宿題、宿題、ああ宿題

宿題について、いろいろと議論が巻き起こっている様。どんぐり倶楽部としては”子供に悪影響を及ぼすからやらせない”といっているあの宿題です。

シンプルに考えましょう。現在小中学校で出されている宿題は、子供にダメージを及ぼす、マイナスしかないと知ってしまった。誰が何と言おうが、私はわが子に宿題をやらせるわけにはいかない。昔は普通にやらされていたウサギ飛び。ウサギ飛びは身体に悪影響があると発表されてからはやってはいけないことになりました。その悪影響があるとわかるまではやらされる。悪影響があると文部科学省が認め発表するまでは、親がわが子を守るしかない。

文科省、日本の義務教育はゆとり教育だの詰め込み教育だの、数々の過ちを犯し続けています。ゆとり教育を受けた子達なんて被害者なのに、他の世代からはいろいろ言われている。文科省はもちろん何の責任もとってくれません。だから、私は誰が何と言おうと、お粗末な宿題はわが子にはさせません。その結果、わが子の学力がめちゃめちゃ低かったとしても、私がその責任をとります。そんなことはどんぐり問題やってたらありえないのだけど。

今や、宿題代行を請け負う企業があるらしい。お金を払って宿題をしてもらうというビジネスが成り立つ時点で、”宿題”の価値がわかる。宿題をしたら子どもの学力になるのであれば、どこの親がお金払って代行してもらうの?その宿題が無駄だからそうするんじゃない?

文部科学省が大手業者と宿題代行を禁止する合意をしたそうです。(https://www.sankei.com/li…/news/180829/lif1808290023-n1.html)それを受けて、私が尊敬するどんぐり式学習塾を経営されている先生が、「そもそも宿題は”提案”のレベルで、強いることはできないし、文科省に放課後の子供に対して保護者の判断を制限する法的根拠はない」と書かれていました。同意します。

まずは、宿題の質、あり方を見直すべきなのではないですか?と呆れている今日この頃。宿題がどうこうじゃなくて、不登校の子度も達を救ってよ!!!アンポンタン!

夏休みのおもいで

ハスちゃん、カメちゃん、夏休みはしっかりお勉強もしたし、思いっきり遊びました。100点の夏休み。

大阪から半田家が遊びに来てくれて、奄美北部のあやまる岬、土盛海岸、住用のマングローブカヤック、大和村のマテリヤの滝、宇検村のタエン浜、そして我が家でのBBQを楽しみました。

タエン浜でジャンプ!
みんなで一緒に♪

広島の実家に帰省して、ハスちゃんカメちゃんは毎日じいじばぁば、そして時々いとこのいちかちゃんと寝ました。お友達とホームパーティー、カープ観戦、大崎上島への旅行、お墓まいり、二河プール、かるが浜、映画館でトイストーリー4、盆踊り×2回と盛沢山。毎日毎日、いとこと遊んで、離れているからこそ、会える時間を大切に濃密に過ごせたね。

広島のおともだちと

奄美に戻って、節子小中学校跡で草ラボの夏イベント。草木で秘密基地作り。使う材料を自らの手で集めるところから始まるこの企画、本気の図工です。意外と葉っぱを紐で結ぶという作業が難しく、苦戦したね。

まずは木で柱をたてよう
芭蕉やバナナの葉っぱで壁や屋根をつくる

夜はアウトドア草バー。イタリアピザ達人に教わってピザ教室、そして屋外のピザ釜で焼いてたべました。仲間とアウトドアは問答無用に楽しい。

外は涼しくて気持ちいい♪
ピザ釜で焼いたクアトロフォルマッジは格別でした

嘉鉄のビーチで、夕泳ぎ。パッション栽培をされている知人がハスちゃんカメちゃんと思いっきり遊んでくれて、感謝。ビーチでガパオライス食べました。

大きな雲がかぶさって、幻想的な雰囲気でした

ハスちゃんは奄美少年自然の家へチャレンジキャンプ。カメちゃんは瀬戸内町のみなと祭り。ハスちゃんも帰ってきて、みなと祭りの八月踊りと花火大会。

大好きなチルチルカフェでツアーをお願いし、タンギョの滝へ。滝つぼまでのトレッキングがなかなか大変だったけど、だーれもこない秘境を堪能しました。

おおきな岩を登っておりて、滝つぼまで行きました
ハスちゃん、飛び込むよ~
カメちゃんもジャンプ!

草ラボを一緒にやっているさとみさん、そしてその仲間たちと西古見合宿へ。大型クルーズ船を西古見に招致する計画があり、あの美しい西古見をしっかり見ておきたいと思って企画しましたが、計画撤退を瀬戸内町長が宣言し、最高の気分で楽しみました。泳いでシュノーケリングできるレベルでは世界的に類をみない規模のサンゴ礁。圧倒的で、怖いくらいでした。

西古見、集落前の海
スーパーマコリン、シャコ貝素もぐりでゲット!

夕食のBBQは西古見でとったシャコ貝や、北海道のイカ、伊須のえび、など海鮮BBQ。おいしかったぁ。ハスちゃんカメちゃんは、地元のおじさんから泳ぎや体操を習い、夜はだるまさんが寝転んだというゲームや、スイカ太郎というおもしろい話をしてもらいました。

えび
シャコ貝
だるまさんが寝転んだ、部屋の中でやるには最高の遊び

親も子も思いっきり遊びました。勉強もしたのだから、最高、満点の進化の夏でした。

夏休みの宿題

夏休みといえは、宿題。宿題の多さにストレスを感じている親子の多いこと。子どもがが一番の被害者だけれども、親もかわいそう。宿題さえなければ、宿題との付き合い方を知っていれば、楽しい夏休みが過ごせるのにね。

絶対に大切な事は日本全国、いつだって変わらない。例えば、横断歩道は赤信号で渡らない、とか、人の悪口を言わない、暴力を振るわないとか。小学校で出される宿題は、担任の先生の裁量で多かったり少なかったり。あったりなかったり。どんぐり倶楽部の糸山先生は、”宿題は担任の趣味”ですとおっしゃっている。本当にそう感じている。

今話題の東京都麹町中学校の校長先生、工藤先生のような方は、宿題は意味がないから廃止しましたと断言している。早くみんな気づいて欲しい。まず、出している先生が気づいて欲しい。気づいてても出し続けることしかできないんだろうね。

どんぐり式子育てをしているので、我が家は家庭学習は全面的に親である私に任せて頂いていて、先生が出す宿題はやっていません。宿題をしない=家庭学習をしないということではなく、家庭での学習は私が重要、正しい、子供達に必要だと信じる方法で行うということを説明して、学校には理解頂いています。

夏休み、1学期に行われてテストの間違った部分を切り取って”わからん帳”を作り、ハスちゃん、カメちゃんは取り組みました。間違えた部分だけなのでとても分量は少ないです。わかっていない部分、理解していないところだけを集中して勉強するので、短時間で学力をつけられます。

麹町中の工藤先生は、宿題は提出することが目的になっている。わかるところだけをやり、わからないところ、間違えたところはそのまま。ただやって出すことが目的だから学力につながらないと仰っています。その通り。糸山先生推奨のわからん帳は、その宿題のマイナス点が一切無い、学力しかつかない方法。わからん帳の問題をすべて確認し終えたら「よしOK!これで1学期に習った中でハスちゃんカメちゃんは分からないことが全くなくなったよ」と声かけします。そうしたら、ハスちゃんカメちゃんは嬉しそうに、うん!とうなずきます。自信を持って新学期に望めます。最高の勉強法だと思っています。

そしていつも週1~2回取り組んでいる、どんぐり倶楽部の良質の文章問題で、正解しなかった問題”お宝問題”に取り組みます。夏休みは子どもが学校でストレスを受けていないし、疲れていない為、どんぐり問題にしっかりと向き合い、じっくり考えられたと思います。お宝問題、ハスちゃんもカメちゃんも、6~7割は正解できたのじゃないかな?どんぐり問題は本当に複雑で難しいんだけど、ノーヒントでその難題に立ち向かう姿には感動しました。

ある日カメちゃんは、1時間かけて1問に取り組みました。何度かぼーっとしていて動きが止まっているように見えたから「絵を書こうね」と声がけしましたが、ちゃんと考えていたんでしょうね。ここの絵書けてないよ、と声掛けしたら、「まだ○○書かないといけないからあとで」なんて2回も答えてきて、 ぼーっとしている様に見えて、色々頭の中では考えていたのでしょうね。
私がもっと待つことに耐える練習が必要だなぁと反省しました。 こんなにじっくりどんぐり問題に取り組めるのも長期休暇ならでは。意味のない宿題をしなくていいことに感謝。

ハスちゃん、カメちゃんが取り組んだどんぐりのお宝問題のクロッキー帳を、学校に提出しました。ちゃんと学習していますよ!と分かって欲しいのと、ハスちゃんカメちゃんがどんな高度な問題に取り組んでいるのか、知って欲しいと思っています。どんぐり問題に比べたら、学校の文章問題はただの計算問題にしか思えないのです。先生から何か反応があればいいなぁ。


夏休み

夏休みが始まった。始まってすぐに私の大学の友人家族が遊びに来てくれて、しょっぱなからトップギアで夏休みを満喫中。奄美大島の自然、海、滝、川、山、本当にすばらしい。けれども住んでいると、日常生活の中、自然満喫することから遠ざかってしまうことがある。私にとって、友人が遊びに来てくれることは、本当にうれしい。奄美大島の豊かな自然を、大満喫できるから。

パワーありすぎ!何度もジャンプ!
冷たい水もなんのその

子どもは、お友達と遊ぶ時が一番楽しそう。どんなに美しく、素晴らしい場所に連れて行っても、兄弟2人だけだと1時間、2時間で十分。もう帰ろう、となる。でもお友達が一緒だと、5時間6時間遊んでもまだ遊び足りない。あぁ。うれしいね。仲間がいるってことは。

あーつかれた~

今住んでいる地域は、自分の子供以外の子を連れて遊びに行くという文化がなくて、残念。子どもは子供同士で遊ぶのが一番楽しいのに。

草まつり~創作編

言葉にしがたい幸福感、充実感を感じた草まつり。身体表現者のえみさん、太鼓奏者の山北さん、ふやよみ、という魂のアーティストが率いてくれた、創作活動も素晴らしかった。

ドレスコードは草!草でおめかし

ハスちゃんの草ドレス、とても好評!ハスちゃんのスミレディスプレイ

草祭り、開会式!

草祭りの始まりは、みんなでまるくなってウォーミングアップ。えみさんが場を温めてくれました。

山北さんの太鼓で、大地が響く、身体が動く
草祭りの小道具たち

大人が、さとみさんのムジナのアナを体験中に、子供たちは草神様の神殿作り。材料はそこらへんに生えている草!材料から集めることに意義があるんです。

ふやよみかおるさんの、草で神殿を作るよ!の呼びかけにキョトンとしていた子どもたちも、竹で骨組みを組んでいくかおるさんを見て、次第にお手伝いを始める。結果、大人が手伝ったのは初めの枠組みだけ、あとは全部子供達が自分達で材料を集め、組み立てていきました。

草神様の寝殿づくり。全部草で作ります。
男子が材料集めて、女子が組み立てる役
子供達、真剣。集中。

集中した子供のパワーは凄い。どんどん材料を集めてきて、どんどん組み立てて。わくわくしました。自由に自分達で考えて何かを作る、喜びでした。

神殿ができあがっていくにつれ、子供達のテンションもアップ!これ、子供の秘密基地だ!とみんなで楽しそうに神殿で遊びます。

予定時間がきても、まだまだ作りたい!と予定変更して子供達は創作しました。その間大人はえみさんのワークショップ。草を題材に創作しました。

草祭りのフィナーレは創作発表。子供達が草神様の化身として、神殿から出てきてスタート!

子供神様の入場!
自由に動く
ソテツをもって歩くだけで、笑顔えがお

えみさんと山北さんの競演。プロ同士の競演はやはり素晴らしい。

魂の身体表現者えみさんと、太鼓奏者山北さん

一緒に楽しめる仲間をもっと増やしたい、そんな仲間にもっと会いたい!だから私は、これからも草ラボで、自分が楽しいと思うことに取り組んでいく。

草まつり~草カリー編

終わってから、写真や動画を見ていたら、涙でウルウルしてくる。そんなイベントはそうそうない。別に厳しい訓練を日々積んできたわけでもなく、ただ参加して、自由に正直に思いっきり表現した。それだけなのに。それはそれは、なんとも不思議な感覚で、参加してない人にはどうにも説明するのが難しい。

朝10時。ドレスコードは草。思い思いに草を纏った参加者が自己紹介をして、草カリーづくり。草取り班、野菜切り班、バナナの葉っぱでお皿づくり班に分かれる。

食べられる草、たくさんあるよ
立派な浜大根

必死で野菜切りしていたら、カメちゃんが立派な大根を持って帰ってきた。なかなか抜けなくて、”うんとこしょ、どっこいしょ”したらしい。絵本みたいだね。

たくさん野菜切りました

みんなで作ったカレーに、えみさんが切って、カメちゃんが塩をふった浜大根の浅漬けや、waoaiのこずえさんが作ったアチャールを添えて。草ラボ的には、食べられる花もトッピング。

草部族キッチン作「草カリー」

アフリカで現地の方から、手で食べる技術を絶賛された山北さん曰く、このカレーは手で食べるにはちょっと緩いとのことでしたが、何とかみなさん食べました。「今日は手で食べます」というモコさんの言葉に、一番えー!!!!と反応したのは子供達。いつもはお母さんに、手で食べるのは行儀が悪いと叱られてきているからねぇ。ちょっと申し訳ない気もちになりました。

手で食べる

ある参加者の子が言っていたけど、小さな赤ちゃんは上手に手で食べていたらしい。赤ちゃんは天才なのだ!大人は邪魔してはいけないのだ!

草カリーを手で食べる。慣れないからとても食べづらい。口に入るともう熱くないのに、手は熱い!不思議な感覚。手で食べると、とても食べてる!感じがする。普段はやらないことをやってみること。面白い、貴重な体験。バナナの葉っぱをお皿にするだけで、豊かで贅沢な気持ちになれる。日々の生活に取り入れたいと思った。

“草まつり”創作編につづく

“草まつり”のこと

奄美大島に移住して、あたりまえだけれども、いいことも悪いことも色々ある。ここは都会の方がいいなぁなんて感じることもあるけれども、でもやっぱり奄美はすごい!奄美の大自然は、そんな小さなあれこれ、難を一掃してくれるほどで、何事にも勝る。

水たまりにオタマジャクシ!

初めに住んだ地域で、苦しい体験をしたけれども、そんな時、奄美の生命力あふれる草で楽しむ集まり”草ラボ”に出会った。そこで、自然を愛し、自分に正直で、自分軸をしっかり持っている、本音で付き合える素晴らしい仲間に会った。”草ラボ”は、奄美に来てよかった~と分かりやすく思わせてくれる場になった。

2月24日、草ラボ主宰の”草まつり”を開催。奄美に移住して11ヵ月の私が、奄美の自然「草」をテーマにした”草まつり”のスタッフとして関わっている。もうそれだけで、私は胸が一杯なのでした。私は、奄美に住んでいる他の多くの人が気づいていない素晴らしさに気づけてるんだ!そんな思いもありました。

“草まつり”を開催するのは、初めてのこと。言いだしっぺの草ラボ主宰のモコさんが、なかええみさんという東京在住の身体表現アーティスト、山北のりひこさんというのジャンベ奏者をキャスティングし、あとは草ラボに深く関わりのある音楽ユニットふやよみがいる。私は会場である廃校になった小学校の掃除や、カレー作りに使うお野菜の下ごしらえを。

おまつり前日、準備中にハスちゃんが作ったディスプレイ!

役者はそろった感はあるけど、このアーティストたちがどのように絡んでいくのか。 「草」がテーマのお祭りに、お客様は来てくれるのか?なんて、スタッフでさえもどうなるか分からないお祭り。結果、参加者全員大満足の大大大成功で終わったのだけど、やはりスタッフがわかっていないのだから、参加されるお客様はもっと???だった様で。

えみさんによる創作ワークショップ

“よくわからないけど、行ってみよう”と思ってくださった方は、日頃から自分のライフスタイルをしっかり持って、自分を表現することに長けている方が多くて。とても短い時間の中で、アーティストのえみさんが驚くほどクオリティーの高い創作作品が出来上がったり。えみさんが編集してくれた動画を見て、本当にびっくりした。無我夢中で作り上げたその作品は、素晴らしく、美しい。きらきら輝いている。大人も子供も。

今までも大切だった方たちと、もっと深くつながれたし、いつか会いたいな~と思っていた人に出会えて繋がれたり、最近は本当に魂が喜ぶ出会いに恵まれている。うれしい。しあわせ。

草まつり最高でーす!

“草まつり”で、なによりも子どもたちが自由に自然と戯れ遊んでいたこと。自然の中に放たれた子供達は、いきいきとかがやいていて、笑顔に溢れていて。それが見れたことが嬉しかった。自然には勝てない。自然万歳!

草で秘密基地を作ったよ

人のせいにしない

“人のせいにしない”と、ハスちゃんカメちゃんに言っています。が、ここ数カ月間、私は自分が人のせいにして、イライラしていたなぁと気づきました。

ハスちゃんがよく物を壊す。イベントで設置してあったテントを壊してしまったり、ガラスを割ったり。それについて、ハスちゃんを何度もチクチクつついてしまっていた。ガラスは割れるんだよ!ものは壊れるんだよ!と良かれと思って、ハスちゃんカメちゃんの為になると思って、やっていた。

もちろん、子どもに危険なことをしないということを教えることは大切。だけれども、冷静に1度言えばいい。そんなことに気づかせてくれた友人のFBへの投稿。

うまくいかない時、なにかを「責める」ことでストレスを発散できるように錯覚しがちですが…これはやめた方がいいですよ

責めるエネルギーは、草むらのひっつき虫みたいなもので、その気分を纏ってる人に”ひっついて”、はがすのが大変。

それは、むしろストレス呼び込むから錯覚に気をつけて。

責めない。責めない。他のエネルギーパターンを選んでいきましょ。


人のせいにしないこと

これを読んで、ハスちゃんが失敗したあと、後始末を、全て人任せにしてしまっていた自分のせいで問題が起こり、その都度ハスちゃんを責めていたなぁ、と気づいた。あぁ、ハスちゃんごめんなさい。未熟な母親ですみません。

もう気付いたから、子どもを「責める」ことはもうしません。

親子とは

タンポポ

昨日、考えさせられる出来事がありました。

放課後、お友達と外で遊んでいたカメちゃんが、5時のチャイムがなってしばらくして帰ってきました。少しして、一緒に遊んでいた同級生の男の子S君が”カメちゃん!”とウチに来ました。カメちゃんの忘れ物を届けてくれたのかな?と思ったら、「僕のベイブレードの小さな部品がなくなったから、カメちゃんのお母さんと一緒に探して!」と言っています。

夕飯の支度をしながら、”え?!私???”と不思議に思いました。カメちゃんが「なんで僕のお母さんなの?自分のお母さんに言ったら?」と言ったら、「お母さんがね、無くなった場所の近くの家の大人と一緒に探してもらってって言ったの」とS君は言います。

S君の母親、そんなこと言わないよなぁ。。。と思っていたら、「僕のお母さんは夕ご飯作っているんだから、邪魔しないでよね」と言いながら、2人で外へ出て行きました。で、またすぐにカメちゃんが家に戻ってきたのだけど、どうやらS君も一緒。S君がカメちゃんに「ねぇ、お母さんを呼んできて、一緒に探してもらう」としつこく言っています。私も何で私なん?と思いながら、多分”5時のチャイムが鳴ったら、大人と一緒の時以外は帰宅する”というルールを厳しく言われているんだろうなぁと思いました。だから私に来てもらいたいんだ、と。

そんな事はわからないカメちゃんは、「だから、僕のおかーさんは今忙しいの!勝手にウチに来るな!」と主張している。

大人と一緒に探せばいいのだから、自分のお母さんに事情を説明して来てもらったらいい。けれどもS君がそうしなかったのは、お母さんに怒られたくなかったから、お小言言われたくなかったからなんだろうと思いました。

子どもが失敗したときに頼ってくれる親でありたい

ハスちゃんとカメちゃんに、S君が無くしたものを一緒に探してあげて!とお願いして、3人で探しに行ったら、すぐ見つかったみたいで5分くらいで戻ってきました。

カメちゃんに、「S君のお母さん、多分あんなこと言わないと思うな」と言ったら、「うん、S君ね、家に戻ってないよ、バイバイって別れてからあんまり時間がたたないうちに僕のウチに来たもん!」とカメちゃんは言いました。

そうだよね、と笑ってしまった。お母さんには言いたくないけど、落としたものを探したくて、でも5時過ぎてるから大人の人に一緒にいて欲しくて、ウチに来たけど、上手く説明できなくて、変なウソついちゃって、こんがらがった。。。

日頃から口うるさくしていると、トラブルを起こした時に、親に言ってくれない子どもになるんだなぁ、と感じた出来事でした。カメちゃんの冷静な状況判断力にも感動しました。ちゃんと育っているね。

失敗をおそれる心

どんぐり倶楽部では、子どもが100点のテストを持ち帰ったら、褒めないで「あー100点だとこの中にはお宝がないねー、次はお宝よろしくね~」という感じで対応することになっています。 テストで間違った問題=お宝、です。 初めは「え、なんで?!」と思ったのですが、今ならそのわけがよ~くわかる。どんぐり倶楽部の奥深さを感じています。

先週末、同じ学校のお友達が遊びに来てくれました。天気が悪かったから室内で遊んでいたのだけど、ハスちゃん、カメちゃんが、ラビリンスというボードゲームをやろう!とその子を誘いました。

「やったことないから、やりたくない」と、その子は断ります。

ハスちゃんは、大丈夫誰でもできるよ、やってみよう、と何度か誘うのですが、そのお友達は、頑なに拒み続けるのです。

前にそのゲームやったけど好きじゃなかったとか、今そのゲームの気分じゃない、ということならいいのだけど、
「どうせ勝てないし」「上手にできないと思うから嫌」と言い続けるその子を見ていて、私はなんともいえないブルーな気持ちになりました。

何事も挑戦!

楽しいはずの遊びですよ!やったことないけど楽しそう!やってみたい!という気持ちにならないで、失敗したらいやだ、まけたらいやだ、上手にできなかったらいやだ、という気持ちに、1年生の子どもがなるということについて、私は暗い気持ちになりました。

負けていいの!失敗してもいいの!間違えてもいいの!

そんな声掛けを親がしてあげないと、子どもは学校でとんでもなく臆病な子に育ってしまう。怖い。とても怖い。

そのお友達が帰ったあと、耐えきれずハスちゃんカメちゃんと家族会議。どんどん失敗しよう!失敗は宝物だよ!未知のことにどんどん挑戦しよう!楽しいことを見逃しちゃうよ!と熱く話したのでした。