ハスちゃんがいじめられて1か月不登校になった時、近所に住む友人が2人、一人のアート療法士さんを紹介してくれた。ハスちゃん、会ったらいいよ、と。その当時、ハスちゃんは家で落ち着いていたし、知らない場所に知らない人に会いに行くということを嫌がりそうな気がして、会いに行かなかった。
そのアート療法士さんに、偶然参加することになった講座で、参加者としてご一緒することになって。すぐに打ち解けて、仲良くなって、ハスちゃんの話をしたら、ぜひ会いたい!と言っていただいて。その療法士さんの方から何度か今日はどう?とか言っていただいて、有難い限り。そして今日、アート療法士Mちゃんとハスちゃんの初対面となった。
細かい部分は端折るけれど、ハスちゃんの状態、安定している、大丈夫、とのことで太鼓判を頂いた。ハスちゃんの精神性は大人以上、成熟しているから、同級生とは気が合わないのは仕方がない。ハスちゃんは強い、原点は自身に溢れていて活動的な子、ただ今はそこを発揮できていないだけ。と、納得のお言葉を頂いた。
学校に対するイメージの色を、ハスちゃんは美しい瑠璃色、ターコイズブルー、青に緑が少し入ったような色を選んだ。全然悪くないイメージで、自分でちゃんとバランスをとってクリアにしているとのことで。これは驚きだった。そして怒った時の色が、きれいなピンクを選んでいて、これにはMちゃんもこんな子初めて!と驚いていた。
ハスちゃんは、怒った時でさえこんなピンクなので、母性が強い観音様みたいな子よ、と言われて。これはへぇーウソォ?と思ってしまった。観音様に失礼の無いよう、これから接し方気を付けなければと身を引き締めた次第。笑
Mちゃんがたくさん持っている白黒の下絵から一つ選んで塗ろう、と言われて、ハスちゃんは橙の絵を選んだ。真ん中にあるパかッと2分割されたオレンジの真ん中から塗り始めてた。それを見てMちゃんは、ハスちゃん、周りに対し開放的に積極的になってるよ、大丈夫と言ってくれた。最後に黒で縁取ったのも、自己確立という意味があるそう。そして塗った作品が素晴らしいと褒めていただいて、来年はMちゃんのアトリエから瀬戸内芸術祭に出品しようと、興奮気味にハスちゃんを誘っていた。
ハスちゃん、学校で輝けなくても、楽しいこと、好きな事に夢中になれたら、それでいい。ハスちゃん、大丈夫だね。今のままでいいね、と安心しました。Mちゃんとの出会いに感謝。