学校の先生が”自主学習”という言葉を発すると、ぐったりする。
私にとって”自主学習”とは、
自分で疑問や課題やを見つけて、自ら考え、深く学ぶこと、であってほしい。
私が考える自主学習を行うためには、ある程度の自由が必要だと思います。
自由というのは、誰にも指示されず、自分がやりたいように過ごす時間。
子どもにとって、ぼーっとする時間はとても大切だと思っています。
なのに、今の学校は自由時間を奪うほど、児童に何かをやらせたがるし、
放課後は、親が習い事なんかで子どもを忙しくする傾向がある。
あと、子どもが放課後自由時間を奪われるNo.1が宿題。
楽しくない、やりたくないことだから、どうしてもダラダラやってしまい、時間がかかる。
朝から学校でたくさん勉強してきて、やっと解放された!のにね。かわいそうに。
そして、4年生くらいになると、プリントやドリル、日記などの決められた宿題プラス、
自主学習という課題を出す先生が多い。
普通の宿題だけでも終わらすのが大変なのに、その上自主学習をさせるというのは、
私としたら、謎。
自主学習は何をしたらいいかわからない、とある親子が悩んでいた。
仕方がないから、その日に学校で勉強したことを、復習して行ったら、
「それは自主学習ではありません」と言われたらしい。
自主的に学びたいと思ったことを勉強する、のでは不十分で、
何でも良いから題材を見つけて、それについて調べたり、調査したりして提出させたいってこと?と
私は”怒り”すら感じた。
そして学期末の懇談会。
自主学習で何をしたらいいかをいつも子どもが悩んでいます、とその母親が発言した。
先生は、「疑問に思ったり、不思議だなと思ったり、そんなことを見つけて、勉強してほしいんです。
勉強って言われてやるだけでは意味がないって思うんで、自主的にやってほしいので」と仰った。
だったら、子どもに普通の宿題を出すのをやめたらいいのに。
自主的に何かを勉強するためには、自由な時間が必要なのに。
その時間を奪っておいて、何という発言。。。
呆れました。