あそぶ能力

“あそぶ”才能や能力って、もっと重要視されるべき。学校で全く注目されない、評価されない、人間として大切な資質だと思う。

今住んでいる奄美大島の小さな集落の伝統文化?なのか、女子が2人で遊ぶというのがある。2人だけで遊ぶ。誰かと遊ぶ約束して、そこにハスちゃんが私も遊びたいって言ったら、「今日は○○ちゃんと2人で遊ぶから、ハスちゃんとは遊ばない」と言われるみたい。

集落のおねーさんも、昔からこの地区はそう、女の子は2人で遊ぶね、と。2人で遊ぶ約束をしてて、他な子から遊ぼうって言われたら、やさしく今日は○ちゃんと遊ぶからまた今度ね~って言おうねって指導していた。そういう文化と捉えるべきなんだろうか。

私はいつも”遊びたいという子みんなで遊ぶべき”と言っている。「今日は○ちゃんと○ちゃん2人で遊ぶから、私遊ぶ人いない。。。」と泣きべそで帰宅し、元気がない時は、「それは仲間外れだね。意地悪だと思う。意地悪な人と無理に遊ぶ必要はない、一人で楽しいと思うことをやればいい。それは孤独ではなく、孤高というんだよ」と繰り返し言い聞かせる。もう少し子どもの人数が多ければなぁ、と感じる。近所に女の子が5人いるとして、他の4人が2人で遊ぶと言うと、ハスちゃんは1人ボッチ。もう他に遊ぶ子がいない。

あそびたい子みんなで遊ぶ

同じ小学校にバス通学している、家が徒歩圏内でないので放課後遊ぶことができない子(Aちゃん)がいる。放課後ハスちゃんがAちゃんを家に連れてきたことがあった。

いつもはバスの時間まで図書室で待機しているのだけど、先生が図書室を使うから、今日は外で遊んでてと言われた。Aちゃんはある子(Bちゃん)に放課後遊ぼう!と言った。Bちゃんは他の子(Cちゃん)ともう遊ぶ約束をしていて、「Cちゃんがいいっていったらいいよ」ってAちゃんに言った。AちゃんがCちゃんに一緒に遊んでいいか聞いたら「え~いやだぁ」と断った。と。

Cちゃんは、Aちゃんの前で、Aちゃんと一緒に遊ぶのはいやだぁと言ったの?とハスちゃんに確認したら、「うん」と言う。驚いた。びっくりした。Cちゃんは意地悪な子ではない。だからショック。一緒に遊びたいというお友達に対して、嫌だと意思表示することが、普通の状態なんだ。

Cちゃんが悲しそうだったからハスちゃんが、Cちゃんうちで遊ぼう♪と誘ったら、Cちゃんとっても喜んだよと。天晴れハスちゃん!一緒に遊ぼうと言って、あなたと遊びたくないなんて言われたら相当傷つく。悲しいCちゃんを救ったんだよ!よくやった!とハスちゃんを褒めました。

翌日、Aちゃんがハスちゃんの家で遊んだ事を嬉しそうに学校で話すから、Bちゃんが「え~ハスちゃんの家の中で遊んだの?ずるい!」と言ったらしい。ハスちゃんが、でもBちゃんCちゃんは2人で遊んだんでしょう?と聞いたら、何して遊ぶか決まらなくてすぐに解散したらしい。自分が仲間に入れなかった子が楽しく遊んでたらずるい!と言う。何と言ったらいいのだろう。我儘すぎる。

何して遊ぶか決まらない、というのはよく聞く話で、何と遊ぶ能力が低い子たちなんだろう。。。と悲しくなる。”2人”で遊ぶから何をするかの選択肢がまず狭すぎる。人数が増えれば増えるほど、やって楽しい遊びは増えるのに。とにかく2人以上で仲良く遊べない。ここは人数が少なくて、遊ぶのが2人か3人か、になる。3人は難しい。だから2人で遊ぶという文化になったんだろうか。

こんなに遊ぶのが下手で、人生楽しめないだろう、といつも思う。

ハスちゃんカメちゃんには、上手に楽しく遊ぶ能力は今つけるべき能力で、大人になってからはつけられないんだよ。今は、どうやったら楽しく遊べるか、それが一番の勉強だよ、と話した。

困った子、ではない

カメちゃんは、今その状況下を単純に楽しむことができる子。ハスちゃんは単純ではない。綺麗な海を前にして、家で漫画書いてたかった~なんてブスっとしたりする。カメちゃんは、本当は近所の友達と遊んでたかったけど、海に来たら来たで海を楽しむ。与えられた状況、今の状況を楽しくする方が人生楽しめると思う。

その一瞬を楽しもう

夏休み、とても楽しみにしていた広島への帰省。ハスちゃんはカメちゃんと些細なもめごとで、遊びの輪に加わらず、一人でブスっとソファーに座っていることが何度かあった。 「あんなに楽しみにしていたのに、そんな小さなケンカを引きずってそんな態度とってたら損するよ、気持ち切り替えて遊んだら? 」と何度か話した。カメちゃんは切り替えが早い。泣いたと思ったら笑っている。ケンカしてもすぐに仲直り、というか、また輪の中に入っていく。ハスちゃんはそうはいかない。男女の違いもあるし、性格の違いもある。一つ気に入らない事があったらそれを全てに波及させる。もうごはんもいらない、お出かけもしない!とか。そんなハスちゃんを見ていて、困った子、と思っていた。しんどいなぁと。

心ブスは損するよ

そんな時、何気なく読んだ新聞の1面に、”困った子はいない、困っている子なんだ”、と書いてあって。ハッとした。そうだな、困った子とレッテルを貼られる子って各クラスに何名かいるけど、困っている子だよなぁと。そしてハスちゃんに対して困った子だと感じた時、”この子は今困っているんだ”と思ったらいいなぁと思った。そしたらとっても楽になった。

学校には困った子はいない、困っている子がたくさんいる。先生がそう思ってくれたらいいなぁと思った。

川の字

ハスちゃん、カメちゃんと私、夜は1枚のおふとんに川の字になって寝ている。今ではめずらしいのかも。結構子どもは別の部屋で寝ている家庭が多いみたい。外国は小学生くらいになったら自分の部屋で一人で寝かせることが多いもんね。私は、おふとんに川の字に幸福感を感じるので、ハスちゃんカメちゃんに拒否されない限りはこのスタイルでいきたいな。

ハスちゃん、昨夜寝る時「学校たのしみだなぁ」と言って寝た。時間割の体育”運動会の練習”に星マークをつけて楽しみにしているから、それかなぁと思ってたけど、今朝確認したら給食、しかも”かつおふりかけ”が楽しみらしい。
そういえば朝方「なんでマンガーわれたら1人で食べるの~くちゃくちゃ~」とハスちゃんは寝言を言っていた。食いしん坊だなぁと笑った。 平和である。

カメちゃんが「昨日先生が夏休みに書いた作文を応募しにいって、午後いなかったよ。作文、さいしゅうせんせいでノートもらえるって」と言った。さいしゅうせんせい???カメちゃんお得意の良い間違いだけど、最終選考?と考えていたら、ハスちゃんが、「参加賞のこと?」って。倒れそうになった。おまけに持って帰った参加書はクリアファイルだった。カメちゃん、おもしろすぎる。

私がハスちゃんの誕生日に送った本”ブッダが先生”をカメちゃんが気に入っている。とってもいいこと、道徳的な教えが書いてある本で、野生の猿であるカメちゃんが気に入るのは意外。私がハスちゃんに「やったことはかえってくるんだよ」と言ったら、カメちゃんが「それブルドック先生に書いてあった!」と言う。私の頭の中では、小学校の黒板の前にチョークをもったブルドッグが立っているイメージが浮かんでいた。ハスちゃんがすかさず「それブッダが先生でしょう!?」またもやカメちゃんの良い間違い。ブしか合ってないじゃん。

昨日、フリーマーケットで趣味の藍染生活雑貨や、石けんを出品した。本当に悪気がないのもわかるし、悪い人ではないのは分かっているんだけど、ちょっと気になる人に会った。私が陳列している藍染アイテムを見ながら「私藍染って飽きちゃうのよね~」って。そうですか、と相槌うったけど、いいと思って売ってるものにネガティブなこと言われて、軽く傷ついた。本当に軽く。そして、「タオルだけじゃなくて、こんな風にしてお花を作ってアクセサリー作ればいいのよ、売れるわよ」と、ビニールに入れて包装している商品を手にとって折り畳んでお花を作って見せてくれる。アドバイスは嬉しいけど、商品がしわしわ~と。悪気はないのは承知だけれども、なんかもや~っとしたなぁ。

相手の気持ちを汲める人になりたいし、ハスちゃんカメちゃんにもそうなってほしい。

日記と作文

どんぐり倶楽部の糸山先生曰く、小学生はインプットのみでいい。ひたすらインプットインプット。アウトプットは、自然に子どもの内側から表現したい何かが溢れ出てきてからでいいということ。

学校が大好きな作文や日記(絵日記)はアウトプット。子どもの感性はすごい。大人以上に毎日いろいろ感じて考えている。けれども、それを表現する能力がない。思いを表現する文章力がない。だから、作文を書きなさいと言われたら、○○をしました、楽しかったです。またやりたいです。と2行で終わってしまう。

糸山先生は、感想文は愚の骨頂。大人でも、さて映画を見に行って感想文を書きましょう!と言われたら、見に行きたくなくなりませんか?と仰っている。確かにそう。本は大好きだったけど、読書感想文は大嫌いだったなぁ。目次とあとがきだけ読んで書いてたけど(笑)

というわけで、わが子にできるだけ作文や日記は書かせてない。自ら望んで書く場合以外は。小学校は本当に日記を書かせることが好きですね。しかも毎日書かせる。私は文章を書くことが好き。だけれども毎日日記をつけなさいと言われたら嫌になる。書きたいことがある時に書く。このブログだって、1か月書かなかったり、書きたいことが溢れてきて毎日書いたり、それでいいと思っている。

毎日日記を書きなさいと言われ続けた小学生が、楽しんで書けているか?100%楽しんでない。自信がある。将来文章を書くことが好きな子にはならない訓練をしているようにしか思えない。担任の先生には私の考えをしっかりと話し、理解して頂いているので、ハスちゃんやカメちゃんは日記を書いていません。ハスちゃんはお手紙や漫画、ショートストーリーを書くことが好きです。書きたいと思った時に自発的に書いて欲しい。カメちゃんはそもそも字を書くことが得意ではないから、自ら文字を書くことはまずない。けれども、夏休みの宿題の絵日記(毎日書く絵日記ではなく、教室に掲示される1枚だけ) は楽しみにしていました。 “絵日記1枚だけ?2枚書きたかった~”なんて言っているカメちゃんが微笑ましかった。日記に対して、いやだなぁという感情を持っていないだけで幸せです。

鹿児島県の不思議。夏休みの宿題で、小学1年生にも1200字の作文を書かせる事。1学期にやっとひらがな、カタカナを学習し終わった6歳の子どもに、1200字ですよ。狂気の沙汰。1学期最後の学級懇談会で、担任の先生から夏休みに1200字の作文を書いてきてくださいと言われた時、頭が?????正直者なんで、「先生、息子は書けないですよ、1年生に書けないですよね?それは、親がやってくださいねということですか?」と質問をしたら、困った笑顔で「ハイ」と仰いました。変な場所ですね、小学校って。

カメちゃんは、1年生の時に無理やり生活作文を1200字書かされようとして、数日間登校拒否しました。この経験が今に生きてる。カメちゃんに作文書かせたら学校に行かなくなる可能性がありますよ!と先生に伝えたら、まず無理やり書かせる先生はいない。だって、作文より毎日学校に登校する方が何倍も大切だもんね。

夏休み最後の日に伝えたいこと

夏休み最後の日、日本では子どもの自殺率が一年で一番高い日。不名誉すぎる事実。少子化担当大臣とか、政治家が抜本的にこの問題に取り組むべき。と言っておきながら、一切国や学校には期待をすべきではないということが分かっているので、子どもは親が守るしかないのです。

夏休み、広島の実家に帰省して、それはそれは楽しく過ごしました。学校は休みなわけで、広島では楽しいことばかり。そりゃぁ、ハスちゃん「広島がいい、広島にいたい」と言いますよね。想定内。そして夏休みの終わりが見えてきた頃、「学校いやだ、いきたくない」が始まりました。これも想定内。

今の義務教育は、日本という国に真面目に納税してくれる国民、言われたことをもくもくとこなす公務員を育成する場所。先生の指示通りに行動し、勉強する子が○、いい子と評価される場所。

野生の猿の様なカメちゃんは学校好き。熱を出しても「学校に行かせてくれ、みんなの顔を見たい」と泣いて懇願するのは、嬉しい誤算?意外やイガイなのですが、ハスちゃんは学校はあまり好きではない。嫌いじゃないけど、好きでもない、普通、らしい。これは想定内。人から指示されることを好まない、ファンタジックな発想力豊かな、自由人。うん、学校はあなたに向いていないね、と思います。

ハスちゃんにとって学校はフツー。とっても嫌なことがあるわけではないし、とっても楽しいわけでもない。普通。それって幸せなことよ。嫌なことが無いんだったら、それは幸せってことよ。といつも話している。そして、「学校は嫌なら行かなくてもいい。お休みしたらいい。でも、勉強はするよ。学校には行かなくてもいいけど、将来人生を楽しむ為に勉強はしないといけない。学校じゃなくて、家で勉強すればいいんだよ。」と伝えている。

夏休みの最後の日。学校で嫌なことがあったら、走って逃げておいで。ママが守ってあげるから大丈夫と伝えた。それだけで子どもは安心する。あんなに学校いやだいきたくないと言っていたハスちゃん、今は運動会のかけっこトレーニングや応援団の練習に余念がない。好きな事はがんばれるよねぇ。

宿題、宿題、ああ宿題

宿題について、いろいろと議論が巻き起こっている様。どんぐり倶楽部としては”子供に悪影響を及ぼすからやらせない”といっているあの宿題です。

シンプルに考えましょう。現在小中学校で出されている宿題は、子供にダメージを及ぼす、マイナスしかないと知ってしまった。誰が何と言おうが、私はわが子に宿題をやらせるわけにはいかない。昔は普通にやらされていたウサギ飛び。ウサギ飛びは身体に悪影響があると発表されてからはやってはいけないことになりました。その悪影響があるとわかるまではやらされる。悪影響があると文部科学省が認め発表するまでは、親がわが子を守るしかない。

文科省、日本の義務教育はゆとり教育だの詰め込み教育だの、数々の過ちを犯し続けています。ゆとり教育を受けた子達なんて被害者なのに、他の世代からはいろいろ言われている。文科省はもちろん何の責任もとってくれません。だから、私は誰が何と言おうと、お粗末な宿題はわが子にはさせません。その結果、わが子の学力がめちゃめちゃ低かったとしても、私がその責任をとります。そんなことはどんぐり問題やってたらありえないのだけど。

今や、宿題代行を請け負う企業があるらしい。お金を払って宿題をしてもらうというビジネスが成り立つ時点で、”宿題”の価値がわかる。宿題をしたら子どもの学力になるのであれば、どこの親がお金払って代行してもらうの?その宿題が無駄だからそうするんじゃない?

文部科学省が大手業者と宿題代行を禁止する合意をしたそうです。(https://www.sankei.com/li…/news/180829/lif1808290023-n1.html)それを受けて、私が尊敬するどんぐり式学習塾を経営されている先生が、「そもそも宿題は”提案”のレベルで、強いることはできないし、文科省に放課後の子供に対して保護者の判断を制限する法的根拠はない」と書かれていました。同意します。

まずは、宿題の質、あり方を見直すべきなのではないですか?と呆れている今日この頃。宿題がどうこうじゃなくて、不登校の子度も達を救ってよ!!!アンポンタン!

夏休みのおもいで

ハスちゃん、カメちゃん、夏休みはしっかりお勉強もしたし、思いっきり遊びました。100点の夏休み。

大阪から半田家が遊びに来てくれて、奄美北部のあやまる岬、土盛海岸、住用のマングローブカヤック、大和村のマテリヤの滝、宇検村のタエン浜、そして我が家でのBBQを楽しみました。

タエン浜でジャンプ!
みんなで一緒に♪

広島の実家に帰省して、ハスちゃんカメちゃんは毎日じいじばぁば、そして時々いとこのいちかちゃんと寝ました。お友達とホームパーティー、カープ観戦、大崎上島への旅行、お墓まいり、二河プール、かるが浜、映画館でトイストーリー4、盆踊り×2回と盛沢山。毎日毎日、いとこと遊んで、離れているからこそ、会える時間を大切に濃密に過ごせたね。

広島のおともだちと

奄美に戻って、節子小中学校跡で草ラボの夏イベント。草木で秘密基地作り。使う材料を自らの手で集めるところから始まるこの企画、本気の図工です。意外と葉っぱを紐で結ぶという作業が難しく、苦戦したね。

まずは木で柱をたてよう
芭蕉やバナナの葉っぱで壁や屋根をつくる

夜はアウトドア草バー。イタリアピザ達人に教わってピザ教室、そして屋外のピザ釜で焼いてたべました。仲間とアウトドアは問答無用に楽しい。

外は涼しくて気持ちいい♪
ピザ釜で焼いたクアトロフォルマッジは格別でした

嘉鉄のビーチで、夕泳ぎ。パッション栽培をされている知人がハスちゃんカメちゃんと思いっきり遊んでくれて、感謝。ビーチでガパオライス食べました。

大きな雲がかぶさって、幻想的な雰囲気でした

ハスちゃんは奄美少年自然の家へチャレンジキャンプ。カメちゃんは瀬戸内町のみなと祭り。ハスちゃんも帰ってきて、みなと祭りの八月踊りと花火大会。

大好きなチルチルカフェでツアーをお願いし、タンギョの滝へ。滝つぼまでのトレッキングがなかなか大変だったけど、だーれもこない秘境を堪能しました。

おおきな岩を登っておりて、滝つぼまで行きました
ハスちゃん、飛び込むよ~
カメちゃんもジャンプ!

草ラボを一緒にやっているさとみさん、そしてその仲間たちと西古見合宿へ。大型クルーズ船を西古見に招致する計画があり、あの美しい西古見をしっかり見ておきたいと思って企画しましたが、計画撤退を瀬戸内町長が宣言し、最高の気分で楽しみました。泳いでシュノーケリングできるレベルでは世界的に類をみない規模のサンゴ礁。圧倒的で、怖いくらいでした。

西古見、集落前の海
スーパーマコリン、シャコ貝素もぐりでゲット!

夕食のBBQは西古見でとったシャコ貝や、北海道のイカ、伊須のえび、など海鮮BBQ。おいしかったぁ。ハスちゃんカメちゃんは、地元のおじさんから泳ぎや体操を習い、夜はだるまさんが寝転んだというゲームや、スイカ太郎というおもしろい話をしてもらいました。

えび
シャコ貝
だるまさんが寝転んだ、部屋の中でやるには最高の遊び

親も子も思いっきり遊びました。勉強もしたのだから、最高、満点の進化の夏でした。

夏休みの宿題

夏休みといえは、宿題。宿題の多さにストレスを感じている親子の多いこと。子どもがが一番の被害者だけれども、親もかわいそう。宿題さえなければ、宿題との付き合い方を知っていれば、楽しい夏休みが過ごせるのにね。

絶対に大切な事は日本全国、いつだって変わらない。例えば、横断歩道は赤信号で渡らない、とか、人の悪口を言わない、暴力を振るわないとか。小学校で出される宿題は、担任の先生の裁量で多かったり少なかったり。あったりなかったり。どんぐり倶楽部の糸山先生は、”宿題は担任の趣味”ですとおっしゃっている。本当にそう感じている。

今話題の東京都麹町中学校の校長先生、工藤先生のような方は、宿題は意味がないから廃止しましたと断言している。早くみんな気づいて欲しい。まず、出している先生が気づいて欲しい。気づいてても出し続けることしかできないんだろうね。

どんぐり式子育てをしているので、我が家は家庭学習は全面的に親である私に任せて頂いていて、先生が出す宿題はやっていません。宿題をしない=家庭学習をしないということではなく、家庭での学習は私が重要、正しい、子供達に必要だと信じる方法で行うということを説明して、学校には理解頂いています。

夏休み、1学期に行われてテストの間違った部分を切り取って”わからん帳”を作り、ハスちゃん、カメちゃんは取り組みました。間違えた部分だけなのでとても分量は少ないです。わかっていない部分、理解していないところだけを集中して勉強するので、短時間で学力をつけられます。

麹町中の工藤先生は、宿題は提出することが目的になっている。わかるところだけをやり、わからないところ、間違えたところはそのまま。ただやって出すことが目的だから学力につながらないと仰っています。その通り。糸山先生推奨のわからん帳は、その宿題のマイナス点が一切無い、学力しかつかない方法。わからん帳の問題をすべて確認し終えたら「よしOK!これで1学期に習った中でハスちゃんカメちゃんは分からないことが全くなくなったよ」と声かけします。そうしたら、ハスちゃんカメちゃんは嬉しそうに、うん!とうなずきます。自信を持って新学期に望めます。最高の勉強法だと思っています。

そしていつも週1~2回取り組んでいる、どんぐり倶楽部の良質の文章問題で、正解しなかった問題”お宝問題”に取り組みます。夏休みは子どもが学校でストレスを受けていないし、疲れていない為、どんぐり問題にしっかりと向き合い、じっくり考えられたと思います。お宝問題、ハスちゃんもカメちゃんも、6~7割は正解できたのじゃないかな?どんぐり問題は本当に複雑で難しいんだけど、ノーヒントでその難題に立ち向かう姿には感動しました。

ある日カメちゃんは、1時間かけて1問に取り組みました。何度かぼーっとしていて動きが止まっているように見えたから「絵を書こうね」と声がけしましたが、ちゃんと考えていたんでしょうね。ここの絵書けてないよ、と声掛けしたら、「まだ○○書かないといけないからあとで」なんて2回も答えてきて、 ぼーっとしている様に見えて、色々頭の中では考えていたのでしょうね。
私がもっと待つことに耐える練習が必要だなぁと反省しました。 こんなにじっくりどんぐり問題に取り組めるのも長期休暇ならでは。意味のない宿題をしなくていいことに感謝。

ハスちゃん、カメちゃんが取り組んだどんぐりのお宝問題のクロッキー帳を、学校に提出しました。ちゃんと学習していますよ!と分かって欲しいのと、ハスちゃんカメちゃんがどんな高度な問題に取り組んでいるのか、知って欲しいと思っています。どんぐり問題に比べたら、学校の文章問題はただの計算問題にしか思えないのです。先生から何か反応があればいいなぁ。


夏休み

夏休みが始まった。始まってすぐに私の大学の友人家族が遊びに来てくれて、しょっぱなからトップギアで夏休みを満喫中。奄美大島の自然、海、滝、川、山、本当にすばらしい。けれども住んでいると、日常生活の中、自然満喫することから遠ざかってしまうことがある。私にとって、友人が遊びに来てくれることは、本当にうれしい。奄美大島の豊かな自然を、大満喫できるから。

パワーありすぎ!何度もジャンプ!
冷たい水もなんのその

子どもは、お友達と遊ぶ時が一番楽しそう。どんなに美しく、素晴らしい場所に連れて行っても、兄弟2人だけだと1時間、2時間で十分。もう帰ろう、となる。でもお友達が一緒だと、5時間6時間遊んでもまだ遊び足りない。あぁ。うれしいね。仲間がいるってことは。

あーつかれた~

今住んでいる地域は、自分の子供以外の子を連れて遊びに行くという文化がなくて、残念。子どもは子供同士で遊ぶのが一番楽しいのに。

草まつり~創作編

言葉にしがたい幸福感、充実感を感じた草まつり。身体表現者のえみさん、太鼓奏者の山北さん、ふやよみ、という魂のアーティストが率いてくれた、創作活動も素晴らしかった。

ドレスコードは草!草でおめかし

ハスちゃんの草ドレス、とても好評!ハスちゃんのスミレディスプレイ

草祭り、開会式!

草祭りの始まりは、みんなでまるくなってウォーミングアップ。えみさんが場を温めてくれました。

山北さんの太鼓で、大地が響く、身体が動く
草祭りの小道具たち

大人が、さとみさんのムジナのアナを体験中に、子供たちは草神様の神殿作り。材料はそこらへんに生えている草!材料から集めることに意義があるんです。

ふやよみかおるさんの、草で神殿を作るよ!の呼びかけにキョトンとしていた子どもたちも、竹で骨組みを組んでいくかおるさんを見て、次第にお手伝いを始める。結果、大人が手伝ったのは初めの枠組みだけ、あとは全部子供達が自分達で材料を集め、組み立てていきました。

草神様の寝殿づくり。全部草で作ります。
男子が材料集めて、女子が組み立てる役
子供達、真剣。集中。

集中した子供のパワーは凄い。どんどん材料を集めてきて、どんどん組み立てて。わくわくしました。自由に自分達で考えて何かを作る、喜びでした。

神殿ができあがっていくにつれ、子供達のテンションもアップ!これ、子供の秘密基地だ!とみんなで楽しそうに神殿で遊びます。

予定時間がきても、まだまだ作りたい!と予定変更して子供達は創作しました。その間大人はえみさんのワークショップ。草を題材に創作しました。

草祭りのフィナーレは創作発表。子供達が草神様の化身として、神殿から出てきてスタート!

子供神様の入場!
自由に動く
ソテツをもって歩くだけで、笑顔えがお

えみさんと山北さんの競演。プロ同士の競演はやはり素晴らしい。

魂の身体表現者えみさんと、太鼓奏者山北さん

一緒に楽しめる仲間をもっと増やしたい、そんな仲間にもっと会いたい!だから私は、これからも草ラボで、自分が楽しいと思うことに取り組んでいく。