失敗をおそれる心

どんぐり倶楽部では、子どもが100点のテストを持ち帰ったら、褒めないで「あー100点だとこの中にはお宝がないねー、次はお宝よろしくね~」という感じで対応することになっています。 テストで間違った問題=お宝、です。 初めは「え、なんで?!」と思ったのですが、今ならそのわけがよ~くわかる。どんぐり倶楽部の奥深さを感じています。

先週末、同じ学校のお友達が遊びに来てくれました。天気が悪かったから室内で遊んでいたのだけど、ハスちゃん、カメちゃんが、ラビリンスというボードゲームをやろう!とその子を誘いました。

「やったことないから、やりたくない」と、その子は断ります。

ハスちゃんは、大丈夫誰でもできるよ、やってみよう、と何度か誘うのですが、そのお友達は、頑なに拒み続けるのです。

前にそのゲームやったけど好きじゃなかったとか、今そのゲームの気分じゃない、ということならいいのだけど、
「どうせ勝てないし」「上手にできないと思うから嫌」と言い続けるその子を見ていて、私はなんともいえないブルーな気持ちになりました。

何事も挑戦!

楽しいはずの遊びですよ!やったことないけど楽しそう!やってみたい!という気持ちにならないで、失敗したらいやだ、まけたらいやだ、上手にできなかったらいやだ、という気持ちに、1年生の子どもがなるということについて、私は暗い気持ちになりました。

負けていいの!失敗してもいいの!間違えてもいいの!

そんな声掛けを親がしてあげないと、子どもは学校でとんでもなく臆病な子に育ってしまう。怖い。とても怖い。

そのお友達が帰ったあと、耐えきれずハスちゃんカメちゃんと家族会議。どんどん失敗しよう!失敗は宝物だよ!未知のことにどんどん挑戦しよう!楽しいことを見逃しちゃうよ!と熱く話したのでした。