数学みたいだねぇ。

ハスちゃんと英語をやっている。中1の学年末に、あまりにも英語ができないことが判明して、やることにした。

週1くらい、時間をとってやればいいかな、と思っていたけど、中1の英語が全然できてないから、今は毎日やっている。

平常文を、疑問文にする、という練習をした。

He plays basketball everyday. を疑問文にすると、

Does he play basketball everyday?  Doesに動詞についていた三単現のsが吸収されて、動詞からはsが取れて原型になる、と説明したら、「へぇ、数学みたいだね」とハスちゃんが言った。

数学みたい、だなんて、私は英語を勉強していて一度も思ったことが無いけど、何だかその感想、発言が素敵だなぁ、と思って、「そう?そうかもねぇ」なんて答えておいた。

よくわからんけど、さすがどんぐりっ子だと思った次第。

ハスちゃんとカメちゃんの春休み

春休みのハイライトは、北海道に行ったこと。奄美大島で出会った、素敵なご夫婦、私に体と心の整え方を教えてた師匠、に会いに行った。昨年の今頃、奄美大島を去った時、大好きな染めの師匠に、夏休みに必ず来ます、その時、また会いましょう、と伝えて去った。その染めの師匠は、夏休み前に急逝した。まさか、だった。また会えると思っていたのに。

だから、会いたいと思った人には、できるだけすぐ行動、会いに行くことにする。北海道、やはり行ってよかった。ハスちゃんが鼻炎のような感じで苦しんでいるのを見て、そしてタイミングよくたまにある頭痛で苦しむ私を見て、体の整え方をまた伝授して頂いた。感謝。

カメちゃんは、好奇心満開で全力で毎日を楽しんでいる。どんぐりのお宝問題にも毎日挑戦していて、丁寧に絵を描いて、正解している。お宝問題チャレンジ成功してるねーと言うと、「何かね、とっても簡単に思えるんだ。去年は凡ミスしてたんだろうね」と言っていた。私は、カメちゃんがパワーアップして成長しているからだよ~と言った。とっても誇らしい。

ハスちゃんは、今学校で輝けているとは言えない。けれども、最低限のことを、できる範囲でやっている。とっても賢い、頭が切れる子だけれども、それが成績に反映しないことがわかった。笑。どんぐりに取り組んでいたら、成績もついてくることが多いけど、成績に反映しない特性を持つ子もいる、と糸山先生は仰っているようで。ハスちゃんは、成績には反映しない特性の子だった様だ。

勉強することの意味、なぜ勉強するのか、ということはよく話題にし、話してきた。その上で、勉強するしないはハスちゃんに任せる。テストの点に関してもとやかく言わない、と思っている。思っていた。でも、あんまりにも成績がふるわない、というか、びっくりするくらい、いい点を取るために〇〇する、みたいな気持ちがないみたいで、ま、いいか、と思う反面、大丈夫か、、、という気持ちも湧いてきて。。。

特に、英語。学年末のテストが平均点を下回っていたから、ムムム?これは放っておけないぞ!と思った。私は学生時代、アメリカ留学をしたり、外国語大学に通ったり、英語を勉強してきた。英語も話せる。なのに娘がこんな状態で、放っておけない、おきたくない、と思って。

要は、全く単語を覚えていないから点が取れていない。糸山先生のどんぐりっしゅを参考にしながら、押さえておくべきことを確認したり、覚えるべき単語を一緒に確認したり、ハスちゃんの英語学習のサポートを始めた。嫌にならないように、毎日少しずつ。どんぐりっしゅ、とってもいい。これは汎用性のある語学学習だと感じている。

なかなか、充実した春休みを過ごしています。

はじめてのおるすばん

カメちゃん、昨夜は、夜間、ひとりではじめてのお留守番をした。ハスちゃんと2人で、はあるけれど、ひとりは初めて。ハスちゃんが、中高生対象のクッキングイベントに参加するため、私とハスちゃんが留守にしたから。

初めは一緒に連れて行こうと思ったけど、昨夜、WBC日本戦、準々決勝があったから、カメちゃんは家に残ることに。

お米の炊飯予約と、お鍋に味噌汁、を準備して、あとはカメちゃんが目玉焼きを作ることに。夜ご飯の準備、やることリストを準備して、説明して、カメちゃんは「1人でちゃんとお留守番できないと、6年生になれない」。私は、「できなくても6年生にはなれるよー」と笑ったら、カメちゃんは、「ちゃんとやれたら、自信もって6年生になれる」と言った。

最上級生になること、1人で留守番して夕ご飯食べて、自信もって6年生になること、日々充実している感じが、いいなぁ。

外出中、ハスちゃんのガラケーをカメちゃんに託していたのだけど、「ママ、卵焼き、上手にできて食べてるよー」とカメちゃんから電話があった。「ちょっと固くて、ちょっとトロトロ、最高、完璧!」だって。自信ついたみたいね。

六送会準備

カメちゃんは昨日、六送会、六年生を送る会の準備に忙しそうだった。忙しそう、といっても、射的で使う割りばし鉄砲を3つ作っていて、作り終わったらそのまま寝ていた。何個かグループに分かれて会を盛り上げるようで、射的をするグループのお手伝いだそう。割りばし鉄砲が壊れたらしく、カメちゃんが家で作ってくることを約束したらしい。

カメちゃんは、動画を撮るグループだそうだ。でも、カメちゃんは児童委員会メンバーとなり、六送会は初めて児童会としての仕事があるようで。

「あぁ、Tくん、動画大丈夫かなぁ。俺、児童会の仕事があって、動画全然関われてないから。」と仰った。

何だか、出来るビジネスマン的な雰囲気を感じる。笑 あっちにもこっちにも顔出して、あれこれ手伝ったり、仕切ったりしているカメちゃんの様子を想像して、嬉しくて笑える。

六送会、楽しい会になりますように。

読解力とは

どんぐり倶楽部主宰の糸山先生がfacebookで以下のように述べられていた。

読解力とは実は幼児児童期の味わった体験のことです。

久々に、体に電流がめぐるような衝撃を受ける感覚。最近、読解力、について何となく思い巡らしていて、関連するような本を読んで、納得したり、納得できなかったり、してるんだけれども、この糸山先生の言葉が、突き刺さった。

感覚的にこれこれ!と思う感覚。

ハスちゃんカメちゃんは、二人とも読解力がある。国語のテストの点がいいとかそういうことではなく、読解力はある。漢字学習、特に書くことには注力していないから、テストにでる漢字は全部書けない、ということもあり、テストの点はそんなに良くないかもしれない。でも、読解力がある。

確かに私は、ハスちゃんカメちゃんが色々な体験を味わえるように腐心してきた。その体験とは、友達と喧嘩して仲直りする、とか、そういう幅広い意味での体験。自然の中で遊ぶ体験も、かなりしたね。その体験を、どんぐり問題に取り組むことで確実に思考力をつけてきている実感がある。感覚的な話なんだけれども。

あぁ、この言葉、しばらくまた私の中で反芻することになりそう。

人生で有利になる学び

カメちゃんが通う公立初のイエナプラン教育校は、小学校しかない。卒業後のことを、在校生の保護者は心配している。せっかく育った自主的に学ぶ力を、また普通の公立の中学校に行くことで、無駄にしないか?勿体なくないか?と。

先日、お風呂の中でカメちゃんが「小学校卒業したら、中学校はハスちゃんが行ってるところに行くの?」と聞いてきた。受験をしないなら、今のところあそこだね、と答える。同級生の〇〇くん、〇〇君も行くって言ってたよ。と。カメちゃんは、それならあの中学校でもいいかぁ、なんて言う。そして、以下のように言った。

「じゃあ、中学校になったらまた黒板で一斉授業に戻るってことだよね?でも、今ブロックアワーで自分で勉強することを学んだこと、人生で有利になるよね」

びっくりした。こんなにも立派なことを言うようになったかぁ。本当に、今、イエナプラン教育校で学んでいる事は、人生で有利になるはずよ!

子供がルールを決める

学校の当たり前をやめた、で著名な工藤先生が、” 日本全国で子どもたちを信じて学校運営を任せましょう! “とフェイスブックで書かれている。本当に、そう思う。だって、そうしたら、子供がぐんぐん成長するから。それを目撃中だから。

カメちゃんが通う、公立小学校初のイエナプラン小学校では、かなり子供が学校運営に関わっていると感じている。

先日、放課後の遊ぶ時間に関し、こんなことがあった。冬は日没時間を考慮して5時まで校庭を開放するということになっていたけど、日が長くなり、5時はまだ明るくなってきた。子供達はもちろん、明るいからまだ遊びたい。帰ろうとしない。

一応、学校から5時までと言われているから、私は親として5時までの約束だから、と伝える。その地域で生まれ育った子達は、「おれんち、暗くなるまで遊んでいい」とか、「明るくなったから6時まで遊んでいい」と言う。

学校が定めたルールと、家庭のルールに齟齬が生じていた。学校にも学校の事情があるかもしれない。でも、明るくなったからもっと遊ばせてやりたい、できれば校庭で。そんな思いがしばらく頭から離れなかった。そしてある日、「もう5時だぞ!帰りなさい」とある先生に子供達が声をかけられ、子供達が口々にいろんなことを言い、反抗的な態度をとったのを見て、意を決して学校に連絡した。

明るくなったから、できれば校庭を6時まで開放してほしい、そしてそれにより、先生への負担がかからないよう、と伝えた。そうしたら、わかりました、子供達と話し合ってみます、と言われて。ちょっとびっくりした。

校庭で何時まで遊ぶか、は学校側、先生達が決めることだと思っていた。だから、子供達と話す、の?必要ある?と思ってしまった。でも、先生は、この学校のやり方は、話し合って決める、なので、みたいなことを仰って。

翌日、カメちゃんを5時に迎えに行ったら、もちろん男子数名で元気に遊んでいた。「もう5時よ、帰ろう」と声をかけると、そこにいた男子全員が「今日、みんなで話し合って6時まで遊んでいいことになった」「ぼくたちみんなで決めたんだ!」と口々に言う。いつもは私に対して話すことは無い、大人しい感じの子まで話してくる。

その子供達の様子が、とっても自信にあふれていて、誇らしげだった。それが素敵だと思った。自分たちが話し合った、自分たちがみんなで決めた!と凄い言う。それが子供達をこんなにも自信あふれる感じ、誇りを与えているんだ、と感じた。そんな素敵な機会を与えてくれた先生たちに感謝!

これが、子供の自律を促す教育、なんだね。

後日先生にお礼を伝えたところ、その話し合いをした時、日没時間を調べる子がいたり、おもしろいですよ、と仰っていた。人を説得する力がつくよね。

子供にルール作りを任せる、学校運営を任せることが、自律させる為の最適な方法だと思う。

児童会長ならず

カメちゃん、児童会長への夢は叶わず。残念でした。

全校生徒、先生による投票で決まる選挙。昨年4月に転入し、11か月この学校で過ごしたカメちゃん、そして対抗馬はこの地で生まれ育ち、5年間この学校で過ごしてきた児童。高学年クラスとは交流も多く、カメちゃんを知らない子はいないだろうけど、低学年とはやはり交流が少なく、 冷静に考えたら、 知名度で対抗馬の児童たちには負けていたね。カメちゃんは選出された子は低学年にも有名なんだよなぁ、と言っていました。

でも、先生はカメちゃんもかなり票を集めたんですが、残念でした、と言っていた。1年足らずしかいないのに、カメちゃんが充実した学校生活を送っていて、周りの児童にもいろんな刺激、影響を与えられているんだと思った。1年生の時からいたら、選挙勝てたかもね。選挙前に、俺が選ばれると思う、と自信満々だったカメちゃん、それが何よりも母として誇らしい。

1年生の子を持つ友人は、「カメちゃんが児童会長だったら、楽しかったのにねぇ~」と言ってくれて、横にいた息子さんは「ぼくはカメちゃんに投票したよ」と言ってくれて。うれしいねぇ。

本当に、児童会長キャラじゃないカメちゃんに、いわゆる、一般的なイメージではだけど、児童会長に立候補したいと思わせてくれる学校運営をされているんだなぁ、と、先生方に感謝。

先生に、5名も児童会長に立候補ってすごい多いですね、と言ったら、当初はもっと手を上げていた子がいるんだけど、流石に多すぎるとなり、少し話し合い、手を下げた子がいるんです。とのこと。いやぁ、活気があっていいことです。

ノンバーバルコミュニケーション

放課後、学校の運動場で毎日遊んでいる。高学年の男子5-6人で遊んでる。カメちゃんは徒歩で帰れないので、私が迎えに行くのだけど、昨日は迎えに行ったらカメちゃんが泣いていた。先生が横で話を聞いてくれていた様だけど、私が迎えに行ったら「じゃあな」という感じで先生は去って行かれた。お礼を言っておかなければ。

昨日はいつもじゃないけど、たまに遊びに来る、1学年上の男の子A君が来ていた。この子、言動や行動が乱暴なところがあって、何度かカメちゃんは喧嘩して泣かされてきている歴史がある。周りの保護者が、あの子は悪い、で有名、と教えてくれるような子。できるだけ、変な色眼鏡でその子を見ないように、レッテル貼らないように、気を付けている。

カメちゃんは、昨日の喧嘩の理由を「A君が勝手に仲間に入ってきて、」と話した。私はそこが引っ掛かり、「勝手に仲間に入る、って、同じ学校の生徒で顔見知りなのに、一緒に遊ぶ時に誰かの許可がいるの?」と聞いたら、大体、僕も入れて!とかよして!って言うから、と言う。

幾度となくA君とぶつかってきた経緯があるからか、カメちゃんはA君とはできれば一緒に遊びたくないんだろうな、だからA君が現れたら仲間に入ってきてほしくないと思っているんだろう。

私が「カメちゃんが、勝手に仲間に入ってきた、と思っているから、A君はカメちゃんに対して意地悪、乱暴してくるんじゃない?その勝手に仲間に入ってきた、という思いをちょっと何とか変えてみたら、状況は変わると思うよ」と言ったら、カメちゃんは、僕はそう思っても言葉に出してないから、A君には伝わってないと言った。

食事の席で、ハスちゃんも交えてコミュニケーションについて話してみた。人がコミュニケーションをとる時、言葉より、言葉以外の情報がかなり影響力を及ぼしている、という話をした。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアン が発表した法則によれば、 受け取る情報を100%とすると、「言語情報」はたったの7%だそうで。それをカメちゃんに伝えた。ふんふん、と聞いていた。言葉以外の要素が、重要なんだよ。

恐らく、カメちゃんの発する言葉以外の情報が、A君の鼻につくから、いつもカメちゃんは意地悪されるんだなぁ。カメちゃん、結構気が強いというか、一本気なところあるからなぁ。。。

やはり子供が喧嘩して泣いているのを見るのは、心が痛い。その経験がカメちゃんを成長させてくれると分かっているけど。でも、そんな出来事がある度に、いつもは話さない会話ができたり、やっぱり、いいんだよね。

児童会長に選出される夢

カメちゃん、児童会長に立候補したとしばらく前に聞いていて。しかも来年度6年生になる半分くらいの人数が立候補していて、なんかいいねぇ、と思っていたんだけど。昨日放課後帰宅中に、「今日児童会長立候補のスピーチあったよ」と言う。

え?そんな大切なスピーチ、家で一回も練習してないじゃん、ママスピーチ聞きたかったよ。と言ったら、あぁ、学校のPCで作ってるし、覚えてないし、とカメちゃん。パワポ使って作ってるのかな、でも覚えてない、なんて、スピーチのクオリティとしては良くないな、とか色々思ったけど、ま、いっか、と。いい経験したね、と思う。

今朝、学校に送迎中、カメちゃんが「夢でね、選挙当選した夢みた!」と言った。「おぉいいねー!」と言って、本当に児童会長に選ばれるかもしれない、と期待しているカメちゃんを微笑ましく思った。

カメちゃんは一般的な児童会長タイプではないと私は思っているけど、なんだか、いいねぇ。投票日は金曜日らしく。スピーチから投票まで少し期間があるのもいいねぇ。その間、児童会長にふさわしい行動をするんだよ!とは言わないで置いた。笑 いつものカメちゃん、そのまんまでいいじゃんね。