奄美少年自然の家キャンプ

わたあめ

奄美少年自然の家でキャンプをしてきました。
ここは、鹿児島県が管理する施設。
アスレチックがあり、BBQができる野外施設があり、芝生があり、という場所なんだけど、人が綺麗に整備しているからか、奄美の自然の雄大さみたいなのは感じない。
日常生活で見たり触ったりする自然の方が、何倍もすごい。

都会から、こういう施設に来ると、自然の中でリフレッシュ!という気分になるんだろうけど、毎日過ごしている場所の方が手つかずの自然がある、という状況は、
結構すごいよね。

奄美に来て初めて住んだ地域で仲良くなったファミリーも一緒でした。
カメちゃんは、同級生のそうたくんとずーっと一緒でした。
特別支援学級のそうたくんと、カメちゃんはとても仲良しでした。
そして、今でも仲良しです。
どんなタイプの子とでも、結構うまくやれるカメちゃんは、すごいなぁと
感心しています。

朝焼け
キャンプの朝

芝生広場にテントを張りました。
朝焼けが綺麗でした。

朝日
みんなで朝日を待ちました

翌日は、手作りおもちゃ教室イベントで、いろんなおもちゃを手作りして、
わたあめを2回食べてご満悦!

そうたくんのお母さんに、カメちゃんは綿あめ職人になれる!と褒められました。
カメちゃん、意外とこういう作業がうまかったりします。

わたあめ
カメちゃんは綿あめ作るの上手でした

わたあめが、本当の雲になったよ!

わたあめ
雲っておいしいねぇ

天気に恵まれてよかったです。

僕らは奇跡でできている

奄美の綺麗な海

高橋一生さんが好きだから、という理由で見ているドラマ、
“僕らは奇跡でできている”
が思いのほかいい。

高橋さん主演だったから見たけれど、これは見てよかった。
毎回、ボロボロ涙。

第7話は、親からも、多分学校でもダメな子とレッテルを貼られている子どもに対し、
高橋さんが「僕は〇〇くんの良いところ、100個言えますよ」と言う。

私が一番〇〇のことを知っていますと豪語する母親は、
え?うちの子にそんなに良いところ無いですよ、という反応。
あるある、母親、とくに日本人の親って、そうだよね。

高橋さんは、歯科医師の女性に対しても、「〇〇さんの良いところ、100子言えます」と、

会ったら”こんにちは”と言ってくれます
歩くのが速いです
よく食べます
箸を上手に使えます

と良いところを羅列する高橋さんに、歯科医師の女性は
「それ、誰でもできる事なんじゃないですか?」と突っ込む。
そして、そんな彼女に対して
「誰でもできることだったら、できてもすごくないんですか?」
と言い返す。

そうなんだよね、そうなんです。

自分の長所や良いところを教えて下さい、と聞かれたら、
他の誰かには無いところ、他の誰かよりも優れていて、自信があること、を言わなければいけないと思い込んでいる節がある。

人と比較して、考えるから。
だから、自分には”良いところ”が無いと思っている人がたくさんいる。
これは残念なこと。

そして、親は、自分の子どもの良いところが見えにくいという性質を持っているね。
身近すぎて、大切過ぎて、愛しすぎて、ということもある。

私はどんぐり倶楽部に出会えたことで、
他の子と比べない、わが子のありのままを受け入れて認める、という考え方で子そだてをしていて、
それがとても楽しい。

でも、いつもそれができるわけじゃなくて、
良いところは褒めずに、目につく粗に対してお小言を言う日々が続く日もある。
でも、あ!これじゃだめだ!と気づける状態であることに、感謝したい。

人と比較しない。
それだけで、人生が変わると思う。

ハスカメ旅館

工作

我が家では、先生が出す宿題は辞退し、私が子どもにやらせるべきと考えることを、独自の手法で行うことを説明し、学校からは理解して頂いています。そして、テレビは1週間に3時間以内まで、ゲームは禁止としているので、家で自由な時間をある程度確保できています。

ある日、ハスちゃんカメちゃんが、私が夕食を準備している時間に、

「ママ、今から旅館つくるから、こっち見ないでね!」

と、2人であれこれ楽しそうに作り始めました。招待された旅館がこちら。

ようこそ、ハスカメ旅館へ

部屋に入ると、パンフレットが置いてありました。

旅館パンフレット

テレビでは西郷どんと朝ドラをやっていると書いてあります。私が見ている番組をよく知っています。ありがたいです(笑)

パンフレット中ページ

まずは、青系の折り紙がペタペタ貼られた段ボールのお風呂へ。シャワーのサービスがありました。

お風呂とシャワー

飲み物と食べ物のサービスも。そして、マッサージのサービスもありました。

スプーン、上手!
工作
ハスカメカフェ

宿題とテレビとゲームを制限するだけで、こんなに豊かな発想力、行動力、意欲が養われるんだなぁと、感動しました。

妖怪人間

妖怪カタツムリ

色々な人がいる、それでいいと思っている。
私は、子どもにもいつも、みんなと違っていいと言っている。

のだけれども、
どうにかこうにか関わりたくない人種、がいる。

妖怪カタツムリ
こんな家のカタツムリもいるんだね

その人が話すと、空気が淀み、人は不快になる。
人の話は聞かず、横柄に否定や批判をするから。

その人の表情をみていると、まるで作り話に出てくる悪者。
誰かの発言に対して、目を伏せたまま侮蔑したような表情でニヤリとする様子にはゾッとする。
気持ち悪い人って、いるんですね。

そして、私の背筋が凍るのが、
その人が親であり、その子供が”優等生”であることです。

とにかく、品行方正、規律正しく生きている感じがする子で、
学校という枠のなかでは、間違いなく成績優秀で見本にすべき生徒!
なんだけれども、
私個人の勝手な印象は、表情が暗めで、子どもらしさ、であったり、無邪気さ、であったり、覇気みたいなものが感じられない。
自分の考えや意見、や、個性、なんかがポカッと抜けてしまっている感じ。

家庭環境が複雑で、盗みを犯したり、友達をいじめたり、という行動に出る子どもはいて、
それは自然だと思う、子どもは被害者、寂しいんだよね、仕方ないよね、と理解できる。

夕日
美しく気持ちいいものに囲まれて生活したい

けれども、妖怪みたいな親の子が、真面目で優等生であった時、
私の頭の中はものすごい色んな想像や妄想が渦巻き、背筋が凍る。

いつかどこかで、何か起こるのでは。。。と。
できれば関わりあわないよう努力したい。

そしてその優等生という外側を剥いだら、内側の真実とは。。。
と考えると、怖い、震えてしまう。
盗んだり、いじめたり、分かりやすく悪いことをする子よりも、
闇が深い気がする。

という勝手な妄想のお話でした。

カメちゃん、秋の恒例イベント

カメちゃん喘息

カメちゃん晩秋の恒例行事といえば、
風邪をひいて、ゼイゼイ喘息みたいになって寝れない夜を過ごす
です。

カメちゃん喘息
学校はお休み。朝ごはんちょっと食べていつの間にか半目でねています。

生まれてすぐ、肌がカサカサしてきて、体中に発疹が出て大変だったことも。
アレルギー体質なカメちゃん。
赤ちゃんを生むことは、最大のデトックスと言われていますが、
私の体内の毒を吸い取ってくれたような気もします。

一切ステロイドは塗らないで、特に病院での治療をしないで、
身に着けるもの、食べるものに気を付けて生活することで、
アトピー性皮膚炎で、ぞうさんの皮膚みたいだった首の裏や膝小僧の裏も随分綺麗になりました。
やっぱり、口にするものって大事だよねぇと感じています。

3年前くらいから、晩秋に1度風邪を必ずひいて、咳が出ると、
ゼイゼイと喘息のような症状がでて、苦しそうになります。
日中は大丈夫なんだけど、夜寝ている時に苦しそうで、こちらも苦しくなる。
病院を受診したこともあるけれど、
この症状がでるのは、1年に1度だから、もう受診していません。
熱も8度弱くらいは出るけれど、熱さましはつかいません。
安静にしておけば、熱を出しきって、免疫力を高めて、
カメちゃん自身の治癒力で翌日には治ります。

カメちゃんの癖
パンツの中に両手を突っ込むポーズが落ち着くらしい

今も咳がでると少しゼイゼイ息をしているけど、元気。
ハスちゃんが学校から帰ってくる前に、ゲームセンター作っておこう!と
何やら一生懸命工作中。

カメちゃんの晩秋恒例行事、今年も乗り切りました。

大好き!ふやよみ

ふやよみライブ

“ふやよみ”という、奄美大島在住の夫婦(かおるさん、さとみさん)の音楽ユニットの話。

カメちゃんが夫のかおるさんが大好きで、大好きで、
妻のさとみさんが、”かお”と呼んでいるのを真似して、かお!かお!と呼び、
会ったら、カルガモの子のようにずーっと”かお”の後ろをくっついて離れない。

かおるさんは、優しくて思いやりもあり、芸術家なのにコミュニケーション能力も高く、ユーモアセンスもばっちりで、
とにかくとっても素敵な男性なので、カメちゃんは人を見る目があるなと、ひそかに喜んでいる。

そんな素敵夫婦が近所でライブをするというので、見に行きました。

カメちゃんはいつでもどこでも、カメちゃんであり、
この場所だからこんな風にしよう、とか、しらない人が一杯いるから様子を伺ってみよう、
ということを一切しない、超自然体人間である。

ふやよみのお2人がライブ直前、手作り感あふれる、気になる楽器の数々を準備していると。。。。
あれ何だろう?と、大人も子供も気になる、触りないなと思うよね。
けれども、触らない。
カメちゃんは、とりあえず片っ端から触って、音を出してました。

ふやよみのお2人が初対面であったら、「触らないで」と止めたと思うんだけど、
お2人の人柄を知っていて、お2人の子供に対する接し方も知っているから、止めませんでした。

ぜーんぶの楽器を触りまくるカメちゃんを、やさしい笑顔で見つめながら
「すごいね、カメちゃんはぜんぶさわりたいんだねー」とつぶやいてくれたかおるさんが、仏に見えました。

ふやよみライブ
好奇心爆発!

ライブが始まると、カメちゃんは感じたこと思ったことを大きな声で言うんです。
超自然体でツッコミを入れてる感じ。
“赤い花が笑ってる♪”という歌詞に、
“怖っ!!!”とかね。

親としては、ドキドキしてたんだけれども、
次第に周りの子どもたちもカメちゃんに感化されていき、
笑顔で思い思いに声を出してツッコミ始めて、
なんだか安心しました。

カメちゃんは、すごいパワーを持っている。
いつもそう感じます。

“普通”の子ではなくて、学校では優等生にはなれないタイプだけれども、
ありのままのカメちゃん、そのままでいいと思います。
自信をもってこう思えるのは、どんぐり倶楽部のおかげです。

奄美に移住した理由

奄美の自然

広島から奄美大島に移住した理由は、子どもを

①小学生のうちは自然豊かな場所で育てたい
②小さな小学校に通わせたい

という希望があったから。

①については、今のところ間違いなかった。
大自然は裏切らない。
奄美のきれいな海と、雄大な山の緑、満天の星空なんかに囲まれていると、
人間の本能として快適だと感じ、自分の穏やかな面が引き出される、そんな感じがしています。

②については、いいところもわるいところも、どっちもある、という感想。
広島でハスちゃんが通っていた小学校は、1クラス30名ちょっと×2クラスという、
公立小学校ではごく普通サイズの学校でした。

1学年70人弱、
学習発表会は70人で1つの劇・・・短いセリフが1つか2つ
ハスちゃんは、1年生の時も2年生の時も、学習発表会の練習が始まると、
「学校いきたくない、楽しくない」と1週間~2週間くらいお休みした。

運動会は徒競走と、もう1競技を70人で行う。
勝っても負けても感情を出さないで規律正しく行動する子ども達をみて、ロボットみたい。。。と感じて
気持ち悪かった。
ハスちゃんに、何で勝っても喜ばないの?と聞いたら、
「練習で先生が、”喜んだら負けにします”って言ったから」と。
全校生徒がそう行動していたのだから、学校として全体的な指導だったんだと思う。

問題はおこらないかもしれないけど、
感動もないな、と感じました。

子供が1学年70人いて、その全員で行動するとなると、1人の役割がとても小さくて、
授業中も自分の意見を言う機会が与えられないことが多い。

ハスちゃんには小さい学校の方が合っている、と思った。

奄美の美しい海
放課後、きれいな海で泳げるのも奄美の魅力

移住して、児童数20名弱のとっても小さな学校に子どもを通わせて、一番感じているのは、
人数が少なすぎるのも良くないな、ということ。

ある程度人数がいると、その中から気の合う子と仲良くなればいい。
でも、同学年が2、3人の場合、気が合う確率は結構低いかもしれない。
親同士の関係もそうで、70世帯いたら、7世帯くらい、気の合う親がいる気がする。
2世帯しかないと、気の合う親がいないという状況の方が圧倒的に高い。

小さい学校では、児童一人ひとりが存在感を持ち、自分が組織の大切な一員であることを感じ、
自分の意見や行動が、その組織に一定の影響力を持っている、ということを体得できるのが一番の魅力だと思っています。

けれども、その少ない人数の中に(ざっくりと表現するけど)いわゆる”問題児”がいた場合、
その影響力は破壊的で、学校全体に影を落とす。。。
という怖さもあります。

小学校って

校庭に虹

小学校って、子どものための場所なのに、
今の日本の公立小学校は、そうではない。

それが不満。

大きな学校も、小さな学校も、多少の違いはあれど、
根本は同じ。

大人が管理しやすいように、大人の都合のいいように、
運営されているのが現実。

それが、納得いかない。

1学年2クラスで約70人くらいの規模の小学校で、
運動会、学習発表会で見る子供達が、意志を持った、感受性豊かな子どもには見えなくて、
嫌だった。

自然豊かな奄美大島の、全校生徒が20人足らずの小さな小学校だったら、
子どもは活き活きと生活できるのでは?と思って移住した。
思い通りのところもあるし、逆に大きな学校の方が良かったなという部分もある。
どっちにも良さがあるし、嫌な部分もある。

今言えることは、自然環境の美しさだけは、裏切らない。
奄美大島の自然は、とても雄大で美しく、気持ちが良い。
校庭に虹
とりあえずは、そこの部分の幸せをかみしめて、日々を楽しもうと思う。

カメちゃんの鎧

段ボール工作 鎧

1年生のカメちゃんは、小さなころから段ボールや廃材工作が大好き。

私は、子どもが創造力を働かせて、プラスチックケースや箱やなんかで
色々と工作するのを見るのがとっても好きです。

昨日と一昨日、2日かけて、カメちゃんが鎧を作りました。
鎧本体と、手につける部品、刀と盾、そして銃のセットです。
カメちゃん、下絵はいつもハスちゃんにお願いしています。
段ボール工作 鎧
脱ぎ着しにくそうなのが難点ですが、いいのができました。
強そうです。

草を食べる

センダングサを食べる

11月に、2回目となる草BARが開催されて、
パッションフルーツを栽培されている、陶芸家の夫とミュージシャンの妻とその子ども達や、
無人島サバイバルを指導する方や、加計呂麻島のドンといわれる男性などが集い、
またまた宇宙パーティーと名付けるにふさわしい盛り上がりでした。
草BAR

日頃疑問に思っている子育てにまつわる色々も、
本音で話せる仲間にまた出会いました。
私にとって、本当に素晴らしい場です。

モコさんが作る”草”料理が美味しくて、驚きます。
驚いているだけでは芸がないので、少しずつ自分の知識にしていきたいと思っています。

今回の学び。
奄美にはいたるかしこに生えまくっているセンダングサ、
白い花で、茶色いトゲトゲが服にくっつくあの草。
広島の私の故郷では、くっつきもっつき、なんて呼んでいました。

あの草、上の方の若い草が、美味しいんです。
知らなかった。。。
知らないって、もったいないね。

お庭にわんさか生えているので、
お昼のインスタントラーメンに入れて食べました。