私は、子供がありのままでいることを良しとし、寛容な親だ、そうありたい、と思っている。けど、それが思い過ごしであることに気づかされる出来事があった。
昨日、カメちゃんの学校ではプール掃除があった。プールの中を掃除すると濡れるから、水着やタオル持参で登校した。帰宅後、カメちゃんに水着やタオル、洗濯機のところに持っていってね、と声をかけたら、
「あっ!忘れた!」とカメちゃんが言った。濡れた水着やタオルを学校に忘れてくるなんて。。。カーッとなって「それだけはやめて!気をつけてよ!濡れたもの洗わずに放置してたら、カビ生えちゃうよ!」と叱った。
今朝登校時、カメちゃんに教室から忘れたプールバックを取ってくるよう伝え、校舎玄関で受け取り、校庭を歩いていたら、登校してくるK君に会った。K君に「見て、カメちゃん、昨日プールバック忘れた帰ったんだよ」とプールバックを見せたら、「あ、僕も忘れた」と言って、K君は校舎へ向かって走っていった。
意外だった。
K君の家はきっちりした印象の家で、毎週シューズを忘れず持ち帰り洗ってる。(当たり前か?)我が家なんて、1か月に1回持ち帰るくらいだ。登校時に忘れたプールバックを回収してすぐ洗ってしまいたい!と昨夜から思っていた私。濡れた衣服の洗濯に関しては、私の方が神経質なのか。
次に、L君が登校してくるのが見えて、K君に言った同じセリフを言ったら、横にいたL君の母が「あ、うちはプールバック持って行ってない。この子プール大嫌いで。塩素の臭いが嫌みたいでプールは見学」と言った。またまた、衝撃だった。
プールバックを同じく忘れていて、その回収に躍起になっていない家庭、そしてプールバックすら持って行っていない家庭、いろいろだ。
ハスちゃんの中学校で、もうすぐ体育でプールが始まる。ハスちゃん、運動神経いいのだけど、体育の授業が嫌いだ。体育のせいで、運動嫌いになったくらい。プール始まるね、と言ったら、塩素の臭いが嫌だからやりたくない、と言う。もう勘弁してくれ、と思った。塩素は殺菌の為に必要なんだから、そんなこと言わない、塩素入れなかったら大腸菌うようよになっちゃうよ、と言った。
寛容さのかけらもない親だ、と思い知った朝だ。