私とハスちゃんの体調不良の陰で、カメちゃんも色々あった。
初めての期末試験もあった。結果は、やはり全然勉強時間足りなくて、そんないい点はとれなかったり。成績優秀者タイプではないのはなんとなくわかった。
部活でもめ事もあった。カメちゃんは卓球部。部内でも上手い方らしいのだけど、「お前は俺とやるレベルじゃない!」みたいな、上から目線の発言が、同級生を嫌な気持ちにさせていたり。そしてある日対戦していた子がカメちゃんの発言でキレてしまって、問題となった。
カメちゃんからは、その子はキレやすく、とっても口が悪い、悪口ばかり言ってる子と聞いていたから、その相手の子が悪いな、と勝手に思っていた。けれども、顧問の先生から話を聞くと、どっちも悪いな、と思った。
自分が悪いと一切感じていなかったカメちゃんに、そこは良くないな、と色々話した。日ごろから自信満々の発言は多いけど、我が家の中では強い母と姉の中、ヒエラルキー底辺にいるカメちゃんのそんな発言は、笑って済ませられていた。けれども、同級生の中ではカメちゃんはスポーツもできるし、勉強もできないことはない。そんな同級生に対してのマウントを取るような、上からの自信過剰な発言は、受け入れられないってことだ。
奄美時代は子供がとっても少なかったから、小学生から中学生までが一緒に遊ぶ環境で、カメちゃんは一番年下でいわゆる子供の群れに入り、中学生リーダーや高学年の先輩たちに揉まれて遊んできた。年上の子達に嫌な事言われたり、仲間外れにされたり、色々あった。その度に大泣きして家に帰ってきて、落ち着いたらまた遊びに行ってた。鬼メンタル、だと思った。繊細ではない。自分は強い人たちに囲まれて育ってきたから、の今なのかな。
色々考えるけど、問題が起こった時はチャンス。良い方に変わるチャンス。