ハスちゃんがお友達と掃除時間にどちらが黒板を消すかでケンカして、突き飛ばされて足をケガしました。と、昨夕担任の先生から電話連絡があった。子供のうちにたくさんお友達とケンカはすべき。ルールを守ればケンカは推奨という立場を取っている私。
我が家の家訓、ケンカのルールとは、一対一でやること、物を使わないこと、相手が戦意喪失したらやめること、仲直りすること。
なのに昨夕、担任の先生にハスちゃんが足をひきずっているので、今帰りますがちょっと外に出てやってください、念のため病院にいったほうがいいかもしれませんと言われて、ちょっと感情的になってしまった。先方の母親にもきちんと起きたことを報告してくださいね、と念押しして電話を切った(ケガした子の親に連絡して終わりにする先生もいるから)
週末の運動会で一輪車リレーに出るのを楽しみにしていて、練習がんばっているのに出られなくなったとしたら悔しいという感情。ハスちゃんとケンカになったお友達は常々乱暴な言動や行動が目についていた。学校でもケンカが絶えない状況でのこの出来事で腹が立った。
担任の先生は穏やかでとてもやさしい方。けれども本当のやさしさ、はきちがえてない?と感じることがあった。乱暴なお友達の言動や行動を母親に伝える時、ありのままの事実を伝えず、オブラートに包んで話している様。母親を傷つけない為の配慮なのかもしれないけど、それでは何も改善しない。
2学期最後の保護者懇談会で、ケンカが多すぎる状況を打開しなければという中、「最近子ども達の言葉が気になります、人の気持ちを傷つける言葉は使わない様にご家庭でも話してください」と担任は話した。それでは何も変わらない。。。もっと具体的に、○○ちゃんがこんな発言をしたなど事実をしっかりとシェアしないと。親としては状況すら把握できない。よって何も対策が練られない。だめだこりゃ!と思いながら夏休みを迎えた。
そんな中で、ハスちゃんがケガしましたと連絡をもらい、腹が立った。少し時間がたって落ち着いて、乱暴なお友達は困った子じゃなくて、困っている子なんだということを再確認。やってしまったことを怒るのではなく、どうしたらもう同じことを繰り返さないか、が大切なんだと思った。
残念ながら持って生まれた気性の荒さは注意されても変わらない。この子は思い通りにならない時、暴言を吐いたり、暴力をふるう子なんだ、と分かっている。その子とケンカになりそうになったら、引くこと。暴言で心が傷ついたり、暴力ふるわれてケガすることから自分を守ること。「負けて勝つ」ことを覚えようねとハスちゃんと話した。
素敵なようちえんとフリースクールの園長のコラムを思い出した。
行動ではなく気持ちによりそう。それが大事。夕方、乱暴なお友達の母親が誤りに来てくれて、その時「○ちゃんを怒るのではなく、カッとなった時にどうやったらその感情をがまんできるかを教えてあげて下さいね」と話した。
幸い足は少しびっこをひくくらいで、大したことはなかった。よかった。昨日こんなことがあった今日、タイムリーなブログに出会った。
やってしまった事を怒って謝らせるのではなく、しっかりとその時の感情に寄り添い、傾聴する大人。そんな存在が子どもを成長させるんだなぁ。勉強になります。