カメちゃん強い!

昨日は雨、予定していたアウトドアで遊ぶ会がキャンセルに。雨の日くらい家でゆっくりしたらいいと思ってたけど、やはりカメちゃんはじっとしていられない。お友達の家へ遊びに行った。

遊びに行ったお友達の家もどんぐり式子育てをしている家庭で。テレビはほとんど見ない、もちろんゲーム機はない家庭。お友達のお父さんお母さんも一緒にボードゲームをたくさんやってきた!と楽しかった!と大満足のカメちゃん。

そのお友達のお母さんから、カメちゃんと一緒にボードゲームをして、凄さに気が付いた!とメッセージを頂いた。

1.ルールの把握、理解が早い 2.先の先を読んでいる 3.強い! 

この3点を凄い!と思ってくれたようで。この凄さは学校のペーパーテストではわからない能力だよね、と言っていただいて。嬉しかった。

カメちゃん、学校のテスト、漢字テストなんて100点満点の16点とからしく。学校で、学力が高いと思われるタイプでは無いし、本人もそう思うみたいで、それは全力で否定している。

つい先日、お友達にこれやってみてと言われて、PCで知能テストみたいなのをやって、140点くらいだったみたいで、その点数はかなりいいらしい。知能テストってどうなの?しかもPCで無料でできるやつだし、クオリティも不明だけど、漢字テストの点数では測れないカメちゃんの凄さをお友達もわかってくれただろうか。。。

どんぐり育ちの子って、いわゆる、非認知能力が高いことが多いのかな?非認知能力の高さって第三者がすごいと認識するのが難しくて、やはり学校ではテストの点、で頭いい、かしこいと評価されることが多くて、私としては残念に思うことが多い。だから、テストの点以外でカメちゃんの能力を凄い!と言っていただくと、本当にうれしい。

教育を受ける権利は家族の鼻水で奪われる権利

ハスちゃんをフリースクールに送り、近所の公園でお弁当を食べる。
真夏、初秋はいつも公園独り占めで、なかなか快適だったのだけど、最近公園で子供を遊ばせている方が数人いることが多い。独り占めの時はオーディブル聞きながら食べたり、椅子に寝転んだりしてたけど、他の方がいるときは、ぼーっとその人たちを観察するのが楽しい。

平日だから、圧倒的に未就学児が多いけど、低学年らしき子もいる。もちろんそれぞれ親子でバラバラに遊んでいる。私は一人お弁当を食べながら、子供は仲間と遊ぶと本当に楽しめるから、ここにいる子供たちが一緒に遊んだらいいのになぁ、と考えていた。

もちろん親同士は赤の他人、でも、子連れで公園に同じタイミングでくる、という共通点はある。人見知りじゃなければ、親同士が少し会話を始めたら、子供は自然に一緒に遊びだすだろうなぁ、なんて、私がハスちゃんカメちゃんを公園によく連れて行っていた時を思い出していた。そして”どの親もみんなマスクしている”ことに気が付いた。マスクしていたら、近づきがたいし、知らない人との会話を求めてるようにも思えないし、無理か。。。と感じた。

そんなに大きな公園ではないけど、多くても3組くらいの親子がいるくらいで、それぞれが絶妙に距離を取りながら遊んでいる。ソーシャルディスタンス、50mくらいは取れている。それなのに、どの親もマスクをしている。もちろんマスクするしないは自由。でも、屋外、公園で、50m以上距離が離れていても、マスクするんだなぁ、と眺めていた。一体なにを恐れているのか、もう下着のような感覚でマスクを装着しているのかもしれない。まぁ、それは各人の自由。

これはただの独り言、私の価値観なんだけど、マスクをつけた大人と遊んで、子供、未就学児は楽しいのかなぁ。。。色んな表情でコミュニケーション取りながら、遊ぶのが楽しいんじゃないかなぁ。例えば人が少ない公園で子供と遊ぶ時とか、マスクしたほうがいいか、しなくていいか、考えてみる、という考えも持たないのだろうなぁ。

未だに教室内ではマスクが義務づけられている小中学校。
そもそも、医療用レベルのマスクをつけ、学校出るまで一切それを触らない、とできるのであれば、感染症対策はできるかもしれない。けど、子供はマスクをとったりつけたり、マスク触った手でそこら中を触ったり。明らかに、感染症対策はできていない。できていないことは横に置いておいて、子供たちのかわいい顔を隠し、不潔な布切れを長時間装着させ、必要な酸素量を低下させているとしか思えなくて。。。いったいこの国の大人は何を考えているのか。考えていないってことなんだろうね。

登校はしていないけど、ハスちゃんが在籍している学校から、自分が元気でも家族が不調だったら登校を控えるようにというメールが最近2回来た。例えば、家族に発熱者がいる、という場合なら、まぁ、このご時世仕方がないか、と思うけど、 「妹が鼻水を出している」という場合も学校を休んでください、みたいな内容で。。。唖然。

マスクつけてたら、同じ教室内で感染者でても、濃厚接触者にならないんだもん。マスクってすごいよ!笑

子供が教育を受ける権利は、憲法で定められている重い権利だと思うのだけど、
今の日本では、家族が鼻水を出したら登校をお断りされるくらい、教育を受ける権利の地位は低い物となっているらしい。

規則正しく生活する

「朝、海沿いを散歩してるよね?」と、カメちゃんの学校の保護者に聞かれた。お寝坊の私は、朝散歩するなんて優雅な時間はない。一瞬???私の分身?!?!と頭の中に?だらけになって、あぁ、ハスちゃんだ、と気づいた。「それ、娘ですよ」と答えた。

ハスちゃんは、学校に登校しない生活を選択して、それは快適な選択なのだけど、登校しないと朝日を浴びる、ということができなくなるのがデメリット。そこで、朝7時に起きたら、30分、家の近所をウォーキングさせている。季節によって、朝日が当たる場所が変わるから、朝日が当たる道を選んで歩いているみたい。

人間にとって、朝日を浴びることが大切、夜眠たくなるホルモンが分泌されるためにも朝日を浴びる必要がある。そんな豆知識をハスちゃんに教え、初めは面倒くさがっていたハスちゃんも、今では当たり前のようにウォーキングへ。

学校に行く必要はない。行きたくないなら、学校に行かないで学べばいい。学校に行かなくてもいいけど、健康的、健全な生活は送らなければいけない。学校に行くよりも、有意義な一日を送ることを目標にしているから。

スマホ、ゲーム機は与えていない。この時点でかなり健全。学校から支給されているchromeブックがあるから、youtubeは見れないなど制限があるにせよ、インターネットには接続できる。夜更かししてネットサーフィンされないよう、我が家のwifiは夜8時-9時の間に切れる。笑 

せっかく学校に行かないのだから、時間を有意義に使ってほしい。学校に行くよりも、素敵な一日にしてほしい。基本は自由。でも、早寝早起き、ネット使用時間の制限など、規則正しい生活を送ること。そこを頑張っている感じだな。

日本の教育は問題だらけ

ひろゆきさん、成田悠輔さんが、元文科省大臣の方と話していて、おもしろかった。
https://www.youtube.com/watch?v=ks_0cSIhtuU&t=1863s

文科省大臣経験者の方が、多様化する子どもの為の仕組みづくりの話などをされていて、もちろん、それは必要、やって欲しいと思うんだけれども、成田さんのこの発言が爽快だった。

「問題だと思うのは、多様化を支える社会の仕組みを大事しようと言えば言うほど、ぶっちゃけ教育、学校が必要ないということが明らかになる。勉強においても、学校ってもはや足手まといにしかなってない。できる人たちの足を引っ張っている側面が強い。」


https://www.youtube.com/watch?v=ks_0cSIhtuU&t=1863s

そうそう、多様性を大切にするなら、”もう学校が必要ない”ってのが極論。ハスちゃんは、やっと自分らしくいられる状況を作り出せたんだなぁ。

学校が、何かを学ぶどころか、傷つけられる場になっていて、
授業も平均以下の子たちをターゲットにしていて、退屈。。。
日本の未来が心配。

ひろゆきさんも、
日本の教育現場は、やらなければならない事をどんどん増やしているけど、いろいろやってるわりに、子供が優秀になっていない、フランスには塾がない、フィンランドには宿題がない、と言っていて。

これも久しく言われ続けているけど、日本では塾業界儲かりまくり、宿題をお断りすると不真面目で協力的でない親扱いされたり、学校が宿題を出さないと言ったら、必要だ!と親が大騒ぎするレベルが日本。

フランスでは、塾って何するの?学校で学んだ内容と同じことを学ぶの?何それ?という感じらしい。確かにー。塾が必要な時点で学校教育が破綻しているのがよくわかる。だって、できる子が置いてけぼりなんだもん。退屈なんだもん。

本腰いれて、えらい人たち、何とかしないとね。

夢中力

秋、自然の中で遊べるイベントが数多く開催されていて、忙しく参加している。

先日参加したイベントで、TAKE-1グランプリという、木を使って車を作り、デザイン性とスピードで競うという催しがあった。カメちゃん、もちろん参加。恐らく参加者の中で5年生のカメちゃんは最年長に見えた。他な子は低学年か未就学児で、もちろんお父さんが大活躍、お父さんが主体となって車を作っている子が多い感じだった。

カメちゃんは手伝ってとも言わない。私も手伝う気はなく、花炭づくりにはまって、栗のとげとげや、松ぼっくりを炭にして楽しんでいた。

花炭。栗がウニに、松ぼっくりのお尻がお花みたいに見える。

TAKE-1グランプリ、レースの時間。1回戦、カメちゃん敗退。敗者復活戦もあるから、敗退後、カメちゃん再度車を改造していた。敗退後、車の改造するのはカメちゃん一人。もくもくと何かしている彼をみて、なんだか頼もしく感じた。

前の丸い飾りの上にトマトの飾りがあったのだけど、はがしてボンドが剥き出しに。。。

車輪をもっと大きなものに交換して、車の前に着けていた飾りを取っていた。「かわいかったのに、何で取ったの?」って聞いたら、「空気抵抗を少なくするため」って。ほっほぉ~

敗者復活戦、スタート位置に車を設置するカメちゃんが、面白かった。レースは、竹を半分に切ったコースが5本、そうめん流しをするような竹の上を走って行う。スタート位置への車のセッティング、他のみんなは指定された色のコースにポンっと自分の車を置いて終わり。そんな中、カメちゃんは30秒くらいかけて、置き方?置く位置、スタートしたらちゃんとタイヤが動くかみたいな事を念入りに調整している。

あまりにも必死に調整していて、横のコースの親子が車を置けない、という状況に、私は苦笑。

スタート位置担当のスタッフさんに「なんだかオリンピックの重要レースに挑むトップアスリートみたいですね」と笑いながら言って、スタッフさん、近くにいた保護者の方と笑いあって。

いよいよ、敗者復活戦スタート!そして、なんと、カメちゃんのトマト号が1位になった!びっくりー笑 びっくりしている私にスタッフの方が、「あのスタート位置の調整が良かったですねー、お母さん笑ってたけど、あの本気度が重要ですよ」と言ってくれて。本当にそうだと思った。

私から見たら、遊びのレース、なんだけど、カメちゃんは本気。負けたら改善点見つけて調整するし、スタート位置もびっくりするくらい本気で調整する。

一緒に遊びに行った友人が、夢中力があるね!と言ってくれた。本当だ。カメちゃんには夢中力がある。とっても誇らしい。

いじめを放置する大人たち

何となーく、感じてはいたけど、ハスちゃんのクラスのいじめ、なくなっていないようだ。

ハスちゃんは4月末に暴言陰口などに耐えられなくなり、1か月休み。その間学校はもちろん教育委員会、各方面に相談対応依頼をした。そしていじめ加害者と物理的に席を離す、などの措置をとって頂き、6月1日にハスちゃんは再登校した。担任が加害者家庭と話し合いもして頂き、直接的に暴言陰口を言われることはほぼ無くなったようで、1学期は登校した。

ただ、そのようないじわるな加害者がクラスの中心的存在で、とりまきが5-6人いる状態、クラスの雰囲気は悪い、居心地悪いし、楽しくないにきまっている。2学期始まって1週間ほどたって、ハスちゃんが「もう学校嫌だ行きたくない」と言った。そこからハスちゃんは登校しないでフリースクールを選択した。

担任の先生他、学年主任、管理職の先生にも、私は娘を守ります、守れますが、娘がいなくなったら、ターゲットが他の子に代わって、いじめは続きますよ。新たな被害者が出るだけです。被害者のケアより、加害者のケアが大切で、そこをしないとこの問題、解決しません、と何度も伝えた。

思った通り、大人たちは、いじめ加害者に関して何にも影響力を持っていない。ハスちゃんと同じクラスの女子、2名が同じ子からの言動などで傷つき、保護者が悩んでいる。同じ生徒からのいやがらせで3名もの生徒が登校できない、しづらい状態になっている。学校のいじめ対策の無策さ、周りの大人の無能さにショックを受ける。腹立たしい。

ハスちゃんのクラスメート2名の親は、学校なんかいかなくてもいい、でも行ってほしい、という複雑な気持ちで揺れている。私も散々感じてきた苦しい悶々とした感情。でも、それでは子供はもっと苦しいんだよなぁ。

いじめ加害者はちょっと注意されただけで、普通に登校を続け、被害者が学校に行けなくなる。これが今の日本の現状。

いじめ加害者を速やかに隔離、カウンセラーがいる部屋、保健室などで保護することが一番大切な気がする。けど、それができないのが学校。

大人からくる意見は聞くな

ハスちゃんカメちゃんが幼いころは本当によく読んだ絵本の作家、五味太郎さん。五味さんワールドは独特で、とっても好きだった。そして知人がFBでシェアしていた記事、”(10代の君へ)大人からくる意見は聞くな”が秀逸だった。

大人には大雑把に分けると2種類、充足した人間と、そうでない人間がいる。
若い人に色々言う人は、「自分に不足があって言ってくるんだ」と五味さんは感じてた様で。 充足している大人は、無言で穏やかに若者を見ていて、質問されたら丁寧に答えてくれるような人。

だから、あえて今の若者に何か言うなら、「大人からくる意見は聞くな。必要だったら、自分から質問しなよ」。参考になるのは、自分からは言ってこない穏やかな大人だから。


だから、心ある大人はガキに何も言わないでやってくれ。「その一線を越えるとダメだ」ということ以外は、ぐっとこらえてほしい。問題をつくっているのは、いつも大人。そのことに気づかない限り、社会は是正できないよ。

朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/DA3S15399923.html?fbclid=IwAR156H048jzMBvy8LVWBJe1StgSaIsLQ4aMGR_6yVBOUqjhhdxY3Afzt-3Y

まさに私が目指したい大人像でした。命や安全、人権を守ること以外、ぐっとこらえて子供を見守りたい。

ハスちゃんにすぐこの記事を読ませた。読んで、「うん、そうだね、そうするよ」と納得した表情で言った。ハスちゃん、納得できる理由なしに意味ないルールを強制してきたり、意見したら先生のいう事は絶対!みたいな学校が嫌な子だから。響くよね、これは。

不登校ということ

“不登校” この言葉が持つなんだかネガティブでくらーいイメージ。不登校の子は、他の大多数の子が出来ることができない、ダメな子。勉強する意欲もない。部屋に引きこもってゲームやネット中毒で朝晩逆転している。こんな感じだよね。

ハスちゃんは今”不登校”、学校に行かないで、行ける日はフリースクールへ、という生活を選択している。朝7時に起床、朝日を浴びる為に服を着替えたら30分散歩へ出かける。帰ってきたら朝食してお弁当のおかずの準備。そして8時40分からはオンラインで学校の授業を受講する。体育や道徳、総合などオンライン受講しない教科の間にフリースクールへ移動。夕方は洗濯を入れ、お風呂を洗い、9時半には就寝。こんな感じの生活で、思いっきり健全。物理的に学校へ体が行っていないだけで、規則正しい生活を送り、誰に監視されるでもないのに、学んでいる。

学校に行って、心無いクラスメートに嫌な事言われたり、自分に言われたわけじゃないけど、クラスメートが発する不快な言葉にストレスを感じたり、先生は指示強制するし、そんなネガティブな出来事が無いので、ハスちゃんにとってはいい選択ができた、と思った。そしてこの2週間くらい、あまりフリースクールへ行かなくなっていた。

1時間目からぎっしりオンラインで授業を受けたい場合、フリースクールへ移動する時間が取れない。そんな日が続いていた。部屋で一人でオンラインで学ぶ日々。フリースクールへ行っても、周りの子はみんな一日中ゲームをしてたりして、あまり会話をする機会もなく、そんなに楽しくはないと聞いていたし、まぁ、いける時、いきたい時だけ利用すればいいね、と思っていた。

つい数日前、お風呂に入ろうと思ったら2階のハスちゃんの部屋から、話し声が聞こえた。ガラケーを持っていて、一人だけ同級生の連絡先を登録している。その子と話してるのかな、めずらしいな、でもいいね、同世代のお友達と楽しそうに話すのってやっぱいいね、と思って。ハスちゃんの携帯のプラン、通話10分まで無料、それ以上はとっても高い通信料がかかるので、ハスちゃんに「通話は10分までよ」と小声で話しかけると、ぴたっと話し声が止まって。

ハスちゃん、携帯で話してはなかった。一人でしゃべっていた。あんな大きな声で?なんだか楽しそうだったけど。もしかしたら、空想の世界に浸ってたのかもしれない。混乱した私との会話の中でハスちゃんは「さみしかったから」と言った。さみしいよね、そうだよね、とその言葉が私の頭の中をこだまする。

お風呂に入って、少し落ち着いて。ずっと一人で家でオンライン授業を受ける日々を送るハスちゃんのことを考えると、そりゃさみしいよな、と。今の状況を少し変えたいな、と思って。自宅以外の場所に行き、スタッフやその場にいる子に挨拶をし、フリースクールでオンライン授業を受けることは、ハスちゃんにとって重要なのでは?と思った。いくら周りの子がゲーム漬けで会話が出来なくても、 多少の挨拶はするし、家族以外の人に家の外で会う、ということはハスちゃんが自分は社会の一員だと認識する為には重要なことなんじゃないか、と思って。

フリースクールがただの居場所で、ワクワク学べる場所じゃない、行くのに片道30分かかるし、行く時間がない日もある、なんて色々思っていたけど、そんなんじゃない。家以外にハスちゃんがいれる場所がある、ということはとても大切なことなんだ、私以外の大人と接することも重要だ、と思った。

お風呂から上がって、ハスちゃんに、独り言いう事はおかしいことじゃない。どんどん言えばいいよ。ただ、来週からはできるだけフリースクールへは行くことにしよう!と話した。ハスちゃんも納得していた。

不登校、深い。

カメちゃん運動会の余韻

カメちゃんが通うイエナプラン教育校の運動会、児童が競技を考え、運営をする運動会。開会宣言の教頭先生、ご挨拶された校長先生以外、本当に先生方が目立たない運動会だった。

とはいえ、児童が主体的にイベントを企画運営することへのサポートは、指示したことに従わせてイベント運営するよりも、各段に大変な仕事だったのはよくわかる。カメちゃん、ハスちゃんが幼い時、そして今でも、お料理手伝う!って言われた時のあの感情。やらせたい、やらせたほうがいいのは分かってる、でも面倒くさいなぁ、という感情を思い出す。未熟な子どもに何かをさせるのって、見守る大人には結構ストレスで、大変なんだよね。先生達の苦労がよくわかるし、本当にありがたい。

運動会から帰宅して、私が録画したカメちゃんの有志を鑑賞。カメちゃんの見せ場をことごとく撮り逃している私。カメちゃんがペアになった1年生の男の子が平均台を渡る時、手を繋いでサポートしてあげている所、逃走中で、ハンターから逃げ切って、終了間際ハンターの前に横になって煽った所、相手の城を撃破して、サッカー選手がゴール決めた後にやるように運動場を両手広げてウィニングランするカッコつけてる様子、全部ちゃんと撮れてなくてブーブー言われた。

何度も何度も、運動会の動画を見るカメちゃんを見て、あぁ、よかったねぇと思う。あんな運動会、本当に他にはないよね。

保護者2名と今後の予定についてLINEする時、やはり運動会よかったね、楽しかったね、というやりとりになって。しばらくこの感動の余韻が消えないと思う、とか、もう今から来年が楽しみ、とか、とにかく親が運動会に感動していて。わかるんだよね、私にはこの運動会の凄さが。ハスちゃんが1,2年生の時の運動会、感情がない兵隊さんに児童が見えた記憶があるから。あの経験があって、私は奄美へ山村留学へ行った。

しばらく私も素晴らしい運動会の余韻に浸ります。

カメちゃん運動会

今日はカメちゃんが通う小学校の運動会。縦割り6チームに分かれ、子供たちが自分たちで考えた競技で争う。1年生から6年生までのチーム、6年生の団長は、低学年をもチームとしてまとめる大変さを感じただろうなぁ。

各チームが考えた競技を実践して、修正する、という作業も、素敵だと思う。アイデアとしてはいいと思っても、いざやってみると色々とうまくいかないこともあるもんね。大人の視点から、本日本番見て、あそこはあーした方が盛り上がるなーとか感じる部分がもちろんあって、そこに子供が気づいて、また来年に生かすことができたら、最高だね。

開会式から、運動会の雰囲気が、他の学校の運動会とは違う。子供たちにきびきびと軍隊のように動くことを全く求めていないことがわかる。各チームが、旗を持って、客席に手を振りながら思い思いに歩いている様子、まるでオリンピック選手団!なんだか素敵だったよ。

いろんな競技があったけど、企画したチームが道具の準備や、司会進行を務め、本当に子供たちが主役。大人にやらされている感が無くて、すがすがしい。ハスちゃんが2年生まで通った小学校では、勝手も負けても能面のような表情で拍手をしていた子供たちを思い出して、ここは別世界だと思う。みんながそれぞれ、感情を爆発させて、楽しんでいるように見えた。

カメちゃん、全6競技に出場し、大活躍していた。さすがどんぐりっ子、外で遊びまくって成長してきただけあって、何をやっても凄い。敵陣地の城を倒す今日日では、城を破壊したし、お玉にピンポン入れて走るとこでは、お玉持ってる?ってくらい普通に全力疾走。本当にイキイキと輝いてたぁ。カメちゃんだけじゃなく、みんな、輝いてた。

こんな運動会だったら、運動好きの子はもちろん、運動嫌いの子でも楽しめるんじゃないかなぁ。全国の小学校の管理職、先生方に是非見ていただきたい運動会でした。