夏休みの宿題

夏休みといえは、宿題。宿題の多さにストレスを感じている親子の多いこと。子どもがが一番の被害者だけれども、親もかわいそう。宿題さえなければ、宿題との付き合い方を知っていれば、楽しい夏休みが過ごせるのにね。

絶対に大切な事は日本全国、いつだって変わらない。例えば、横断歩道は赤信号で渡らない、とか、人の悪口を言わない、暴力を振るわないとか。小学校で出される宿題は、担任の先生の裁量で多かったり少なかったり。あったりなかったり。どんぐり倶楽部の糸山先生は、”宿題は担任の趣味”ですとおっしゃっている。本当にそう感じている。

今話題の東京都麹町中学校の校長先生、工藤先生のような方は、宿題は意味がないから廃止しましたと断言している。早くみんな気づいて欲しい。まず、出している先生が気づいて欲しい。気づいてても出し続けることしかできないんだろうね。

どんぐり式子育てをしているので、我が家は家庭学習は全面的に親である私に任せて頂いていて、先生が出す宿題はやっていません。宿題をしない=家庭学習をしないということではなく、家庭での学習は私が重要、正しい、子供達に必要だと信じる方法で行うということを説明して、学校には理解頂いています。

夏休み、1学期に行われてテストの間違った部分を切り取って”わからん帳”を作り、ハスちゃん、カメちゃんは取り組みました。間違えた部分だけなのでとても分量は少ないです。わかっていない部分、理解していないところだけを集中して勉強するので、短時間で学力をつけられます。

麹町中の工藤先生は、宿題は提出することが目的になっている。わかるところだけをやり、わからないところ、間違えたところはそのまま。ただやって出すことが目的だから学力につながらないと仰っています。その通り。糸山先生推奨のわからん帳は、その宿題のマイナス点が一切無い、学力しかつかない方法。わからん帳の問題をすべて確認し終えたら「よしOK!これで1学期に習った中でハスちゃんカメちゃんは分からないことが全くなくなったよ」と声かけします。そうしたら、ハスちゃんカメちゃんは嬉しそうに、うん!とうなずきます。自信を持って新学期に望めます。最高の勉強法だと思っています。

そしていつも週1~2回取り組んでいる、どんぐり倶楽部の良質の文章問題で、正解しなかった問題”お宝問題”に取り組みます。夏休みは子どもが学校でストレスを受けていないし、疲れていない為、どんぐり問題にしっかりと向き合い、じっくり考えられたと思います。お宝問題、ハスちゃんもカメちゃんも、6~7割は正解できたのじゃないかな?どんぐり問題は本当に複雑で難しいんだけど、ノーヒントでその難題に立ち向かう姿には感動しました。

ある日カメちゃんは、1時間かけて1問に取り組みました。何度かぼーっとしていて動きが止まっているように見えたから「絵を書こうね」と声がけしましたが、ちゃんと考えていたんでしょうね。ここの絵書けてないよ、と声掛けしたら、「まだ○○書かないといけないからあとで」なんて2回も答えてきて、 ぼーっとしている様に見えて、色々頭の中では考えていたのでしょうね。
私がもっと待つことに耐える練習が必要だなぁと反省しました。 こんなにじっくりどんぐり問題に取り組めるのも長期休暇ならでは。意味のない宿題をしなくていいことに感謝。

ハスちゃん、カメちゃんが取り組んだどんぐりのお宝問題のクロッキー帳を、学校に提出しました。ちゃんと学習していますよ!と分かって欲しいのと、ハスちゃんカメちゃんがどんな高度な問題に取り組んでいるのか、知って欲しいと思っています。どんぐり問題に比べたら、学校の文章問題はただの計算問題にしか思えないのです。先生から何か反応があればいいなぁ。


安心

私の大事な子育て指針、糸山泰造先生主宰のどんぐり倶楽部。どんぐり式子育て歴3年にして、やっとどんぐり倶楽部の”核”がストンと腑に落ちたと思う。どんぐり式は他の幼児教育機関とは一線を画していて、本当に素晴らしいと思っていたし、だから指針にしていたのだけれども、何がそんなにいいのか?他にはない何かを説明はできなかった。昨日までは。

糸山先生がfacebookで紹介してくださった、京大卒の塾講師の方のブログ、”知りたい!の源”の記事を読んで、「それ!!!!!」と思った。

この塾講師の方、同じ教え方をしてもわかる子とわからない子がいることに疑問を感じ、ネットでどんぐり倶楽部に出会い、素晴らしい、真実だ、と感じたそう。この方が凄いのは、盲目的にどんぐり倶楽部信者になるのは偏りがあるということで、どんぐり式に失敗した方、どんぐり式やってみて後悔している方、どんぐり倶楽部への批判をネット上で検索し続け、どんぐり式へのネガティブな意見を探し続けたのだそう。

その結果、何がたりないとどんぐり式が失敗し、理解力が育たないのか、つまり、どんぐり方式の中核部分が見えてきました。

それは、「安心」です。

「そう、それ!!!!!」

そこなんだよね。糸山先生も繰り返し、繰り返し、子どもの心の安定の大切さを話されている。宿題や習い事の制限や、子どもを怒鳴らない、怒らないこと、全てが、子どもの”安心”のためなんだ。だから、どんぐり問題をやっていても、心が安定していない、安心できていない子は、失敗してしまうんだわ。

昨日、このブログを読んで、「それ!!!!!」と心が震えたけど、今朝6時に目が覚めた時、両脇ですやすや寝ている子どもを感じながら「安心」という言葉を思い出して、ストンと腑に落ちた。

どんぐり問題は、ルールを守りながら、答が間違えてもイライラすることもなく、楽しく取り組めるようになってきた。でも、どうしても1日に1度くらいは子どもを大きな声で怒ったり、命令していた気がする。それじゃぁダメだ。だって、どんぐり式の中核部分が「安心」なのだから。そこができてなかったら意味がない。

すばらしい気づきをありがとう。

カメちゃんのテスト

奄美大島、というか、鹿児島県の教育は保守的らしいのですが、本当にそう。

学期末に、1年生のカメちゃんがバリバリしっかりとした実力テストみたいなのを受けて、それが返却された時に感じた。

“ゲッ”と声が出た。

違和感。こんなテストで学力ははかれません!とどんぐり倶楽部の糸山先生の声が聞こえた。

こんなテスト、広島県の小学校ではなかった。もしかしたら6年生とかならやっているのかもしれない。けど、1年生から。。。というのは、私にとっては違和感がすごい。

さんすうテスト
え!?97点!?

こんなかっちりしたテスト気持ち悪い、と思って、得点合計を見て驚愕!97点!うそ!

間違えた問題を確認してみると。。。

こたえの、写し間違えか。ということは、全部理解はしているってことなんだね。驚いた。

さんすうのセンスは、正直あるな、と感じていた。何て言ったらいいか、保育園の時から、工作やらする中で、空間把握能力なんかは私負けてたから。

けれども実は私、学校の成績という評価基準では、カメちゃん落ちこぼれるかもな、テストとか座って受けられるかな、と感じていた。カメちゃんには何か天才的なものを感じるけど、それは学校のテストでは発揮できないだろう、と。でも、学校の成績なんて本当の学力ではないと分かっていたし、テスト0点でもいい、考えられる頭さえどんぐり倶楽部で作れているなら、学校の成績はどうだっていい。

そこからの、この結果だったので、驚いたというわけ。で、「これ(答えうつし間違え)惜しかったね~」と言うとカメちゃんは憮然とした表情で、「先生にも同じこと言われたんだけど、”惜しくない、間違ったところが宝物なんだから!”と言ったよ。間違えたところが宝物なんでしょう?」と言われた。頼もしい。立派などんぐりっ子に育っています。

カメちゃんはわかってない様でとってもわかってて、よく私の迂闊な発言に的確なツッコミを入れてくる。謝るしかありません(汗)

こくごのテスト。

こくごテスト
78点、うん、まぁまぁじゃん。

カメちゃん、こくご苦手だと思ってたけど、やるじゃん、思った。間違えたところが宝だからね。 間違えたところを確認。

□の中の答を読んで、あれ?合ってるじゃん、何で×なの?と思ったら、左横から選ぶ問題だったんだ!ここで惜しい!とは全然思わなかった。自分の頭で該当する言葉を考えて書いたんだ、カメちゃんすごい!と感動した。問題で問われている能力の上をいってるじゃないの~

こちらも、カメちゃんが書いた答を見て、あれ?何で×なの?と思って。よく問題を見たら、おわりにはまるをつけなさいって書いてあって、そこが×なんだね。と、何か笑っちゃいました。カメちゃんを呼んで、「ママこれ、〇あげるからね!」と言いました。まる、がないと×なのか。

学校のテストでは、本当の学力はわからない、という意味が少しわかりました。

私、カメちゃんこくご苦手だろうから78点でもすごいと思ったけど、理解度という尺度でみたら、100点だったかもしれない。

どんぐり倶楽部の糸山先生が言う通り、学校の成績は本当の学力ではないこと。そして親って子どもの能力を全く理解していないこと。がよくわかった。

生活を味わうということ

夕日

11月に入って、学校から5時に家に帰宅するよう、プリントが配られた。
この地域の父兄は、学校が決めるルールをよく守る。
学校が子の安全を考慮して、帰宅時間を通達するのは全国一緒だろうけど、
その上で、各家庭がうちは6時までいいよ、とか特別ルールを作るのが普通だと思ってた。
だからこの地域、私にとっては少し息苦しい。

5時のチャイムが鳴ってもまだ明るいので、
カメちゃんは「まだ遊びたい」と不満そう。
だから、ハスちゃんカメちゃんと11月の初めころ、5時から散歩をしていました。

ちょうど、5時過ぎだと夕日が沈む前の時間です。
ハスちゃんが理科のテストで朝日が出る方角を間違えていたから、
何気に質問してみた。

夕日
お日様、今日もありがとう

夕日は、どっちに沈むんだっけ?
「あっちー」とハスちゃん。
ということは、あっちは西だね。

じゃあ、朝日が昇るのは?と質問すると、ちょっと考えて、
「あっちー、あっちが東!」
と、学校で勉強したことを、生活の中で実体験しました。

うん、これこれ。

糸山先生がいつも言っている、実体験の大切さ。
予習は必要ないけど、準備学習はする。
準備学習とは、生活の中で、親子の会話の中で行うもの。

授業で勉強するよりも、実体験の方が身に付くよね。
実体験と授業がリンクしたら、一番いい。
今は、その実体験が少なすぎて、子どもの思考回路ができていなくて、
学校の授業(整理学習)が成り立たなくなっていると。

それを感じた一コマでした。