、小さな赤ちゃんは上手に手で食べていたらしい。赤ちゃんは天才なのだ!大人は邪魔してはいけないのだ!

草カリーを手で食べる。慣れないからとても食べづらい。口に入るともう熱くないのに、手は熱い!不思議な感覚。手で食べると、とても食べてる!感じがする。普段はやらないことをやってみること。面白い、貴重な体験。バナナの葉っぱをお皿にするだけで、豊かで贅沢な気持ちになれる。日々の生活に取り入れたいと思った。

“草まつり”創作編につづく