家庭学習は誰の責任?

1学期に1度くらいかな、学校評価のお願いが配られて、10項目くらいの内容を1~5段階で、できている、できていない、と保護者が〇をつけて提出する。以前、子どもは”学力”をつけているかどうかという設問があるけど、学校が考える”学力”と私が考える”学力”が違うから、何とも答えづらいと書いたことがある。

その設問の中に、子どもは家庭学習の習慣をつけているかどうかを評価する問がある。そもそも、学校を評価する為の設問に、家庭学習の習慣化があることが疑問。それって保護者の責任ではない?

今年度ハスちゃんカメちゃんの担任が未配置ということで、恐らく学校現場はバタバタだったはず。余裕がなかったはず。だから、しばらく宿題が出なかった。保護者の中には「宿題がないとうちの子勉強しないから、困るんです、宿題を出してください」と学校に連絡した人もいる。なんだかなぁ、と感じた。我が子が家庭学習しないことを、学校に責任転嫁していない?親の言うコトに従わず、学校のいうコトならしぶしぶ従う、という、あんまりよろしくない状況になってはいない?

と、少し脱線したけれども、この学校評価アンケートの結果が配られるのだけど、その中で、家庭学習の習慣をつけているかどうかの設問に対する保護者の評価が最低だったと。宿題をしっかり出して、今後は家庭学習習慣の定着に努める、申し訳ありません。と学校が保護者に謝罪していて、脱力した。

2学期始まってすぐの参観日及び学級PTAでも、先生が学校として家庭学習の定着強化が課題であると思っている。と言っていた。家庭学習の定着を学校が努力するって、どうやって?夕方宿題やったかどうか、先生が各家庭を見回りするの?今まで通り、宿題やってきてない子は休憩時間にやらせる以外に何かやれることある?

私が家庭学習は我が家の方針がありますので、学校から出される単純作業になる宿題に関してはやりません、というスタンスでいることに対し、周りの子どもや親から、ハスちゃんカメちゃんは宿題しないのずるい!という不満がでていると聞く。その不満に対し、「先生が君たちの学力アップの為に考えて出す宿題を、ハスちゃんとカメちゃんがやらない、ということは、この2人にとっての不利益になること、みんなは宿題をやれば、家庭学習の習慣をしっかりつけ、学力もアップできるんだよ」と説得すらできない。宿題が重要なもの、と子どもに伝えることができない学校が、どうして家庭学習の定着まで手をかけられる?謎すぎる。

学級PTAで、夏休みの子どもの様子に関して保護者が発言した中、「子どもが宿題終わらせているかどうかすら、わかりません、把握してません」という方がいた。私はその方を批判する気は全くない。それでいいと思う。ただ、子供の学力、勉強に関して学校に丸投げしている親に対しては何にも言わず、私のように子どもの学力のことを本気で考え、良いと思うことを家庭学習で取り入れる親に対し、協力的でない親とレッテルを貼る学校の現状が、本当に気持ち悪い。もはや、学力をつけるかどうかじゃなくて、学校に対して従順かどうかに価値をおいている。

そんなこんなで、学校が家庭学習の定着に躍起になっている。昨日初めてハスちゃんが、図書室に呼び出されて「宿題についてどう思う?いつもやってないよね?」と問われ、ハスちゃんはどこまで何を話していいかわからず、うまく答えられなかったと。そして、昼休憩の時間に漢字の書き取りを強制的にやらされたみたい。たくさん漢字を書かされたけど、どんな漢字を書いたか記憶にないと言っていた。でも、やっただけで先生は納得する。質は関係ない。

この事件を受けて、宿題に関して、家庭学習に関しての考えを手紙にしたためた。担任が未配置であったこと、コロナ渦で学校に近づくことを避けていたことがあり、説明が遅れたことは申し訳ない。けれども、最初は全く宿題を出さない状態があり、うちは宿題やりません、と簡単に連絡帳に書いた時はわかりました、と了解し、夏休みの初旬にあなたは協力的でない、といわれ、急に2学期から宿題やってないことを責めてくる先生達。軸がなさすぎて、その場しのぎの対応すぎて、教育者としての理念や信念を感じない。

私の手紙を読んで、どう思うんだろうね。

夏休み2021

今年の夏休みは、忘れられないかもしれない。

夏休みに入ってすぐのころ、奄美大島で通っている小学校の管理職と教育委員会に、私は山村留学資格なしと判断された。いろんな感情に包まれたけど、助成金というお金をもらえることを優先して、子ども達が毎日幸せかどうかに目をつぶっていた自分がいたことに気づかせてくれれた大事な出来事でした。

9月は1か月、広島県で過ごしています。ハスちゃんカメちゃんは祖父母との生活を楽しみ、何よりもいとこと毎日朝から晩まで遊ぶ毎日。本当に楽しそう。広島にきてすぐの頃、いとこと遊ぶことに夢中になりすぎて、夏休みの大切な勉強、どんぐりのお宝問題に取り組むことがおざなりになっていたハスちゃん。「ちゃんとできないなら明日奄美大島に帰ります。広島にいたいならやることをやって、そして全力で遊ぶんだよ」と話したこと。それを納得して、翌日から真面目にお宝問題しているハスちゃん。

遊びが楽しすぎて、やるべきことが手に着かなくて、親として四苦八苦しているとある方に話したら、「そんなに楽しいことがあって幸せだね。何事も楽しくないと続かない、その感情って大事だよね」と言われて、ハッとしたこと。

学校が課す自由研究、科学研究の類が嫌いな私。ハスちゃんに似て、強制されることが苦手で、やれと言われると反発してしまう。でも、今年はハスちゃん小学校最後の年、集大成として、今後の彼女の人生に役に立つ研究をしたいなぁと考え思いついたのがSDGs。初めはSDGsアレルギーだった私ですが、今ではハスちゃんと共に調べ、体験し、考えて、私とハスちゃんならではのSDGs研究ができています。これは、ハスちゃんにとって宝物になるもなぁ。と。

初冬には、叡智学園の受験にチャレンジするハスちゃん。塾に行って勉強とかはしないけど、家で楽しみながらハスちゃんのためになる学習を、私が考えた方法でやっています。朝日小学生新聞で時事ネタになじんでおくこと、自分の考えをうまく伝える方法、クリティカルシンキングの仕方、など。

今日は、学校の図書館を魅力的に変えるアイデアを10個考えてみました。10個って結構大変だね、なんて言いながら、これ楽しい!と取り組んだハスちゃんでした。私自身、本を読みながらよさそうなことを試しているだけだから、意味あるかな?と考えながら。。。

朝から一日中遊んでいると、「テレビみていい?」と聞いてくる時間が午後訪れます。今日も先ほどありました。昨日、猫の恩返しを見たから、今日はみませんと断りました。いつもはテレビ視聴週2時間というルールで生活しているけど、祖父母の家にいたり、いとこと一緒だからか中々テレビを見たいという訴えが収まらず、カメちゃんなんて「大人になったら仕返ししてやる!」なんて捨てぜりるを吐いていました。こわーい。

それでもしばらくすると、ハスちゃんが「それじゃあ、今からやりたいと思うことをそれぞれ紙に書いてみよう」と提案し、それぞれがやりたいことを発表しあっていました。朝やった、10個のアイデアを書いてみるというところからの着想でしょうか?なんだかうれしかったなぁ。こわいこと言われながらもテレビ見ていいよと許さなくてよかったぁ。

テレビ、いくらでも見ていいよってできたら、本当に楽なんだけどね。

山村留学とどんぐり倶楽部

山村留学という制度を使って、奄美大島に移住しました。そして、私はどんぐり倶楽部式の子育てをしています。結論から言いますと、山村留学とどんぐり倶楽部の相性は悪かった。

今年度、奄美大島で3人目の校長。昨年からのコロナ渦で、行事が中止になったり、学校に近づかないようにしていたこともあり、新しく赴任した校長先生と直接”宿題”に関して話すことなく、昨年までと同様、我が家は学校から出された宿題(ドリルやプリント、音読)はしない、家庭学習は任せて頂く、という方針を取ってきた。

校長先生、担任が2人も不足する中で、私には想像できないくらい大変な学校運営だったんだろう。我が家が宿題をしないことについて、何にも言わなかった。何にも言われないことで、私も今まで通りで大丈夫、と思っていた。でも、そうではなかったみたい。

山村留学制度を利用する上で、学校運営に協力的であること、という条件がある。みんなと同様の宿題を我が子にさせない私は、学校運営に協力的ではないと判断された。校長先生に直接、あなたは学校に協力的ではありませんと言われた。悲しかった。私は自分の方針を変えるつもりはないと伝えたら、正式に山村留学解除します、と教育委員会から連絡があった。

連絡があった時は茫然となった。宿題をしないことがそんなに学校運営に迷惑をかけることなんだ、と悔しくも悲しくもあった。校長先生は、ハスちゃんとカメちゃんが宿題をしていないことに対し、他の生徒や保護者からご意見を頂いているとも言った。そこは、宿題がそんなに大事な物なら、しないハスちゃんカメちゃんが将来痛い目にあいますよ、などと返答すればいいじゃない?と思うのだけれども、先生も、保護者も、宿題がそんなに有益なものではないとうすうす気づいているのか、それとも本当に大事だと思い込んでいて、それをしない家庭は許せない!というところなのか。どちらにしても、私には理解不能。

豊かな自然環境のなかでのびのびと生活させたい、と山村留学をした。豊かな自然環境は間違っていなかったけど、鹿児島県の教育が全くのびのびしていなかった。笑 これは、やってみないと分からなかったこと。奄美大島には素晴らしい自然があるけれど、のびのびとした教育環境はなかったのです。

得に、どんぐり倶楽部式子育てをするには、保守的な学校と相性が悪かったなぁ。何度か奄美大島は違うかも、と思ってきたけど、自然の素晴らしさと、頂いている助成金の甘い汁のおかげで、ま、がまんしようと思っていたけど、山村留学を解除通告された今、冷静に考えると、もう奄美じゃないなぁと。

本当に奄美大島が好き。素敵な人たちにたくさん出会えた。自然も最高!だけれども今我が家に一番大切なのは、義務教育の環境。そこがね、違うんだよね。私が信じる道からずれてしまっている。ハスちゃんは学校が嫌で苦悩している。

さて、次のステージへと進むときがきたようです。

カメちゃんの面白発言 オリンピックバージョン

カメちゃんの発言には、笑わせて頂いている。

「ママ、あのフック船長みたいなやつ、日本金メダルだって!」

と夕食後皿洗いをしている私に報告してきた。フック船長、フック船長、???

「あー、フェンシングね!」

めちゃめちゃ面白いじゃないか~

一緒に競泳のメドレー種目を見ていた時は、各選手が平泳ぎを始めた途端、

「わぁ!!!モグラ叩きだ!!!」

だって。確かに、息継ぎのタイミングがみんな違って、頭がぴょこぴょこ出たり入ったり、モグラ叩きみたいだった。

天才だな。

当たり前のことだった

あなたは学校に協力的でない、と言われて、深く傷つき、悲しんだわけです。子どものことを思ってやることをことごとく、あなたは不真面目だ、変な親だと批判される。苦しい。。。と。

昨日、心から尊敬、信頼する体と心の師匠に会い、この話をしたら、「あら、本当のことなんだから、仕方がないじゃない」とさらっと言われました。笑

言われた日から1日は、この世の終わりのような気分でずーんと落ち込んでいましたが、立ち直りが早いというか、今までの経験のおかげで、その負の感情をやわらげ、論理的に考える術は身に着けてきたおかげで、かなり回復はしてました。が、やはりどこかにイチモツはあった。しこりのような、くやしさ、悲しさが。でも、もう大丈夫。

校長先生は、彼の立場から、当たり前の発言をした。それだけ。そんな当たり前のことを言われて、勝手に傷ついてわんわん泣いて、すっかり悲劇のヒロインの1日を満喫させていただいた私、まだまだですなー。

誰に何を言われようが、私は子どもの心身の健康と幸せを願い、自分が正しいと思う道をゆく。それを批判されても、大丈夫。私と子供は幸せだから。

批判する人を憎まずゆこう。だって私幸せだから。

協力的でない

奄美大島には、山村留学という制度を利用してきています。子供が少なく、学校の存続が危ぶまれる超小規模校がある地域に移住する家庭へ、子ども一人につき助成金月3万円が支払われるという制度です。

奄美大島では2つの集落に住み、2つの小学校に通いました。集落の雰囲気は全く違い、今住んでいる集落は大人の私にとっては最高です。でも、小学校は2つとも多少の違いはあるけど、本質的には変わらない。

助成金をもらってるんだから、〇〇すべき、しなければならないと親にプレッシャー。昨日は今通っている小学校の校長先生に、学校に協力的とはいえない、と言われた。

学校嫌いのハスちゃん、強制、指示が大嫌い。納得できないことを強制されて、学校全体で取り組む活動に参加する事を拒否した。その件では校長先生とも担当の先生とも直接話して、なぜハスちゃんがそんなに拒否するかわからないと、私も困っていると伝えている。それなのに、その件も私が協力的ではないという要因の1つに入れられた。

標準服のサスペンダー、ウエストがぴったりだから必要ないと主張した件も、そもそも学校の指導に素直に従わない親子、協力的ではない、と。そもそも標準服、でしょう?もうお腹いっぱい、この議論。

極めつけが、あなたは学校が出す宿題をさせないから、協力的ではない、と仰った。超小規模校でクラス2-3人の中、ハスちゃんカメちゃんが宿題をしないことで、子ども達が不平不満を言ったり、大変困っている、と。

その発言、自分は教育者として能無しです、と言っているように聞こえた。プロである担任の先生が、その日の授業内容から家で学力をつけるために出す大切な宿題です、と言う割には、その重要性を子どもに伝えることができていない。そんな重要な子どもの為になる宿題をしていないハスちゃんカメちゃんが将来困るんだよ、宿題をしている君たちの未来は明るい!と話して納得させることすらできない。

失望した。

助成金をもらっていたら、先生のいう事に異論を唱えるコト、学校に意見をいうコトすら、協力的でないと評されるんだわ。怖いなぁ、と思った。何よりも、子どもが素直な感情を表現することが許されない、協力的でない、困る、と言われることが我慢できないなぁ。

金やるから、文句いうな、従順になれ!ってことね。

怖いわぁ。さて、どうするか。

カメちゃんの意外な一面

カメちゃん、昨夜凍らせたドラゴンフルーツを食べて、お腹が痛いと不調を訴え、8時半に就寝。10時に苦しそうに悶えるカメちゃん。4年ぶりくらに喘息の発作のような症状で、キツイ、と、苦しみました。保育園時代は毎年秋に1度経験していたこの発作、久しぶりであったのと、季節がちがうなぁと。疲れているのかな、冷たいものを控えようね、とカメちゃんとも話していたら、身体と心のスペシャリスト、私が敬服する先生がカメちゃんの様子を見に来てくれました。

結果、カメちゃんの内臓がカチカチ、神経性からくる不調ね、と。いつも元気一杯の野生のおさるさんのようなカメちゃんが、神経性の不調?とかなり驚きました。嫌なことあったんじゃない?怖い思いした?などと先生とお話して。カメちゃんは優しい子だから、嫌なことがあっても我慢してるのよ。それが溜まってるわね、と先生。本当にカメちゃんのイメージと違うと思ってしまって、私は親として彼のイメージを作ってしまっていたなぁと反省。

また不調だと思ったらいつでも連絡を頂戴とありがたいお言葉を頂戴して、先生を見送った直後。。。

キャップを目深にかぶったカメちゃんが、声を出さないでひっくひっくと肩を震わせて泣いている。。。びっくり!自分でも閉じ込めていたストレス?苦しい感情に気づいたのか!苦しかったね。

1学期、明らかにカメちゃんにストレスを与えるような出来事があった。それが予想以上に彼にとってはつらかったのかもしれない。そして、カメちゃんが「〇〇がね、僕のことをバカだ!って言うのが嫌だった」と話してくれた。遊んでいると毎日くらい言われるらしい。そういえば、泣きながら帰ってくることもよくある。「僕もうここいやだ、転校したい」という事もあった。私は、共感をしつつも、子どもの世界のこと、カメちゃんのことだからすぐに持ち直す、と軽く感じていたかな、と思う。

カメちゃんはバカじゃない。それは私はよくわかっている。カメちゃんに「カメちゃんがバカってどういうことなんだろうね、よくそういう事言われることを黙って我慢してたね、普通はそんな嫌なこと言われたら怒って、そんなこと言う子のこと嫌いにならない?」と尋ねたら、「〇〇はね、ストレスためてるから」だって。〇〇の保護者はめちゃくちゃ真面目で厳しい。それをカメちゃんは分かっている。

私みたいに子どもの気持ちを最優先にして、どんぐり式で子育てしている家庭とは真逆な家庭で育つ〇〇。〇〇からしたら、カメちゃんのことが羨ましいのだと思う。それはそうだ。なんたって、あの悪しき宿題すらうちではやらなくていいんだから。

あとは、カメちゃんがストレスを溜めないように、対応法を考えるコト、これは私の身体と心の師匠から伝授された。これに気を付けていこう。

宿題制限について(どんぐり学舎座談会)

宿題制限について、どんぐり学舎の座談会で一番初めにトークテーマとなったけど、やはりここがどんぐり式子育てをする上でみなさん苦労されていることなんだなぁと感じました。

宿題をやらないことで、先生に迷惑をかけたくない、子どもがお友達に色々言われて困る、変な親だと思われたくない、というのが代表的な悩みで、先生に話せない、話したくない、他の子どものことを考えて、マシーン稼働している方が多いのが現状なんだなぁと驚きました。

驚いたというのが、私が宿題制限はトラブルなく、どちらかというと簡単に行えているから。みなさん、そんなに苦労しているの?といのが素直な感想でした。

私は、1学年2クラスのよくある規模の公立小学校、複式学級の超小規模校、今まで3校に子どもを通わせて、それぞれの学校で各担任、超小規模校では校長教頭先生も含めて宿題についてお願い?というかうちの方針を宣言してきました。

中には伝わりづらい先生もいらっしゃいました。ある校長先生は、我が家ではどんぐり倶楽部の文章問題に家庭学習として取り組みたいので、学校から出される宿題はすることができません、と話した私に対し、「それに取り組まれることはいいと思いますよ、塾に通う子、サッカーに通う子、各家庭、子どもに色々な習い事をさせますが、その習い事のような感覚でその問題に取り組まれたらいいのではないですか?」と言われて、宿題と併用できない事を説明したの聞いてた!!!???とはらわたが煮えくり返った記憶があります。また同じ説明を繰り返した私に、教頭先生が”いいじゃないですか、家庭学習ですからお母さんにお任せしましょう”と言ってくださって、商談成立!?しました。

どんぐり学舎の泉さんが仰っていた”親の覚悟”が大事というの、私もそう思う。私が宿題制限について苦労なくここまでこれているのは、子どもに悪影響がある宿題をやらせるわけにはいかない、何があってもやらせないという、覚悟があるからだろうな、と思います。

その覚悟があれば、誰が何と言おうが家庭学習は我が家の方針にお任せください、と涼しい顔で冷静に伝えることができる。批判されても、大丈夫。だって自分の子どものことは私にしか守れないんだから。私は命をかけてでも宿題を制限をします、というくらいの強さがある。だからだーれも何にも言ってこない。先生も他の親も。

子ども同士の関係を心配する声が多いことも驚きなんだけど、我が家のハスちゃんカメちゃんに宿題しないことでなんか言われたりしない?と何回か聞いたことあるけど、「ママの勉強してるから」って言うとみんな、そうなんだね、って言ってそれで終わりだよ、と。ハスちゃんなんて「とーっても難しくて大変なんだよ、宿題のほうが楽だとおもうよ~」なんて女優魂をみせる余裕すらある。笑

親に覚悟があると、それが子どもにも伝わるんだろうし、そもそもハスちゃんもカメちゃんも、他の子と違う事をすることを嫌がらない子だからなぁ、まったくその面では苦労をしていない。

親の覚悟、その覚悟から子どもへの話し方なんかも変わるよね。本当、覚悟、が大事だと思う。

どんぐり学舎の座談会

昨日、私がどんぐり倶楽部を知るきっかけとなったどんぐり学舎さん主催のオンライン座談会に参加しました。

近くにどんぐり学舎があればなぁ、どんぐり学舎みたいな場所があればなぁ、と願ってやまない素敵な泉さんの塾、お会いしたこともないのに、先生が発信される内容、ブログを読んでいつも感動共感して、芸能人にあこがれる感じで先生の”ファン”やってましたが、遂に、リアルタイムで動く、話す先生とオンライン上で対面したのですぅ。

先生はもちろん参加者のみなさん、初めての方ばかりで、緊張しましたが、途中からなんと糸山先生の娘さん、糸山れい先生もご登場!!!心躍り、必死で湧き上がる歓喜の声を抑えました。

どんぐり式での子育て、信念をもって行っていても、どうしても不安になることがある。子どもが賢く逞しく、本物の学力をつけながら成長していると実感していても、学校のテストの点が芳しくない時、得に漢字テストが14点(100点満点)とか見てしまうと、ちょっと心配になってしまう。大丈夫なんだろうか。。。と。 やはりどんぐり式で育てる親はみんな同じところで不安を感じるんですね。

そんな親の心配を払拭させてくれたのは、やはり泉さんとれい先生。”子どもの探求心と好奇心をつぶさなければ大丈夫”と、しっかりと言い切ってくれました。何十年もプロの教育者として子どもを見守り続けてきた方の言葉は、それはそれは説得力がありますね。少しぐらつく自分の信念に、再び芯が通った感覚です。

「大切なのは 見えないものを 見る力」 この糸山先生の言葉が好きです。家にある黒板に書いて飾っています。この言葉のように生きたいと思っているのに、どうして目に見えるテストの点数で、子供のことを評価してしまうんだろう、私。。。テストの点が重要ではないと思っている私でもこうなんだから、他の家庭の子どもは。。。そりゃ悪い点のテスト、捨てたくもなるわなぁ。うちの子は漢字テスト14点でも笑顔で私に見せてくれるから、それだけでもどんぐり倶楽部に出会えてよかったなぁ、と思います。

泉さんとれい先生、お二人とも裏表のなさそうな、気持ちのよい人でした。出会ってすぐ本音を話せるような、そんなお二人でした。ネット社会、子供がゲーム漬け、スマホ漬けになる、怖い時代ですが、遠くに住むどんぐり仲間さん達とつながれて幸せな気持ちになれたのも、インターネットのおかげ。

要は、使い方、だね。

親という存在の不思議

「うちの子は何にも考えてないから、大丈夫よ」「うちの子は頭の回転がわるいから、嘘をつけると思えない」「うちの子、ぼーっとしてるから嫌じゃないみたい」

全て、子どもを深く愛しているであろう親が言った、私にとっては驚いた、忘れられない言葉たち。

私がハスちゃんやカメちゃんから学校での出来事を聞いて、心配になって親に話をきいてみた時などに、この言葉が返ってくる。親って、勝手に子どものことを解釈し、理解してる気になる生き物なんだなぁと感じている。

何にも考えてない、って本当に軽く、笑いながらおっしゃたけど、人間だよ、子どもだって生きてるんだから、考えないわけないじゃない!とちょっと腹が立ったけど、怖くもあった。なんでそんな明らかに間違いとわかる判断を、子どもに対してできるのだろう。

頭の回転がわるいから嘘をつけないはず、というのもびっくりする思い込み。すぐ嘘だとバレる程度の嘘であるけれども、確かに子どもは嘘をついている。嘘をつけるほど頭が良くないという言葉、子どもへの侮辱だと感じて、私は呆れた。なぜそこまでわが子をバカにするの?

いくらぼーっとしている子でも、喧嘩したり暴力をうけたりしたら、嫌にきまってる。嫌じゃないように見えるとしたら、その嫌という感情を隠そうとしている、感じないようにふるまっている、親にそういう感情を見せないようにしている、というとても子どもにしたら苦しい状況なんじゃないかなぁ。

ドラゴン桜で、東大専科に参加したいという生徒、初めは親に内緒で参加する。その理由は、親は「うちの子が東大なんて、無理に決まってる!」と反対するからだそうで。あぁ、親って子どもの可能性を潰すよなぁ、と涙涙、涙。

子どもはもともと完璧、ものすごい可能性があって、才能を内に秘めている存在だと思っていて、だから私は、ハスちゃんカメちゃんの邪魔をしないこと、それに気を付ける毎日です。