親子とは

昨日、考えさせられる出来事がありました。

放課後、お友達と外で遊んでいたカメちゃんが、5時のチャイムがなってしばらくして帰ってきました。少しして、一緒に遊んでいた同級生の男の子S君が”カメちゃん!”とウチに来ました。カメちゃんの忘れ物を届けてくれたのかな?と思ったら、「僕のベイブレードの小さな部品がなくなったから、カメちゃんのお母さんと一緒に探して!」と言っています。

夕飯の支度をしながら、”え?!私???”と不思議に思いました。カメちゃんが「なんで僕のお母さんなの?自分のお母さんに言ったら?」と言ったら、「お母さんがね、無くなった場所の近くの家の大人と一緒に探してもらってって言ったの」とS君は言います。

S君の母親、そんなこと言わないよなぁ。。。と思っていたら、「僕のお母さんは夕ご飯作っているんだから、邪魔しないでよね」と言いながら、2人で外へ出て行きました。で、またすぐにカメちゃんが家に戻ってきたのだけど、どうやらS君も一緒。S君がカメちゃんに「ねぇ、お母さんを呼んできて、一緒に探してもらう」としつこく言っています。私も何で私なん?と思いながら、多分”5時のチャイムが鳴ったら、大人と一緒の時以外は帰宅する”というルールを厳しく言われているんだろうなぁと思いました。だから私に来てもらいたいんだ、と。

そんな事はわからないカメちゃんは、「だから、僕のおかーさんは今忙しいの!勝手にウチに来るな!」と主張している。

大人と一緒に探せばいいのだから、自分のお母さんに事情を説明して来てもらったらいい。けれどもS君がそうしなかったのは、お母さんに怒られたくなかったから、お小言言われたくなかったからなんだろうと思いました。

子どもが失敗したときに頼ってくれる親でありたい

ハスちゃんとカメちゃんに、S君が無くしたものを一緒に探してあげて!とお願いして、3人で探しに行ったら、すぐ見つかったみたいで5分くらいで戻ってきました。

カメちゃんに、「S君のお母さん、多分あんなこと言わないと思うな」と言ったら、「うん、S君ね、家に戻ってないよ、バイバイって別れてからあんまり時間がたたないうちに僕のウチに来たもん!」とカメちゃんは言いました。

そうだよね、と笑ってしまった。お母さんには言いたくないけど、落としたものを探したくて、でも5時過ぎてるから大人の人に一緒にいて欲しくて、ウチに来たけど、上手く説明できなくて、変なウソついちゃって、こんがらがった。。。

日頃から口うるさくしていると、トラブルを起こした時に、親に言ってくれない子どもになるんだなぁ、と感じた出来事でした。カメちゃんの冷静な状況判断力にも感動しました。ちゃんと育っているね。