大好き!ふやよみ

ふやよみライブ

“ふやよみ”という、奄美大島在住の夫婦(かおるさん、さとみさん)の音楽ユニットの話。

カメちゃんが夫のかおるさんが大好きで、大好きで、
妻のさとみさんが、”かお”と呼んでいるのを真似して、かお!かお!と呼び、
会ったら、カルガモの子のようにずーっと”かお”の後ろをくっついて離れない。

かおるさんは、優しくて思いやりもあり、芸術家なのにコミュニケーション能力も高く、ユーモアセンスもばっちりで、
とにかくとっても素敵な男性なので、カメちゃんは人を見る目があるなと、ひそかに喜んでいる。

そんな素敵夫婦が近所でライブをするというので、見に行きました。

カメちゃんはいつでもどこでも、カメちゃんであり、
この場所だからこんな風にしよう、とか、しらない人が一杯いるから様子を伺ってみよう、
ということを一切しない、超自然体人間である。

ふやよみのお2人がライブ直前、手作り感あふれる、気になる楽器の数々を準備していると。。。。
あれ何だろう?と、大人も子供も気になる、触りないなと思うよね。
けれども、触らない。
カメちゃんは、とりあえず片っ端から触って、音を出してました。

ふやよみのお2人が初対面であったら、「触らないで」と止めたと思うんだけど、
お2人の人柄を知っていて、お2人の子供に対する接し方も知っているから、止めませんでした。

ぜーんぶの楽器を触りまくるカメちゃんを、やさしい笑顔で見つめながら
「すごいね、カメちゃんはぜんぶさわりたいんだねー」とつぶやいてくれたかおるさんが、仏に見えました。

ふやよみライブ
好奇心爆発!

ライブが始まると、カメちゃんは感じたこと思ったことを大きな声で言うんです。
超自然体でツッコミを入れてる感じ。
“赤い花が笑ってる♪”という歌詞に、
“怖っ!!!”とかね。

親としては、ドキドキしてたんだけれども、
次第に周りの子どもたちもカメちゃんに感化されていき、
笑顔で思い思いに声を出してツッコミ始めて、
なんだか安心しました。

カメちゃんは、すごいパワーを持っている。
いつもそう感じます。

“普通”の子ではなくて、学校では優等生にはなれないタイプだけれども、
ありのままのカメちゃん、そのままでいいと思います。
自信をもってこう思えるのは、どんぐり倶楽部のおかげです。

奄美に移住した理由

奄美の自然

広島から奄美大島に移住した理由は、子どもを

①小学生のうちは自然豊かな場所で育てたい
②小さな小学校に通わせたい

という希望があったから。

①については、今のところ間違いなかった。
大自然は裏切らない。
奄美のきれいな海と、雄大な山の緑、満天の星空なんかに囲まれていると、
人間の本能として快適だと感じ、自分の穏やかな面が引き出される、そんな感じがしています。

②については、いいところもわるいところも、どっちもある、という感想。
広島でハスちゃんが通っていた小学校は、1クラス30名ちょっと×2クラスという、
公立小学校ではごく普通サイズの学校でした。

1学年70人弱、
学習発表会は70人で1つの劇・・・短いセリフが1つか2つ
ハスちゃんは、1年生の時も2年生の時も、学習発表会の練習が始まると、
「学校いきたくない、楽しくない」と1週間~2週間くらいお休みした。

運動会は徒競走と、もう1競技を70人で行う。
勝っても負けても感情を出さないで規律正しく行動する子ども達をみて、ロボットみたい。。。と感じて
気持ち悪かった。
ハスちゃんに、何で勝っても喜ばないの?と聞いたら、
「練習で先生が、”喜んだら負けにします”って言ったから」と。
全校生徒がそう行動していたのだから、学校として全体的な指導だったんだと思う。

問題はおこらないかもしれないけど、
感動もないな、と感じました。

子供が1学年70人いて、その全員で行動するとなると、1人の役割がとても小さくて、
授業中も自分の意見を言う機会が与えられないことが多い。

ハスちゃんには小さい学校の方が合っている、と思った。

奄美の美しい海
放課後、きれいな海で泳げるのも奄美の魅力

移住して、児童数20名弱のとっても小さな学校に子どもを通わせて、一番感じているのは、
人数が少なすぎるのも良くないな、ということ。

ある程度人数がいると、その中から気の合う子と仲良くなればいい。
でも、同学年が2、3人の場合、気が合う確率は結構低いかもしれない。
親同士の関係もそうで、70世帯いたら、7世帯くらい、気の合う親がいる気がする。
2世帯しかないと、気の合う親がいないという状況の方が圧倒的に高い。

小さい学校では、児童一人ひとりが存在感を持ち、自分が組織の大切な一員であることを感じ、
自分の意見や行動が、その組織に一定の影響力を持っている、ということを体得できるのが一番の魅力だと思っています。

けれども、その少ない人数の中に(ざっくりと表現するけど)いわゆる”問題児”がいた場合、
その影響力は破壊的で、学校全体に影を落とす。。。
という怖さもあります。

小学校って

校庭に虹

小学校って、子どものための場所なのに、
今の日本の公立小学校は、そうではない。

それが不満。

大きな学校も、小さな学校も、多少の違いはあれど、
根本は同じ。

大人が管理しやすいように、大人の都合のいいように、
運営されているのが現実。

それが、納得いかない。

1学年2クラスで約70人くらいの規模の小学校で、
運動会、学習発表会で見る子供達が、意志を持った、感受性豊かな子どもには見えなくて、
嫌だった。

自然豊かな奄美大島の、全校生徒が20人足らずの小さな小学校だったら、
子どもは活き活きと生活できるのでは?と思って移住した。
思い通りのところもあるし、逆に大きな学校の方が良かったなという部分もある。
どっちにも良さがあるし、嫌な部分もある。

今言えることは、自然環境の美しさだけは、裏切らない。
奄美大島の自然は、とても雄大で美しく、気持ちが良い。
校庭に虹
とりあえずは、そこの部分の幸せをかみしめて、日々を楽しもうと思う。

カメちゃんの鎧

段ボール工作 鎧

1年生のカメちゃんは、小さなころから段ボールや廃材工作が大好き。

私は、子どもが創造力を働かせて、プラスチックケースや箱やなんかで
色々と工作するのを見るのがとっても好きです。

昨日と一昨日、2日かけて、カメちゃんが鎧を作りました。
鎧本体と、手につける部品、刀と盾、そして銃のセットです。
カメちゃん、下絵はいつもハスちゃんにお願いしています。
段ボール工作 鎧
脱ぎ着しにくそうなのが難点ですが、いいのができました。
強そうです。

草を食べる

センダングサを食べる

11月に、2回目となる草BARが開催されて、
パッションフルーツを栽培されている、陶芸家の夫とミュージシャンの妻とその子ども達や、
無人島サバイバルを指導する方や、加計呂麻島のドンといわれる男性などが集い、
またまた宇宙パーティーと名付けるにふさわしい盛り上がりでした。
草BAR

日頃疑問に思っている子育てにまつわる色々も、
本音で話せる仲間にまた出会いました。
私にとって、本当に素晴らしい場です。

モコさんが作る”草”料理が美味しくて、驚きます。
驚いているだけでは芸がないので、少しずつ自分の知識にしていきたいと思っています。

今回の学び。
奄美にはいたるかしこに生えまくっているセンダングサ、
白い花で、茶色いトゲトゲが服にくっつくあの草。
広島の私の故郷では、くっつきもっつき、なんて呼んでいました。

あの草、上の方の若い草が、美味しいんです。
知らなかった。。。
知らないって、もったいないね。

お庭にわんさか生えているので、
お昼のインスタントラーメンに入れて食べました。

草BARカウンター

奄美大島で出会う大好きなひとたちが、みんなつながっている
という話。

草ラボという、草にまつわるいろいろな活動をする場があって、
私にとって、奄美大島で一番自分でいられる、心地よい仲間と過ごせる場所になっています。

奄美大島に移住してきたその日にランチを食べたあるカフェで
瀬戸内町の廃校になった小学校で行われているという”草ラボ”のフライヤーを見かけて、
生活が落ち着いたら行ってみたいなぁと思っていました。

瀬戸内町に、移住前から奄美に行ったら絶対行こうと思っていた
チルチルカフェというカフェがあって、行ってみたらカフェを営む家族の人柄が素敵で、
出てきた料理も素晴らしくて、ニコニコ食べている時に、横の席に座ったのが、
草ラボを主宰しているモコさんで。

草ラボに呼ばれている気がした。
で、草ラボに行ってみたら、とっても気持ちいい場だった。

小学校に年2度しか来ないスクールカウンセラーの先生がいて、
年2回?会って話しても何にも解決はしないよね、会わなくていいやと思っていたけど、
学校生活や放課後起きるトラブルを度々報告していた、ハスちゃんの担任の先生が、
せっかくの機会なので是非どうぞと仰るのでアポイントを入れて。
そのカウンセラーの先生がとっても爽やかでかわいい方で、
年2回しか会えないのか、と残念に思っていた。

ら、なんとその先生が草ラボにいて。びっくりした。
さとみさんは、旦那様とふやよみという音楽ユニットを組んでいるシンガーでもあり、
アーティストである一面もあって、また驚き。
そしてモコさんも絵を書いたり、ものづくりをするアーティスト。
草ラボは自然を愛するアーティスト集団という感じで、私は居心地がよかった。

節子小のピザ釜
10月にモコさんが企画した、草BARというお泊り飲み会が初開催され、参加しました。
主宰のモコさん、そしてさとみさんが自然を愛するアーティストなもんで、
参加者がみんな似ている。

ジャンベ奏者と島唄シンガー夫婦や、自転車で日本を2周くらいした人や、
画家でありギタリストであるさとみさんの旦那さん、
そして今住んでいる集落に住むきっかけとなった私の恩人、
自然栽培で黒糖を作られている叶夫妻などが参加者で、
それはそれは、魂が喜ぶようなパーティーでした。

草BAR ジャンベと島唄
ハスちゃんジャンベに挑戦

土を触ると、悲しくなる、だから草抜きができない、とか。。。
会話が、すごかった。

見えない物を感じ、大切にしているような人たちで、
“宇宙人”の秘密のパーティーに紛れ込ませてもらえた地球人みたいな感覚でした。

毎回素敵な人に出会える場を作ってくれて、モコさん、さとみさんには感謝。

奄美大島で会う素敵だなぁ、好きだなぁと思う人がみーんなつながっているというのが、
不思議だと思っていたけど、
不思議じゃないかも、と感じてきたのです。

ハスちゃん緊急搬送

救急車

週末のイベントで、羽目を外し過ぎたハスちゃんが、
ワンポールテントに外側からよじ登り、ポールが折れてテントは倒れ、
ハスちゃんが背中から落ちてしまった。

しばらくしたら動けるかなと思っても、全然動けない。
手足は動かせるけれども、座れない、動けないから、私の車で病院へ。
そしたら、救急の担当医師が恐らく専門医ではなかったのか、
高いところから落ちて動けないなら〇〇の可能性が高い、
子供の骨折はここでは対応できないし、
ここで診察している時間が勿体ないから、ドクターヘリか救急車で県病院へ、と仰り、
ハスちゃん、救急車で緊急搬送されました。

帰りの為に、私は車で追っかけましたが、
何事もありませんように、神様お守りください、と唱えていました。

検査の結果、骨にも内蔵にも異常はなく、打撲と診断されました。
よかった。

念のため、ということでの緊急搬送だったかもしれませんが、
やっぱり娘が救急車に乗ることになると、心中穏やかではいられないですね。
そんな時、息子のカメちゃんを預かって下さった友人家族や、トラブル処理をして下さった方、
心配して病院に駆けつけて下さった方たちのあたたかさに、ホロリときました。
感謝です。

壊れた高級テントの弁償代は痛いですが、
でも、ハスちゃんが翌日から歩いたり、普通の生活に戻れている事、
それだけでラッキーだった、と自分に言い聞かせて、
弁償代のことには目をつむろうと思います。

ジャングルを切り拓く

我が家のジャングル

10月1日に引っ越してきたのは広いに庭がある一軒家。
広い庭の一角にジャングル化している部分があって、
草むらにはハブがいて立ち入り禁止の奄美大島なので、
もちろん立ち入り禁止区域となっていました。

庭のジャングル写真
おそるおそる覗いても、草や木がボーボーすぎて、状況がわからないほどジャングルでした。
庭のジャングル写真2
庭のジャングル写真3
せっかく自然豊かな奄美大島で生活しているのだから、少し野菜作ってみたいな~
と思っていました。
ここに引っ越す前は、集合住宅に住んでいて、できてもベランダでプランター栽培くらいだったから、
なんかやりたいな~♪とわくわく。

わくわくしながら、早1か月。
もちろん何も始まりません。

が、10月31日、近所に住む80代後半くらいのおばあちゃんが私の魂に火をつけました。
ハロウィンの日、ハスちゃんカメちゃんと共に、いつもミカンをくれたり、お茶飲ませてくれる
おばあちゃんに、りんごを渡しに行きました。

そして何気ない立ち話の中、
「私、お庭にネギくらい植えたいと思ってるんですけどね~」と言ったら、
「ネギ?植えたいの?」とおばあちゃんに聞かれて、
「はい、植えたいけど、やりかたわからないし、もう少し部屋の中の荷物を片付けてから。。。」
とのらりくらり答える私にむかって、
「じゃあ、植えよう、ネギ植えに行こう!」というおばあちゃん。
「え?今?今日じゃなくていいよ、まだ植える場所もちゃんとしてないし」と言う私に、
「やろうと思ったらやらんと気が済まん、今から準備してすぐ行くから」と
自分が種から育てているというネギをプランターから4束ほど引っこ抜いてくれた。

おばあちゃんは、足が悪い。
歩く時はカートを杖がわりにしてゆっくり歩く感じ。
そんな高齢のおばあちゃんが、畑仕事に必要な道具をうちまで持ってきて、
立って作業はできないから持参したミカン箱に座りながら、
例のジャングル地帯の端っこの草をものすごい勢いで刈りはじめた。

もちろん私も手伝った。

で、あっという間にネギ畑が完成。
その間、15分くらい。
我が家のネギ畑
おばあちゃん、ありがとう。
ミカン箱に座って草を刈るおばあちゃんの姿を見て、私の心に火が付いたよ。
私は健康でまだ40代なんだから、身体動かしてこのジャングルを何とかするよ。

ということで、1日1時間、このジャングルと戯れることを誓いました。
ネギ畑の横に、セロリとサラダ菜を植えました。
このセロリで、子供達の大好物ミートソーススパゲティを作る日が楽しみです。

(やっと)ブログ始めます

2018年3月末、広島から奄美大島へ引越ししました。
すぐに奄美での生活について、ブログに綴る予定だった…

のですが、気づいたらもう11月、秋です。
やっと、ブログを始める環境と気力がやっと整いました。

奄美に来て初めて住んだ場所には半年でオサラバしました。
良い環境ではないから引っ越したんだけれども、
そんな状況下でも素晴らしい人達との出会いに恵まれていました。

大変なことが日々起こる中だから、あるファミリーとは強い絆でつながれました。
この家族に出会えたから、初めにあの場所に住めてよかった。と思います。

引っ越したら、嫌な人との関わりはゼロになり、
引っ越しても、好きな人との縁は続いています。

新天地である瀬戸内町のある集落で、とある一軒家を探してくれた恩人は、
奄美大島に来る前に住んでいた広島の前に住んでいた東京で、息子が生まれた頃から繋がっていた方。

人生を楽しくも、苦しくもするのが、人。
私は、日々を楽しくしてくれる人とのつながり、ご縁を大切にしていきたい。
ここ奄美大島での素晴らしい出会いの数々に感謝しながら、
娘:ハスちゃん(小3)と息子:カメちゃん(小1)との奄美生活ブログをスタートしたいと思います。