10月1日に引っ越してきたのは広いに庭がある一軒家。
広い庭の一角にジャングル化している部分があって、
草むらにはハブがいて立ち入り禁止の奄美大島なので、
もちろん立ち入り禁止区域となっていました。
おそるおそる覗いても、草や木がボーボーすぎて、状況がわからないほどジャングルでした。
せっかく自然豊かな奄美大島で生活しているのだから、少し野菜作ってみたいな~
と思っていました。
ここに引っ越す前は、集合住宅に住んでいて、できてもベランダでプランター栽培くらいだったから、
なんかやりたいな~♪とわくわく。
わくわくしながら、早1か月。
もちろん何も始まりません。
が、10月31日、近所に住む80代後半くらいのおばあちゃんが私の魂に火をつけました。
ハロウィンの日、ハスちゃんカメちゃんと共に、いつもミカンをくれたり、お茶飲ませてくれる
おばあちゃんに、りんごを渡しに行きました。
そして何気ない立ち話の中、
「私、お庭にネギくらい植えたいと思ってるんですけどね~」と言ったら、
「ネギ?植えたいの?」とおばあちゃんに聞かれて、
「はい、植えたいけど、やりかたわからないし、もう少し部屋の中の荷物を片付けてから。。。」
とのらりくらり答える私にむかって、
「じゃあ、植えよう、ネギ植えに行こう!」というおばあちゃん。
「え?今?今日じゃなくていいよ、まだ植える場所もちゃんとしてないし」と言う私に、
「やろうと思ったらやらんと気が済まん、今から準備してすぐ行くから」と
自分が種から育てているというネギをプランターから4束ほど引っこ抜いてくれた。
おばあちゃんは、足が悪い。
歩く時はカートを杖がわりにしてゆっくり歩く感じ。
そんな高齢のおばあちゃんが、畑仕事に必要な道具をうちまで持ってきて、
立って作業はできないから持参したミカン箱に座りながら、
例のジャングル地帯の端っこの草をものすごい勢いで刈りはじめた。
もちろん私も手伝った。
で、あっという間にネギ畑が完成。
その間、15分くらい。
おばあちゃん、ありがとう。
ミカン箱に座って草を刈るおばあちゃんの姿を見て、私の心に火が付いたよ。
私は健康でまだ40代なんだから、身体動かしてこのジャングルを何とかするよ。
ということで、1日1時間、このジャングルと戯れることを誓いました。
ネギ畑の横に、セロリとサラダ菜を植えました。
このセロリで、子供達の大好物ミートソーススパゲティを作る日が楽しみです。