草を食べる

センダングサを食べる

11月に、2回目となる草BARが開催されて、
パッションフルーツを栽培されている、陶芸家の夫とミュージシャンの妻とその子ども達や、
無人島サバイバルを指導する方や、加計呂麻島のドンといわれる男性などが集い、
またまた宇宙パーティーと名付けるにふさわしい盛り上がりでした。
草BAR

日頃疑問に思っている子育てにまつわる色々も、
本音で話せる仲間にまた出会いました。
私にとって、本当に素晴らしい場です。

モコさんが作る”草”料理が美味しくて、驚きます。
驚いているだけでは芸がないので、少しずつ自分の知識にしていきたいと思っています。

今回の学び。
奄美にはいたるかしこに生えまくっているセンダングサ、
白い花で、茶色いトゲトゲが服にくっつくあの草。
広島の私の故郷では、くっつきもっつき、なんて呼んでいました。

あの草、上の方の若い草が、美味しいんです。
知らなかった。。。
知らないって、もったいないね。

お庭にわんさか生えているので、
お昼のインスタントラーメンに入れて食べました。

草BARカウンター

奄美大島で出会う大好きなひとたちが、みんなつながっている
という話。

草ラボという、草にまつわるいろいろな活動をする場があって、
私にとって、奄美大島で一番自分でいられる、心地よい仲間と過ごせる場所になっています。

奄美大島に移住してきたその日にランチを食べたあるカフェで
瀬戸内町の廃校になった小学校で行われているという”草ラボ”のフライヤーを見かけて、
生活が落ち着いたら行ってみたいなぁと思っていました。

瀬戸内町に、移住前から奄美に行ったら絶対行こうと思っていた
チルチルカフェというカフェがあって、行ってみたらカフェを営む家族の人柄が素敵で、
出てきた料理も素晴らしくて、ニコニコ食べている時に、横の席に座ったのが、
草ラボを主宰しているモコさんで。

草ラボに呼ばれている気がした。
で、草ラボに行ってみたら、とっても気持ちいい場だった。

小学校に年2度しか来ないスクールカウンセラーの先生がいて、
年2回?会って話しても何にも解決はしないよね、会わなくていいやと思っていたけど、
学校生活や放課後起きるトラブルを度々報告していた、ハスちゃんの担任の先生が、
せっかくの機会なので是非どうぞと仰るのでアポイントを入れて。
そのカウンセラーの先生がとっても爽やかでかわいい方で、
年2回しか会えないのか、と残念に思っていた。

ら、なんとその先生が草ラボにいて。びっくりした。
さとみさんは、旦那様とふやよみという音楽ユニットを組んでいるシンガーでもあり、
アーティストである一面もあって、また驚き。
そしてモコさんも絵を書いたり、ものづくりをするアーティスト。
草ラボは自然を愛するアーティスト集団という感じで、私は居心地がよかった。

節子小のピザ釜
10月にモコさんが企画した、草BARというお泊り飲み会が初開催され、参加しました。
主宰のモコさん、そしてさとみさんが自然を愛するアーティストなもんで、
参加者がみんな似ている。

ジャンベ奏者と島唄シンガー夫婦や、自転車で日本を2周くらいした人や、
画家でありギタリストであるさとみさんの旦那さん、
そして今住んでいる集落に住むきっかけとなった私の恩人、
自然栽培で黒糖を作られている叶夫妻などが参加者で、
それはそれは、魂が喜ぶようなパーティーでした。

草BAR ジャンベと島唄
ハスちゃんジャンベに挑戦

土を触ると、悲しくなる、だから草抜きができない、とか。。。
会話が、すごかった。

見えない物を感じ、大切にしているような人たちで、
“宇宙人”の秘密のパーティーに紛れ込ませてもらえた地球人みたいな感覚でした。

毎回素敵な人に出会える場を作ってくれて、モコさん、さとみさんには感謝。

奄美大島で会う素敵だなぁ、好きだなぁと思う人がみーんなつながっているというのが、
不思議だと思っていたけど、
不思議じゃないかも、と感じてきたのです。

ジャングルを切り拓く

我が家のジャングル

10月1日に引っ越してきたのは広いに庭がある一軒家。
広い庭の一角にジャングル化している部分があって、
草むらにはハブがいて立ち入り禁止の奄美大島なので、
もちろん立ち入り禁止区域となっていました。

庭のジャングル写真
おそるおそる覗いても、草や木がボーボーすぎて、状況がわからないほどジャングルでした。
庭のジャングル写真2
庭のジャングル写真3
せっかく自然豊かな奄美大島で生活しているのだから、少し野菜作ってみたいな~
と思っていました。
ここに引っ越す前は、集合住宅に住んでいて、できてもベランダでプランター栽培くらいだったから、
なんかやりたいな~♪とわくわく。

わくわくしながら、早1か月。
もちろん何も始まりません。

が、10月31日、近所に住む80代後半くらいのおばあちゃんが私の魂に火をつけました。
ハロウィンの日、ハスちゃんカメちゃんと共に、いつもミカンをくれたり、お茶飲ませてくれる
おばあちゃんに、りんごを渡しに行きました。

そして何気ない立ち話の中、
「私、お庭にネギくらい植えたいと思ってるんですけどね~」と言ったら、
「ネギ?植えたいの?」とおばあちゃんに聞かれて、
「はい、植えたいけど、やりかたわからないし、もう少し部屋の中の荷物を片付けてから。。。」
とのらりくらり答える私にむかって、
「じゃあ、植えよう、ネギ植えに行こう!」というおばあちゃん。
「え?今?今日じゃなくていいよ、まだ植える場所もちゃんとしてないし」と言う私に、
「やろうと思ったらやらんと気が済まん、今から準備してすぐ行くから」と
自分が種から育てているというネギをプランターから4束ほど引っこ抜いてくれた。

おばあちゃんは、足が悪い。
歩く時はカートを杖がわりにしてゆっくり歩く感じ。
そんな高齢のおばあちゃんが、畑仕事に必要な道具をうちまで持ってきて、
立って作業はできないから持参したミカン箱に座りながら、
例のジャングル地帯の端っこの草をものすごい勢いで刈りはじめた。

もちろん私も手伝った。

で、あっという間にネギ畑が完成。
その間、15分くらい。
我が家のネギ畑
おばあちゃん、ありがとう。
ミカン箱に座って草を刈るおばあちゃんの姿を見て、私の心に火が付いたよ。
私は健康でまだ40代なんだから、身体動かしてこのジャングルを何とかするよ。

ということで、1日1時間、このジャングルと戯れることを誓いました。
ネギ畑の横に、セロリとサラダ菜を植えました。
このセロリで、子供達の大好物ミートソーススパゲティを作る日が楽しみです。