草まつり~創作編

言葉にしがたい幸福感、充実感を感じた草まつり。身体表現者のえみさん、太鼓奏者の山北さん、ふやよみ、という魂のアーティストが率いてくれた、創作活動も素晴らしかった。

ドレスコードは草!草でおめかし

ハスちゃんの草ドレス、とても好評!ハスちゃんのスミレディスプレイ

草祭り、開会式!

草祭りの始まりは、みんなでまるくなってウォーミングアップ。えみさんが場を温めてくれました。

山北さんの太鼓で、大地が響く、身体が動く
草祭りの小道具たち

大人が、さとみさんのムジナのアナを体験中に、子供たちは草神様の神殿作り。材料はそこらへんに生えている草!材料から集めることに意義があるんです。

ふやよみかおるさんの、草で神殿を作るよ!の呼びかけにキョトンとしていた子どもたちも、竹で骨組みを組んでいくかおるさんを見て、次第にお手伝いを始める。結果、大人が手伝ったのは初めの枠組みだけ、あとは全部子供達が自分達で材料を集め、組み立てていきました。

草神様の寝殿づくり。全部草で作ります。
男子が材料集めて、女子が組み立てる役
子供達、真剣。集中。

集中した子供のパワーは凄い。どんどん材料を集めてきて、どんどん組み立てて。わくわくしました。自由に自分達で考えて何かを作る、喜びでした。

神殿ができあがっていくにつれ、子供達のテンションもアップ!これ、子供の秘密基地だ!とみんなで楽しそうに神殿で遊びます。

予定時間がきても、まだまだ作りたい!と予定変更して子供達は創作しました。その間大人はえみさんのワークショップ。草を題材に創作しました。

草祭りのフィナーレは創作発表。子供達が草神様の化身として、神殿から出てきてスタート!

子供神様の入場!
自由に動く
ソテツをもって歩くだけで、笑顔えがお

えみさんと山北さんの競演。プロ同士の競演はやはり素晴らしい。

魂の身体表現者えみさんと、太鼓奏者山北さん

一緒に楽しめる仲間をもっと増やしたい、そんな仲間にもっと会いたい!だから私は、これからも草ラボで、自分が楽しいと思うことに取り組んでいく。

草まつり~草カリー編

終わってから、写真や動画を見ていたら、涙でウルウルしてくる。そんなイベントはそうそうない。別に厳しい訓練を日々積んできたわけでもなく、ただ参加して、自由に正直に思いっきり表現した。それだけなのに。それはそれは、なんとも不思議な感覚で、参加してない人にはどうにも説明するのが難しい。

朝10時。ドレスコードは草。思い思いに草を纏った参加者が自己紹介をして、草カリーづくり。草取り班、野菜切り班、バナナの葉っぱでお皿づくり班に分かれる。

食べられる草、たくさんあるよ
立派な浜大根

必死で野菜切りしていたら、カメちゃんが立派な大根を持って帰ってきた。なかなか抜けなくて、”うんとこしょ、どっこいしょ”したらしい。絵本みたいだね。

たくさん野菜切りました

みんなで作ったカレーに、えみさんが切って、カメちゃんが塩をふった浜大根の浅漬けや、waoaiのこずえさんが作ったアチャールを添えて。草ラボ的には、食べられる花もトッピング。

草部族キッチン作「草カリー」

アフリカで現地の方から、手で食べる技術を絶賛された山北さん曰く、このカレーは手で食べるにはちょっと緩いとのことでしたが、何とかみなさん食べました。「今日は手で食べます」というモコさんの言葉に、一番えー!!!!と反応したのは子供達。いつもはお母さんに、手で食べるのは行儀が悪いと叱られてきているからねぇ。ちょっと申し訳ない気もちになりました。

手で食べる

ある参加者の子が言っていたけど、小さな赤ちゃんは上手に手で食べていたらしい。赤ちゃんは天才なのだ!大人は邪魔してはいけないのだ!

草カリーを手で食べる。慣れないからとても食べづらい。口に入るともう熱くないのに、手は熱い!不思議な感覚。手で食べると、とても食べてる!感じがする。普段はやらないことをやってみること。面白い、貴重な体験。バナナの葉っぱをお皿にするだけで、豊かで贅沢な気持ちになれる。日々の生活に取り入れたいと思った。

“草まつり”創作編につづく

“草まつり”のこと

奄美大島に移住して、あたりまえだけれども、いいことも悪いことも色々ある。ここは都会の方がいいなぁなんて感じることもあるけれども、でもやっぱり奄美はすごい!奄美の大自然は、そんな小さなあれこれ、難を一掃してくれるほどで、何事にも勝る。

水たまりにオタマジャクシ!

初めに住んだ地域で、苦しい体験をしたけれども、そんな時、奄美の生命力あふれる草で楽しむ集まり”草ラボ”に出会った。そこで、自然を愛し、自分に正直で、自分軸をしっかり持っている、本音で付き合える素晴らしい仲間に会った。”草ラボ”は、奄美に来てよかった~と分かりやすく思わせてくれる場になった。

2月24日、草ラボ主宰の”草まつり”を開催。奄美に移住して11ヵ月の私が、奄美の自然「草」をテーマにした”草まつり”のスタッフとして関わっている。もうそれだけで、私は胸が一杯なのでした。私は、奄美に住んでいる他の多くの人が気づいていない素晴らしさに気づけてるんだ!そんな思いもありました。

“草まつり”を開催するのは、初めてのこと。言いだしっぺの草ラボ主宰のモコさんが、なかええみさんという東京在住の身体表現アーティスト、山北のりひこさんというのジャンベ奏者をキャスティングし、あとは草ラボに深く関わりのある音楽ユニットふやよみがいる。私は会場である廃校になった小学校の掃除や、カレー作りに使うお野菜の下ごしらえを。

おまつり前日、準備中にハスちゃんが作ったディスプレイ!

役者はそろった感はあるけど、このアーティストたちがどのように絡んでいくのか。 「草」がテーマのお祭りに、お客様は来てくれるのか?なんて、スタッフでさえもどうなるか分からないお祭り。結果、参加者全員大満足の大大大成功で終わったのだけど、やはりスタッフがわかっていないのだから、参加されるお客様はもっと???だった様で。

えみさんによる創作ワークショップ

“よくわからないけど、行ってみよう”と思ってくださった方は、日頃から自分のライフスタイルをしっかり持って、自分を表現することに長けている方が多くて。とても短い時間の中で、アーティストのえみさんが驚くほどクオリティーの高い創作作品が出来上がったり。えみさんが編集してくれた動画を見て、本当にびっくりした。無我夢中で作り上げたその作品は、素晴らしく、美しい。きらきら輝いている。大人も子供も。

今までも大切だった方たちと、もっと深くつながれたし、いつか会いたいな~と思っていた人に出会えて繋がれたり、最近は本当に魂が喜ぶ出会いに恵まれている。うれしい。しあわせ。

草まつり最高でーす!

“草まつり”で、なによりも子どもたちが自由に自然と戯れ遊んでいたこと。自然の中に放たれた子供達は、いきいきとかがやいていて、笑顔に溢れていて。それが見れたことが嬉しかった。自然には勝てない。自然万歳!

草で秘密基地を作ったよ

奄美風お正月飾り

廃校になった節子小学校で毎週木曜日に行われる”草ラボ”で、お正月飾りを作った。

モコさんが集めてくれた奄美の植物を使って、奄美ならではの飾りを作る。まずはコースターを編むためにヤシの葉を半分に切る。

ヤシの葉を切る
奄美の豊かな草たち

コースターを編むのは、単純な手順なんだけれども、なかなか覚えられない。年を感じたけど、とても楽しい。

ヤシの葉を編む
ソテツの茎を金色に塗る

参加者がそれぞれ、デザインをあれこれ考える。熱中してしまった。

デザインを考える

同じ素材を使っても、全然違う作品ができあがりました。

草ラボメンバー

持ち寄りランチは芭蕉の葉のランチョンマットにのせて。体と心が喜ぶごはん。

豊かな持ち寄りランチ

帰宅して、玄関に飾ってみた。まだクリスマスだからサンタと共演。奄美で身近な自然のものを使って作れたお飾り。良い年迎えられそう。

クリスマスだからサンタと共演

月桃オイル

庭の月桃

木曜日は草ラボの日。
久しぶりに参加したけれども、やっぱり私の魂がよろこぶ場所でした。

主宰のモコさんが準備してくれていた月桃の葉っぱを小さく刻み、
キュアリングといって110度まで温めたオイルに漬け込みました。

月桃オイル
月桃がたっぷりつまったオイル

月桃の葉を切ると、なんともいい香りがただよって、
参加者みんなでうっとりと。
「いいにおいだね」と何回言っただろう。

お昼ごはんは、みんなで摘んだ”草”を入れたお粥。
私が持っていったソムタム(青いパパイヤのサラダ)とモコさんさとみさんが持ってきた味噌で、
たーっくさん草粥を頂きました。

草粥
草粥、自然の恵をいただきます

身近に生えている草をつかって、色んなことができるんだなぁ。
少しずつ、身近に自然に存在するものを使って、生活を豊かにする知恵をつけています。

マルベリー
桑の実はもちろん、葉っぱもおいしい♪

タンポポ
タンポポの葉は生でも食べられる

食事後、主宰のモコさんが、
「草ラボで取り組んでることをもっと広めたいけれども、
“いのち”という言葉を使ってしまうと、ちょっと距離をおかれてしまう。
“いのち”を扱っているんだけれども、面倒くさくなく、とっつきやすい、もっとバカっぽくしたいんだけど。」
と言った。

とてもわかる。そうなんだよね。
で、その時以来”草ラボに対してもっと普通の人が親近感がわくようなフレーズ”は何だろうと
私の頭の中にずーっとある。

月桃
お庭に月桃があるのに気がついた

今日の午前中、自然栽培の島ミカンのオレンジピールや酵素ジュースを作ったり、庭の月桃でお茶を入れたり、化粧水として使うチンキを作ったりしていて、
“生活”というキーワードが浮かんできた。
農薬や堆肥さえ使わず育ったフルーツや植物で色んなものを作ることは、とても贅沢なことだと思うけれども、
セレブ感があるラクジュアリーではなく、まいにちの生活を身近に存在する自然(いのち)を用いて、豊かにするということ。
既製品を買うよりも安くすむから経済的で、とっても主婦的な話。

もう少し、私の脳の中で整理ができたら、モコさんにプレゼンしてみよう。

草を食べる

センダングサを食べる

11月に、2回目となる草BARが開催されて、
パッションフルーツを栽培されている、陶芸家の夫とミュージシャンの妻とその子ども達や、
無人島サバイバルを指導する方や、加計呂麻島のドンといわれる男性などが集い、
またまた宇宙パーティーと名付けるにふさわしい盛り上がりでした。
草BAR

日頃疑問に思っている子育てにまつわる色々も、
本音で話せる仲間にまた出会いました。
私にとって、本当に素晴らしい場です。

モコさんが作る”草”料理が美味しくて、驚きます。
驚いているだけでは芸がないので、少しずつ自分の知識にしていきたいと思っています。

今回の学び。
奄美にはいたるかしこに生えまくっているセンダングサ、
白い花で、茶色いトゲトゲが服にくっつくあの草。
広島の私の故郷では、くっつきもっつき、なんて呼んでいました。

あの草、上の方の若い草が、美味しいんです。
知らなかった。。。
知らないって、もったいないね。

お庭にわんさか生えているので、
お昼のインスタントラーメンに入れて食べました。

草BARカウンター

奄美大島で出会う大好きなひとたちが、みんなつながっている
という話。

草ラボという、草にまつわるいろいろな活動をする場があって、
私にとって、奄美大島で一番自分でいられる、心地よい仲間と過ごせる場所になっています。

奄美大島に移住してきたその日にランチを食べたあるカフェで
瀬戸内町の廃校になった小学校で行われているという”草ラボ”のフライヤーを見かけて、
生活が落ち着いたら行ってみたいなぁと思っていました。

瀬戸内町に、移住前から奄美に行ったら絶対行こうと思っていた
チルチルカフェというカフェがあって、行ってみたらカフェを営む家族の人柄が素敵で、
出てきた料理も素晴らしくて、ニコニコ食べている時に、横の席に座ったのが、
草ラボを主宰しているモコさんで。

草ラボに呼ばれている気がした。
で、草ラボに行ってみたら、とっても気持ちいい場だった。

小学校に年2度しか来ないスクールカウンセラーの先生がいて、
年2回?会って話しても何にも解決はしないよね、会わなくていいやと思っていたけど、
学校生活や放課後起きるトラブルを度々報告していた、ハスちゃんの担任の先生が、
せっかくの機会なので是非どうぞと仰るのでアポイントを入れて。
そのカウンセラーの先生がとっても爽やかでかわいい方で、
年2回しか会えないのか、と残念に思っていた。

ら、なんとその先生が草ラボにいて。びっくりした。
さとみさんは、旦那様とふやよみという音楽ユニットを組んでいるシンガーでもあり、
アーティストである一面もあって、また驚き。
そしてモコさんも絵を書いたり、ものづくりをするアーティスト。
草ラボは自然を愛するアーティスト集団という感じで、私は居心地がよかった。

節子小のピザ釜
10月にモコさんが企画した、草BARというお泊り飲み会が初開催され、参加しました。
主宰のモコさん、そしてさとみさんが自然を愛するアーティストなもんで、
参加者がみんな似ている。

ジャンベ奏者と島唄シンガー夫婦や、自転車で日本を2周くらいした人や、
画家でありギタリストであるさとみさんの旦那さん、
そして今住んでいる集落に住むきっかけとなった私の恩人、
自然栽培で黒糖を作られている叶夫妻などが参加者で、
それはそれは、魂が喜ぶようなパーティーでした。

草BAR ジャンベと島唄
ハスちゃんジャンベに挑戦

土を触ると、悲しくなる、だから草抜きができない、とか。。。
会話が、すごかった。

見えない物を感じ、大切にしているような人たちで、
“宇宙人”の秘密のパーティーに紛れ込ませてもらえた地球人みたいな感覚でした。

毎回素敵な人に出会える場を作ってくれて、モコさん、さとみさんには感謝。

奄美大島で会う素敵だなぁ、好きだなぁと思う人がみーんなつながっているというのが、
不思議だと思っていたけど、
不思議じゃないかも、と感じてきたのです。